- 締切済み
施設で働く職員にも人権があり当然擁護されるべきでは
老人ホームに入所している90歳の方のことです。元気で認知も無くADLも自立です。少々気が強く神経過敏なところがあります。 体も小柄で普段は穏やかで笑顔も見られますが、問題のある人で特に新人職員が入ってくるとそれとなく様子を伺い、自分に対する態度が少しでも気に入らなければ、例えば食事の前など皆が各テーブルに座り待っているときに職員がその人の側で他の入所者と楽しく話をしていると「声がでかい!」と豹変し職員を睨みつけ、廊下ですれ違った際も「他の職員さんはみな福祉の心を持った方たちばかりだからこの施設にそぐわないような態度はどうかと思うよ?」と執拗に注意してくるそうです。 また、その職員が他の職員たちと休憩室で雑談していると(休憩室は廊下からガラス張りで丸見え)外から他の入所者と一緒に中を伺いながら聞こえるように「また、あいつがおる。何か(悪口でも)言ってやがる」 などと形相を変え徹底的に個人攻撃(口撃)します。言われた職員は介護主任や生活相談員にその都度言っていますが本人に対し形だけの注意で効き目はありません。 また、個性の強い人で、食事の時も同じテーブル(4人)の人に強制的に同調を促し(他の人たちは自分がターゲットにされるのが怖いので表面的に合わすしかない)自分中心の話を展開し、行き帰りも他の人を従えて歩くという風に施設での生活すべてにわたり自己中心的で排他的です。 この人は入所して4~5年でそろそろ古株になってきており他の入所者や職員に対し発言権を持っているのです。(一体、何をもって偉そうに言うのか理解できませんが) 実際、過去にこの人と折り合いが悪く(性格的に合わなくて反発し、しかし他の人たちも怖いのでこの人側に付かざるを得ない)孤立してしまい他の施設に移ったりした入所者がいますし、最近ではこの春に入ってきた職員を嫌い、例によって徹底的に口撃し精神的に追い詰めて結局、その職員は先月退職しました。 さすがに目に余ったので施設の管理者がこの入居者の家族を施設に呼び、「ご入所頂いている方たちの日々の介護を誠心誠意、精一杯させて頂くのは勿論です。仮に虐待等があれば言語道断で職員に厳重に注意ししかるべき対応を取ります。しかしながら職員に決定的な落ち度がなく、ご本人の主観で他の方達に同調を求め排斥していくというのは如何なものでしょう?働いている職員も人間です。当然、生活もありますし人権もあります。このご時世、施設として貴重な人材です。入所者様と同様に擁護していく義務があります。どうかご理解頂きたく存じます」と述べたそうです。 家族(子)は「実は昔から頑ななところがあり私たちも随分苦労させられました。子供たちが独立した後に片親が亡くなり長いこと一人で暮らしていまして同居も考えましたがあのような性格ですから私の連れ合いとの折り合いも悪く無理なのです。高齢になり一人暮らしもままならずこうしてやっと施設に入れて頂き感謝していたのに、まさかかつて家庭の延長のようなことを他の入居者さんや職員さんにしていたとは・・・申し訳ないです」 家族は、高齢でもあり今さら他の施設に移ったとして環境に慣れたり、新たに友人を作ったりは大変で、気に入っている今のところに何とか引き続きおいてやってほしい、と言われ、本人も今まで施設でやってきたことを反省し、今後、暴言や個人口撃はしませんと言っていますのでどうかお願いします、(一応、本人もその職員に謝罪した)と懇願されるので、今後同じようなことがあれば再度ご家族をお呼びしますと念を押したそうです。 しばらくはよかったのです。が・・・ 1週間も経つと、のど元過ぎれば何とやらで元に返りました。 再び新たな職員を口撃し始めました。いつものパターンで他の入居者・職員を自分の味方に付けながら。 たまらずその職員は上司に「何とかしてください、このままでは私が先月退職した人の二の舞になるのは目に見えています。正直、あの方がいては明らかに施設にとって不利益です。他の入所者が伸び伸びと生活できないし、貴重な人材(職員)は次々辞めていくし。はっきり言います、他の施設に移って頂きたい。さもないと今度は私が辞めます」 管理者はまたもや家族を呼び説得。今度は何やら家族と本人に一筆書かせたようです。 いまのところは平穏です。が、しばらくすると再び・・・ということになりかねません。 これではいつまでたっても同じことの繰り返し。 