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今の高校生は、物理や地学を履修しないのでしょうか
私が高校生だったときは、物理、化学、生物、地学は全部必修でしたが、 今の高校生は、物理や地学を全然履修しない人が多いとは本当でしょうか。 最近の理科離れとは、高校の履修要項の改正が原因なのでしょうか。
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>私が高校生だったときは、物理、化学、生物、地学は全部必修でしたが、 1970年代のぼくもぜんぶやりました。そのうち受験科目(ぼくは「物理」・「化学」)は,3年生までやる仕組みでした。大学理学部では物理・化学ではない系統を専攻しましたが,基礎はやっているので,おおきな問題はありませんでした。 >今の高校生は、物理や地学を全然履修しない人が多いとは本当でしょうか。 多いかどうかはわかりませんが,選択制であり,かつ各科目のダイジェスト合体版である「理科総合」でもセンター試験を受験できます。ただしまっとうな理系では,中学理科に毛が生えたていどの「理科総合」なんか課しません。 高校によっては,「地学」を開講しない(地学を専攻した理科教諭もいない)ところもあります。これは,地学に関心がある生徒の学ぶ権利を,はげしく侵害していると思います。都道府県の人件費に余裕がないなら,複数の高校を曜日毎に回って「地学」を教える教諭を置くべきだと思います。 >最近の理科離れとは、高校の履修要項の改正が原因なのでしょうか。 1970年代くらいまでは,「理系にあらずんば人にあらず」の雰囲気もありました。高校の廊下に掲示される「成績番付」の上位は,ほとんど理系クラス生徒。いま地方国立大学理学部の最低線がセンター6割というのは,信じられない現象です。このていどの脳味噌には,高級な基礎理学なんかとうてい無理 爆。 「最近」がどのくらいの期間を指すかわかりませんが,「ものづくり」の高度経済成長期がすぎ,かつ公害が国民周知の問題になってから,理系が地盤沈下してきたように思います。ものをつくるより,カネやモノを右から左に流したほうがもうかる。
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- ffaj1372
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30代女性です。 現在の話でないのが申し訳ないのですが、私が高校生の時、理科は半選択制になっていました。 ちなみに、県立の田舎の進学校の話です。 私が居た普通科コースは2年生で文系理系と別れることになっていました。 1年生のときは、全員が化学IBを履修してたと思います。 私自身は理系科目が得意だったのですが、諸事情で文系に進みました。 2年生で文系でも理科の時間が有り、「物理、生物、地学」の中から選択という形になっていましたが、あくまで建前で、2年生では文系全員が生物を履修していました。 私の第一希望は地学でしたが、希望者がかなり少ないという理由で地学の履修はできず生物を履修するように言われました。 文系だと、進路的に「物理、地学」を選択する人は少なかったためです。理系においても同じような理由で、地学の授業は行われず、生物・物理だけだったようです。 15年も前の話なので、現在のことに即してないかもしれませんが、流れとしてはそのころからあったのだと思います。 私自身は、理科がものすごく好きで、特に気象学や天文学の「地学」と実験のある「化学」が大好きでした。これは、小学生の時から気象学や天文学に興味をもっていて、そういう本を読んだりする子供でした。実験は、子供ながらに「遊び」感覚でできる楽しいものでした。 私のようなパターンは珍しいのかもしれませんが、入試ありきで勉強している今の子供たちにとっては、理科はあまり面白みのないものかもしれません。 最近の理科離れが高校の履修要項の改正は原因というよりも、その前の小学校中学校での理科授業が面白くなければ、理科離れは進んでいくのではないかと思います。
お礼
貴重な体験談をお聞かせいただき、ありがとうございます。 大変参考になりました。
お礼
理科総合というので学習するのですか。知りませんでした。 教えて頂き、ありがとうございます。