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無線ラン中継機器の機能について

牧場(約2000ha=20,000,000平方メートル=東京ドーム約430個分)内で無線ラン中継機器を使ってデータ通信をしたいのですが、適した無線ラン中継機器はあるでしょうか、また電波到達距離はどのくらいでしょうか?お奨めの機器は?使用方法と条件は?等々、どなたか御教示頂ければ幸いです。

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回答No.1

ひとつのネットワークで無線中継を繰り返してということでしょうか・・・。その広さだと中継でIEEE802.11を使うこと自体が厳しいかと(まあ、出来ないことはないでしょうが)。もし、個人で搭載を検討されているのであれば、屋外用無線で検索されて、ヒットしたものからよさそうなものを、購入して取り付ける形になるでしょうけど・・・中継は通信品質や規格上の限界がありますので、かなり困難な問題があると予測できます。LANはループ地獄に陥る危険もありますしね。 少なくともお勧めはできません。安定通信目当てで無線化をするなら、物理配線をそれぞれのアクセスポイントに敷設する方法が妥当です。また、ロードバランスの計測などを行うため、その地域で取り付け実績のある業者選定をしないといけません。 なぜか?広さなどから考えると、ひとつのアクセスポイントではまずカバーできませんし、どういう条件で使うのか、どのような地形か、どのような電源設備で取り付け可能かなどが、判断できませんので、お近くの法人窓口のある家電店や、工務店などに相談されたほうが適切なアドバイスが得られると思います。 それから気になる点として、質問の状況からして、どうも低価格で簡単に出来るだろうと思われているように見えますが・・・その品質を全体で維持するなら、たぶん、割高ですし、管理スキルが必要です。 個人的な意見を言えば、それを全体で使えるように個人で設置する方法もありますが、もし事業主のみが使うなら、UQやNTTなどにお願いしてWiMax・LTEなどのアンテナを敷設してもらい、ポケットWi-Fiを使う方が効率的になり、維持コストも安く上がるでしょう。 無線LANはスポットや施設内では良いですが、そもそも、出力が10mから見通し距離で最大50mの同心円スポット向けであるため、弱い傾向があります。広域のフルカバーは元々苦手で、特に屋外ではコスト高になるケースが多いのです。しかも、チャンネル数も限られますから、アクセスポイントごとの電波範囲を計算していないと、輻輳が輻輳を呼んで通信品質が著しく悪化します。 分かりやすく言えば、質問のケースだと電波を受けてさらに増幅して飛ばすということになりますから、全ての電波は十分に強度を維持した状態で、次のアクセスポイントに届くようにしなければなりません。それが全方位に対してなら、中心の機器に対して、東西南北に1台ずつ機材があることになります。当然ですが、それらは相互に電波が届く範囲をカバーします。それを行っていくと、同じチャンネルでの輻輳が見られるようになります。 また、無線に限らずLANはループ(同じデータがぐるぐる配線内を回ること)を防ぐ必要があり、AというアクセスポイントからBに、BからCにと通信する場合、その隣にAがあたとしても、CからAに接続をしてはなりません。これをすると、データが無限にループし、通信が出来なくなります。 それらを考えると、1台で出来ない広さである以上、お近くでそういう工事も行っている業者を探された方が良いと思われます。 そういう投資が困難なら、携帯の定額データ通信が問題なく出来るようにアンテナを設置できないかを、電話会社に確認したほうが良いかもしれません。(尚、携帯電話の電波の方が、無線LANよりも桁外れに強い出力となります) 尚、ご家庭で使うような無線ルータや中継器を屋外に大量に取り付けると、特に5GHz帯に屋外禁止の帯域があり、電波法に抵触する危険などもありますので、決してやらないようにしてください。 また、家庭用は防水、防塵、防腐などの対策が不十分なものがほとんどであるため、発火などの原因になることがあります。 以上のようになります。 個人的には、中継でやるには少し向かない広さだと思います。どうしてもという場合は、中継ではなく別々に有線のLAN配線をそろえる必要があり、実績のある業者を探すことのほうが重要になるでしょう。尚、長期的コストで見るなら携帯電話のデータ通信サービスを使うなどのほうが良いと思います。屋外設備は結構投資費用が掛かりますし、それに一括管理サーバなども置けば、相当な金額が飛びます。