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離婚裁判の証拠と調停中の情報共有について
- 離婚裁判の証拠について気になる点や、調停中の情報共有について不安を抱えている方へのアドバイスです。
- 調停で話した内容が離婚裁判に引き継がれるかどうか、調停委員への発言が相手方に伝わるかどうかなどについて解説します。
- 離婚裁判を見据えた調停の有利な方針について、経験者の方のアドバイスを探っています。
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裁判は公開の原則があります。あなたが調停で調停委員にお話になったことも、あなたが裁判所に提出された証拠も、裁判所が証拠として採用するかどうかを決めます。採用されたなら、全て相手方にも伝わります。証拠は、あなたの方の弁護士さんと相手の弁護士さん、そして、裁判官(所)の3者が共有することになります。 そこで、相対立する双方の証拠調べを始め言い分を聞き、その言い分が事実及び真実に裏付けられたのもであるかどうかを裁判官がまず判断します。離婚裁判は、夫婦双方の感情の対立のようなものが多いので、その感情を如何に知的な対象として主張できるか。そして、如何に裁判官を説得し得る資料と考えを展開できるかに掛かっているように思います。夫婦問題の裁判は必ずといって良いほど判決前に裁判所から和解案が提示されます。これでは何のための裁判か分からない事もあります。 裁判を見据えた調停での有利な方針を、知りたい。と、言うことですが、裁判を見据えなくても調停のその場その場を確実に自分のペースに引き込むことです。そのコツは、まず第一に、ご自分の主張の根拠を具体的に明らかにして、相手に責めを負ってもらう根拠も出来るだけ客観的に、かつご自分の主張を強く述べることです。次ぎに、調停委員の話に真摯に耳を傾けることです。 更に、肝心なことは調停委員が、あなたにとって不都合な事を提案したときはそれに逆らわず、そういう考えもあるということが分かりました。今すぐに返事できませんので帰って考えて次回にお返事させて頂きます。と、いう対応が賢明です。更に、禁句として「誠意を見せて欲しい」と、言う抽象的な言葉は遣わないことです。こういう言葉を言い始めると調停委員は、質問の小手に窮してこれ以上問題解決の意見を持ち合わせていなくて、意地で粘っている。と、いうように解釈される場合が多いのです。 しかし、残念なことに弁護士さんが入っているのであれば、調停は形式的なものになるでしょう。なぜなら、調停は本来弁護士さんを必要としない制度です。従いまして弁護士さんの活動の場がないので、調停を不調にして裁判に持って行こうとします。裁判で納得できない、或いは不満が残る結果になっても、法律はそうなっている。と、言われればどうすることも出来ません。この事もよく承知された上で、裁判を見据えて調停でご自分の意見をキチンと主張しておくべきです。
お礼
丁寧な回答ありがとうございました。