確かに施設内ではその都度、管理者側が対応を取ります。しかし、施設の経営にかかわるし(貴重なお客である入所者を失いたくないし、評判も大切にしたい)、その方法は自分たちが悪者になるのを嫌い保身一方で生ぬるく、のらりくらりしています。 その間の職員の精神的な苦しみは続きます。(明日は我が身・・・) 仮に結論を出して、再就職は福祉の資格を持っていてもどこでもいいというわけにはいきません。施設との相性もありますし、通勤や給料のこともあります。現施設は待遇もいいし職員間の人間関係も良好で他の入所者との問題もありません。ただ一人、件の方のみが問題なのです。はっきり、辞めたくはないそうです。 その職員は、いっそのこと最寄りの地域包括センターや県の福祉課等に相談してみようか?と施設を通り越しての告発(と言えるのかどうか?)を考えてもいます。 施設で働く職員が問題のある入所者に精神的圧迫を感じ、日々我が身の進退まで考えている状況に何とか解決方法はないものでしょうか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
みんなの回答
- tourlike
- ベストアンサー率34% (146/422)
介護職です。結構、新入りにはかます意味ででかい態度をとる利用者はいますが、その手の人とはまた違った人ですね。 まあでもなんで、家族がその利用者を施設に入れたかった理由もわかりますよね。 あなたの施設の理念と照らし合わせるとどうなんでしょうか?その利用者を困った方と捉えるのか、スタッフみんなでこの人に取り組もうと思うのかです・・・(まあ、どっちも正解なところがあるんで一概にはいえませんが・・・) でも私がよくないなあと思うのがそのターゲットになっている職員や利用者を守るために職員がしっかり意思統一できてないところです。人の人格を否定したり、傷つけることはたとえ利用者であっても、それはいけないことであることをその場で本人にいうべきです。あたなの施設の職員の中には自分が注意したら次にターゲットになるのが自分だと思っている人多くありません?だから、管理職なんかから言ってもらってるんでしょう??なんで、その場にいる全員でその言い方は間違っていますとしっかり、本人に伝えるべきです。 それとよくあるパターンなんですが、その利用者と腹を割って話をする職員何人います??腫れ物に触るような感じでその利用者に接してません??まあ、うちの施設にもいるんですよそんな人が・・・その利用者は電話で役所に文句言いに行く人です(ある意味もっと厄介な人でしょ?<笑>)。でもそんな人もよーく話を聞いてみると結構寂しい人生歩んできてるんですよね・・・しかも自分が腫れ物を触る対応をされているのにも気づいている・・・私も施設でもお恥ずかしながら管理職と職員の多くも腫れ物を触るように接している人が多いので、その人は変わった人扱いですが、よく話を聞いてみるとみえてくることもありますよ。 まあ、質問者1人では恐らくその利用者を変えることは難しいでしょう・・・施設全体としての課題として捉えるか?もしくは退所してもらうかですね・・・
- AkiraHari
- ベストアンサー率19% (255/1313)
「一応、本人もその職員に謝罪した」ということですが、良く謝罪しましたね。なかなか自分が悪いなどと認めません。謝罪などしません。謝罪したということは軽傷、ましな方かしれません。 >自分たちが悪者になるのを嫌い保身一方で生ぬるく、のらりくらりしています。 >他の入居者・職員を自分の味方に付けながら 入居者はともかく、なぜ職員が味方に付くのですか? 要は、施設経営者と職員の問題です。自分が対象になっていなければむしろ一緒になって理不尽と解っていながら弱い者いじめする付和雷同の最低の連中です。よくそれで福祉施設の経営だ職員だと言ってられますね。 自分たちの職業意識の無さを棚に上げてわがまま偏屈な老人をどうにかしたいと言っても始まりません。解決方法はあなた方の意識改革です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 意識改革が早急に求められると思います。
- yasuto07
- ベストアンサー率12% (1344/10625)
