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無線通信の信号はなぜアンテナで拾えるの?
無線通信において、アンテナの長さは電波のキャリア周波数によって決められているといいますが、信号(情報)をキャリア周波数に乗せて変調すると、信号の周波数はキャリア周波数と異なるので、そのアンテナの長さでは信号を受信することは困難になるように思います。 実際には変調→復調、して通信が行われているので、信号の周波数も受信されていることになるのですが、この、信号周波数もアンテナで受信できる理屈を教えてください。
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非常に簡単に言うとキャリア周波数に比べて信号の周波数はかなり小さいから。 一般に使われているものでキャリア周波数:信号周波数比で一番大きいのはたぶんアナログテレビ放送の90:4.5だから比率で言うと4%強ぐらいですかね。他の通信はもっと信号周波数は(比としては)小さいです。 アンテナの長さはキャリア周波数にだいたいは関係しているけど、そんなにシビアじゃなくて、何も考えなくても5%くらいの周波数変化はどうにかできるし、周波数を広くするようにとくに考えられたアンテナなら、最低周波数と最高周波数の比率が2倍くらいは普通。テレビの受信アンテナなんかはもろにそう。 だから変調によって周波数が広がる影響はほぼ無視できます。
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- notnot
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「アンテナの長さが、正確に波長の1/2等でないと、全く拾えない」ということであれば、おっしゃるとおりなのですが、実際には波長が多少ずれても、信号強度が微妙に下がるだけで、問題なく受信できます。そもそもアンテナの長さにも誤差がありますし。変調による周波数のずれなど、アンテナからすると、誤差の範囲です。
お礼
誤差の範囲とは気づきませんでした。 有難う御座いました。
- 中村 拓男(@tknakamuri)
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>信号の周波数はキャリア周波数と異なるので、そのアンテナの長さでは信号を受信することは >困難になるように思います。 変調するので大丈夫です。 変調とは周波数変換の一種です。信号はキャリアの周波数付近へ周波数変換されます。 復調とはキャリアの周波数付近に存在する信号を取り出すことです。
お礼
分かりました。 有難う御座いました。
簡単に言うと、振り子の法則をご存じだろうか。 同じ長さの2つの振り子を用意して、同じ棒につなぐいで、 一つを揺らすと、もう一つが揺れ出すというものです。 振り子の長さが一緒じゃないと振れないのと同じで、アンテナも同調の長さ でないと電波を受けないわけです。 実を言うと、アンテナで電波を拾っていると思っているが、同調したアンテ ナに、発信された電波と同じ波長の電気が流れて、たとえば、ラジオやTV に発信された同じ電気の流れを作っていくのです。 発信された電波は、映像や音声を送っているのではなく、機械内の、電気の 流れ方を送っているわけです。
お礼
有難う御座いました。
お礼
キャリア周波数と信号周波数の比がそんなに大きいのは知りませんでした。 それで、変調後の周波数の変化の幅は、キャリア周波数に対して小さいので、受信ができるとくことですね。 よく分かりました。有難う御座いました。