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日本企業の海外進出とは?海外進出の理由と影響について
- 日本企業が海外に進出する理由やその影響について詳しく説明します。
- 企業は利益を追求するために海外進出を選択することがありますが、その影響は様々な要素によって左右されます。
- 技術の海外流出や人件費のカットなどの側面も考慮しなければなりません。
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この質問から思うに、近所の工場が閉鎖になって 知っている人が外国へ飛ばされたもしくは辞めさせられた、それを不思議に感じていらっしゃるのでしょうか。 日本の会社経営はそこで働いている人への気遣いが多いです。経営側と労働側の一体感が日本企業の特徴であり、今までの成長にはこれが大きなプラス作用をもたらしました。しかし、それも過去の物になりつつ有ります。 パソコン、ITが急発達したこの15年で世界のグローバル化が急進行し、世界中の物が同じ指物ではかられるように成ってしまったんです。そのせいで、日本の企業は上記の特徴を維持したくても出来ない競争世界に投げ込まれてしまったんです。人間関係なんかよりもコストが安い、人件費が低い方が偉くなってしまったんです。企業内の誰の決定でそうなったかなんてのは受動的な見方でしかなく、環境がそうさせている、市場原理がそうさせている と考える方が正しいでしょう。 日本企業は日本に富をもたらす必要は有るとおもいますが、日本国内もしくは国外のどこでどの様な方法で、誰を使って、富を確保するかに関しては、既成概念上の決まりを守ってなんて居られません。企業生き残りの鍵なので、日本人よりも安価で優秀な人を雇えれば、どこの国の人でも構わないんです。ここまで言うとチョット違和感を覚えるかもしれませんが、悲観ばかりする必要は有りません。外国企業があなたの近所にきて、雇用を生み出すかもしれません、そういうのがグローバルってやつなんです。 そんな訳ですので、海外進出は企業にとって必然の出来事です、ただ質問内容からみるに”海外移転は何で?”と言った方が正しかったかもしれませんね。あとですね、、、グローバル化に起因する円高で日本の富が外国へ逃げていくかたちになっているのは、残念な事です。それはなんとかした方が良いですね。
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- pluto1991
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中国側に言わせれば 「日本は、パクリだ、流出だと中国が悪いように言うけど、それは心外。 だって、生産機械を売り込みに来たのそっちじゃないか、 技術者を派遣するから日本水準で作れ、と言って、指導したのはそっちじゃないか。 それは自分の会社が、安く作って儲けるためじゃないか。」 ということになるのでしょう。 企業は「メシ」をくうために、売上を上げなければなりません。 中国企業から引き合いが来れば、喜んで見積書を作るでしょう。 中国で作るのが安ければ、喜んで中国企業に外注するでしょう。 中国で人件費が安ければ、喜んで工場を中国に出すでしょう。 川崎重工でさえ新幹線の設計図を売ったんです。 それを「中国が日本の新幹線をパクった」なんて、そりゃ言われる方は心外ですよねえ。 ことほど左様に、メシのためならなんでもする日本私企業に歯止めをかけるためにはCCOM(?)軍事関連の輸出を制限する法律のような物を作らなければ、「良心」に任せることなどできるわけがありません。
- hekiyu
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”企業は株主ものもであり、株主の要求に答え利益を追求するものである。” ↑ 法的にはその通りですが、日本の場合は実質上企業は 役員や従業員のもの、という感覚が強いようです。 一般株主は、株価の値上がりにしか関心がない投機株主化 しており、所有者という感覚に乏しいからです。 ”そのためには日本の従業員をカットするなりしても海外に進出する。” ↑ 株主に利益配当するため、というよりもそうしないと 人件費などの関係で会社が生き残れないからでしょう。 