同じ問題を抱えています、ケアマネ、介護課長はなんて言いますか、看護師もです~よね、皆さんの見解を伺ってケアカンファレンスを開く、そして、精神科への通院を施設でサポートするのが良いでしょう、多少薬が入ればおとなしくなります。 これを提言するのが良いでしょう。先日、何時間も家族に説明しましたが、ここをおいだされてもこまけど、精神科医、薬も使いたくないと、なかなか返事がもらえてないです、今、保留中です。こまつたもんですよ、自覚されない、家族、ご本人、考え方が同じみたいです、セイジョウトイジョウノ区別がつけられないのです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 同様な問題を抱えておられて少し安心しました。
- toshipee
- ベストアンサー率10% (725/7148)
「人に施しをしてるんだから、感謝されてあたりまえ」という気持ちでは福祉はできません。どの職業でもそうですが、現場は戦いです。それに負ける者は出て行ってもらって正解です。人を相手する仕事はいつもそんなものです。本人のことを考えれば、私が悪者になって追い出すことがいいのか、身内を傷つけてでも現実を見せて闘い続けるのか、自分が逃げるか、どれかです。 施設は「身内に介護してもらえない人が来るところ」です。誰もが自分の家で「終の棲家」として死を迎えたいと願い、身内に看取って欲しいと思うはずです。おひとり様以外は。だから、いろいろな事情があり、捨てられるように押し込められた人もいれば、「申し訳ない」と入った人も居ます。 そのような方向(保育・福祉)をめざす者を扱う仕事をしているので、第一声に必ず言うのですが、「君たちのめざす方向は、本来あってはならない仕事なんだ」と言い切ります。子どもは、四六時中親と居たいし、老人は家で身内に介護されたい。だからこそ、子どもも老人も、そのジャマをし、自分を相手をする人を敵対視することは充分に考えられる。そこまで見ていかないと、子どもがいちばん痛いスネを蹴って反抗した、老人が意地悪をしたという心理にはたどり着けず、それを乗り越えて本音に接することができたときの感動は得られないと言います。 あなたの言う「擁護されるべき」と言うことの究極は、自分の親は子どもが世話をする、福祉される者は一族身内がみることを法律で縛り、介護福祉職をなくすることです。 辞める人は、「ありがとうと言われたい」をいつも欲している気がします。だから、その奥が見えないというより見ようとしない。自分がかわいいから、いい人と言われたくてそれをするなら、辞めるべきです。 このような質問にいつも付け加えるのですが、十年以上前に、施設のおばあさんをこたつのひもで職員が絞殺した事件がありました。インタビューで「その(殺す)気持ちはわからなくもないです」と所長さんは言い切りました。現場を象徴する一言です。それでも行くのか、役に立つ自分を味わいたいのか、「なぜそこに老人が居るか」ということは、意外と皆若いときは考えていないようです。だからこそ、いいことばかりではないということはもっとクローズアップすべきで、教えていく始まりの部分だと認識しています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 何度も読み返しました。心にひっかかる確かな説得力を持った文章です。感謝致します。
- localtombi
- ベストアンサー率24% (2911/11790)
そのひとりのために、職員全体の士気や精神的苦痛、及び他の入所者にもマイナスに結びつくならば、入所規則に則って厳格に対応すべきかと思います。 要するに、今までの状況をオブラートに包むような言い方ではなくストレートに言って、それに対して反省の機会を与えたあとで、改まらなかったら強制的に出て行ってもらうしかないと思います。 家族の方は“やっと入れていただいて・・”と感謝しているみたいですが、その裏で職員が犠牲になっていることを考えたら、出て行ってもらうことを納得してもらうしかなさそうです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 退職していった職員のことを思うと仰るとおりです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 介護現場のことがとてもよくお分かりで、かつよく分析された明晰なお答えに納得です。 今一度、じっくり考えてみる必要があると思いました。