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太陽光発電
最近、家の屋根に乗っている太陽光発電パネルは蛍光灯や水銀灯またはLEDの光でも発電しますか? 1Kwh発電するのに何Kwhの明かりが必要ですか? たとえば、夜中に1Kwh8円で電気を電力会社から買って、5Kwh使ったら40円かかりますが、 5Kwhぐらいの明かりを使えが1Kwhぐらいは発電しますか? 1Kwh発電すれば48円で売れるので8円ぐらいは得するかなと思いまして。 あと、なぜ直流で発電した電気を交流に変換するんですか? 家電品のほとんどは、直流で動いているのに、エネルギーの無駄ではないでしょうか? 直流発電→交流変換→送電→直流変換→家電起動。
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>1Kwh発電すれば48円で売れるので8円ぐらいは得するかなと思いまして。 まず1kWhを発電する為に、どの位の大きさの太陽光パネルと、どの位の光を必要とするのか理解されて無い発想ですね。 300Wほどの発電で2mx1mの大きさが必要です。 1kWhとなると、この3.33倍必要です。 しかもこれは、太陽光を垂直照射した場合の最大発電力を表しています。 太陽光の最大照度は100klxと言われているので、この照度で照明の光を照射する必要があります。 蛍光灯40W2灯用の近距離照度が100lx位なので、これを小範囲に1000台敷き詰める必要があります。 これは照明器具の大きさという物理的問題から無理なので、隙間無く並べたとしても2mx1mでは10台ほどしか並べられません。 これでは発電効率も落ち、どれほど発電できるかさえ分かりません。 仮に1000台並べられたとして計算しましょう。 蛍光灯40W2灯用の消費電力は85Wほどなので、 85 x 1000 x 3.33 = 283'050 (W) つまり、1kWhを発電するのに283kWhを必要とします。 LED灯でも、これより20%くらいしか削減できないので、226kWh必要となってしまいます。 この結果は、ご自身でも言われている、 電気 → 発光 → 発電 の図式であり、わざわざ電気を使用して光源にさせた上で発電しているので、発光から発電の工程が無駄です。 >家電品のほとんどは、直流で動いているのに、エネルギーの無駄ではないでしょうか? 無駄ですが、これには家庭内だけの問題に留まらず、送配電の広範囲での問題が絡んできます。 電線には、僅かながら抵抗が有ります。 これは、学校で習う理論では無視してしまいますが、長い送配電線では無視できない重要な問題です。 これが電圧降下を起こし、末端に行くに従って電圧が下がるので、各家庭の電圧を一定に保つ事が出来ません。 直流は電圧変換を容易に出来ないので、大問題です。 これが交流の場合は、変圧器によって容易に電圧を変化させられるので、都合が良いのです。 >なぜ直流で発電した電気を交流に変換するんですか? いいえ、ほとんどの発電が交流でされています。 タービンを回転させる動力で、発電機を回している発電所がほとんどなので、その構造から交流発電しかできない発電所がほとんどです。 直流発電の太陽光発電は、全体から見ると僅かであり、上記の電圧の問題もあって、都合が良い方式が交流であるという事です。
お礼
大変やくにたちました。