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発達障害と申請制限について
- 発達障害による仕事の失敗が続き、自信喪失している。
- 発達障害の診断を受けた場合の制限や申請について知りたい。
- 診断を目的としており、治療や付き合い方を工夫したい。
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大きなトラブルなく学校(高校以上)を卒業なさり、一般就労(障害者雇用であったり、jobコーチ等の支援を受けていないという意味です)をそれなりに継続可能であるようなレベルの方々は、典型発達者と発達障害者の重なり合った状況の立場にいらっしゃいます。 グレーゾーンという言い方がなされることもあります。 「健常者」と「発達障害者」の境界が存在するわけではありません。 確かに支援体制の容量との関係で社会的に「障害者手帳」を発行するかどうか?という基準となる「境界」自体は、(その時々の情勢によって動くものの、)それなりに存在します。 「自立した生活を営む能力がある」という理由で、障害者手帳を取得できないレベルの方々に発達障害の特性が無いか?と言えば実際には障害者特性はあります。 障害者の認定を受けた方々と共通の特性を多く持っている方であっても、社会的に成功している方々に対して「障害者」とは言わないのです。 これらの方々に対して、「発達障害者」のレッテルを貼るかどうか?というのは、医師によっても異なりますし、同じ医師によっても異なるというのが実情です。 その方が「置かれている立場」「周囲のサポート体制の在り方」などにも関係します。 (これは、他の疾患でも起こることです。 うつ傾向、適応障害、うつ病、それぞれ境目程度の状況のときには、投薬が必要かどうか?とか、支援が十分か?などの状況で治療方針が変わりますよね?) 発達障害が世間的に結構知られ始めた(新聞やTV上で見かけることが増えはじめた)時期では、比較的「発達障害者」の側に入れるような形で本人に伝えられたことが多かったようにも感じています。 その後、障害者という言われ方をしたためのデメリット(やる気を失ったり、何でも障害のせいにして逃げたり)が目立ってきた時期、そして同時に、支援体制が追いつかなくなってきた時期になってからは健常者の側に入れるような伝え方がなされることが増えた印象です。 おそらく、現在はその方の必要度に応じた落ち着いた対応となってきているのではないかと思われます。 (障害者手帳を申請するかどうか? 就労や生活に公的な支援が必要かどうか? 本人の意思等) カルテの上に便宜上の診断名を書くということと、世間的にその診断名を公表するということには隔たりがあります。(たとえば、脳腫瘍等を考えて頂ければ、それを、いつ、誰に伝えるのか?というのは、ご本人のプライバシーであり、余程のことがなければ、本人の承諾なく第三者に伝わることは無いということを考えて頂けば理解しやすいと思います。) それでも、ご本人への伝え方というのは、やはり医師個人の姿勢が大きく関与する部分です。 ADHDとしての服薬を継続なさるのであれば医師のカルテの上で疾病名自体は着くことになるでしょうし、服薬するお薬の内容(種類や量)によっては医師の判断で制限なれる行動(眠くなるようなお薬を服用している時には自動車等の運転を行ってはいけない等)はあり得ます。 行動上の制約には、単に特性に関しての診断があったか?ではなく、「投薬が必要かどうか? 治療が必要かどうか?」という点が絡んでくるはずです。 というのは、実際に活躍なさっている医師の複数名が、ご自身を「ADHD]であるとか、「発達障害がある」と公言なさっていますが、医師免許ももっていますし、国立大学の教授であったりというお立場を維持されています(当然に国外への行き来もなさっています。) この意味で、障害特性と同じ特性を持っているという発言が、医師免許・パスポート・運転免許等には関係ないことが明確ですね? いずれにしても、ADHDかもしれないことの診断をうけることに迷いがあるのであれば、「健康保険」を使わないで診断を受ける、という選択肢があります。 この場合には、病院外に情報が出ることがほとんどあり得ないことになります。 服薬等の継続的な治療が必要と判断されてから健康保険を使うかどうか?を考えるということも可能です。 発達障害特性というものは、0%なの100%なのか?という白黒明確なものではありません。 完全な健常者もあり得ませんし、自立した社会生活が維持できているような方で100%に近い発達障害ということもあり得ません。 誰しも、ある程度は発達障害者と共通の特性を持っているわけであり、結局は程度問題なのです。 医師によっては、そのあたりの「受け止め方」の相談にものってくださる方もありますが、忙しすぎることなどから、診療時間が限られるケースも多いのは残念なことです。 臨床経験の豊富な心理士との継続的な面談が可能でsると有意義なことも多いようです。 ご参考まで。
お礼
回答、ありがとうございます。 確かに発達障害のような特徴をもってても、大きなトラブルがなく生活している方も見えますし、 典型発達者でも、発達障害のような特徴を少し持ってる人もいますよね。 自分は、ただ障害者かどうかよりも、自分がほかの人より極端に不器用な原因が知りたいので、 診断名がわかれば、その診断名を知りたいと思いますし、あと、現時点で就業に支障をきたしてるので、 それらの解決できるものは解決したいと思っています。 それで、もし、診断名がくだったとき、本人の承諾なく、第3者に漏れる心配はあまりなさそうなので、安心しました。 あと、自分は障害者手帳の取得の予定もなく、障害と言っても白黒分かれてないのを判断すると 医師免許・パスポート・運転免許等には関係ないということなので、こちらについても心配ないと判断しました。 でも、健康保険は金銭面できついので、使う予定ですし、 ネットで調べた限りは保険証を使えば、精神科の通院歴は残っても、病名などはカルテ以外記録されないようなので、 そこの部分もあまり、心配ないと判断しました。 精神科に通ったのが、家族や周囲のひとにわかっても、 軽いうつ病などで業務に支障をきたすので、仕方なく精神科に行ってきたと伝え、 今はすでに回復してると言おうかと考えています。 こちら、役に立つ回答をくださり本当にありがとうございます。