米国の場合は貿易摩擦を避けるために進出した、という面があります。 ”株主は1年あるいは数年のスパンで考え株が高くなったら売り抜けることを考えており その先は考えてない。” ↑ こういう株主を投機株主といい、一般の株主にはこれが多いと 言われています。 しかし、株主の中には、投資株主もおりますし、関連企業同士で 株を持ち合う場合もあります。 そういう株主は、その先も考えています。 ”技術の海外流出などなどにより外国や外国企業を肥やすことになっているが やむをえないと認識されている。” ↑ 国家という目からみれば、また、長期的に考えれば自分たちにも 損なのですが、生き残るためには、そんなことを言っていられません。 10年後の飯よりも、今日、明日の飯の方が大切です。 ”日本の従業員の人件費カットはするとすれば大幅にする必要があり、 物価が安くなっているわけでもない、著しい反対をこうむるので事実上不可能。” ↑ 最近の風潮をみますと、不可能というほどではないですが、難しいことは難しいですね。 日本企業は、会社は従業員のモノ、という感覚が強いですから。 また、これが日本の強みでもある訳です。 ”さすがの途上国も技術が上がれば人件費向上などいろいろ条件をつけてくるなどして徐々に苦しくなる。” ↑ 経済が発展すれば、物価も上がり、人件費も上がります。 事実、中国がそうなっています。 それで欧米企業は中国への投資を減らしていますが、日本だけは 増やしています。
>日本企業が海外人進出する理由 一口に海外進出と行っても様々です。ざっくり分けると3種類に大別されると私は思いますが、他にも色々あるでしょうが、これらを混同している人が実に沢山居ると思います。 (1)現地人を相手にサービスを提供する企業/工場 (2)海外の安い労働力を期待している企業 (3)海外に工場のある企業を相手に製品を納入/購入している企業/工場 (1)は、現地人に日本由来のサービスを提供する形態ですね。スーパーのイオンや宅配便のヤマト運輸等が挙げられます。またHONDAやTOYOTAの様な、現地で作り現地で売る"地産地消"的な行動をとる企業もここに含まれると思います。 (2)は、まあ皆さんご存知だと思いますので割愛します。 (3)は、例えばFoxconnの様な海外の有力企業へ物品を納入している場合は、その工場と同じ国に工場を設立した方が税制面やLogistics面で有利になります。 で、、、 >そのためには日本の従業員をカットするなりしても海外に進出する これは主に(2)の業種で発生する問題ですね。要は大量の人手を必要とする業種はまだまだあり、日本国内で操業すると大抵の場合は採算が合いません。日本の従業員をカットする場合もありますが、大抵は日本の従業員を増やさない(工場を発展させない)方針でしょうね。で、結果的に >日本の従業員の人件費カットはするとすれば大幅にする必要があり、著しい反対をこうむるので事実上不可能。 ということになります。日本の給与水準は高いですからね。これを維持するためにはどうしても必要な行為になると思います。一方で、海外進出した事で成長した企業は、組織が大きくなりますから日本での雇用も当然創出します。どうも、そこまで考えが至らない人は結構多い様です。 ところで、、 >技術の海外流出などなどにより外国や外国企業を肥やすことになっているがやむをえないと認識されている。 これですが、海外進出が重大な技術流出に繋がる例って余り無いと思いますよ。弊社も海外進出していますが、コア部分はあくまで日本側が握っていますからね。馬鹿な企業が不利な条件で現地会社と合弁契約を結ぶなんて事はあるかもですが、一般的な企業ではまずあり得ないです。 もちろん海外進出はその受け入れ国の雇用創出にも繋がりますからお互いにとってメリットがあります。そういう意味で「その国を肥やす」という言い方は間違っていません。「外国企業を肥やす」という言い方も間違ってはいませんが、これはビジネスですからねお互いに取って"利"が無ければこういった行為に至りません。その"利"が得られなければ、撤退ということになるんでしょう。 >さすがの途上国も技術が上がれば人件費向上などいろいろ条件をつけてくるなどして徐々に苦しくなる。 正しいですが、技術が上がればというか国が富めば当然人件費も上がります。賃上げのストなんていうのは、何処の国にもありますからね。ですから、どの企業も新地域の開拓を常に考え、躍起になっています。