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大地震の予兆?

http://takedanet.com/2012/07/post_90e6.html 上記に次のような趣旨のことが記されています。 1.伊豆半島で3月5日過ぎから急激にマグニチュード2程度の地震が頻繁におこっている。 2、グラフの横軸は日付、縦軸の棒グラフはひとつひとつの地震振動、折れ線は累積地震数(3月5日頃から数えたトータル地震数) 3.この余震を「大地震の予兆ではないか」と考えた地震学者もいたが、「学問的に結論づける」ことができなかった。 4.図で小さな振動が見られるのは大地震の前に小さな岩石のズレが起こっていることをあらわしている。 5.「地殻に大きな歪みがある」というだけでは地震がおこるのが「明日か100年後か」はわからない。 6.上の図を見た学者は、なぜ3月8日頃、せめて警告を発しなかったのか。 7.その理由は、 1)もしかすると大地震の前兆だが、そうでないこともある(学問的な問題)、 2)そうでなかったら批判を受ける(社会的な問題)、 8.地震学者が予算を取りたいために40年ほど前、「地震の予知ができる」と誤解されるようなことを言った。 9.「東海地震が来る」というのは学問的にウソで、「どこに地震がくるかどうかわからないが、東海地震を研究材料にして、いつの日か地震予知ができるようにしたい」と言うのが正しかった。 10.地震関係の天下り団体を作り、学者がお金をもらえるために、阪神淡路大震災、新潟付近の地震、そして今回の東北大震災の犠牲者を出した。 11.これほど明確な兆候があっても、「地震が来そうだ」ということも言えないという状態だった。 12.日本の原発は耐震性(震度6以上)も耐津波設計もされていない。 13.「被曝と健康の関係は学問的には不明で、目安があるだけ」、「地震の起きるメカニズムはわかってきたけれど、予知などはまだまだ」と勇気を持って言う必要がある。 14.国民の方も「地震予知は学問が進まないとわからない」と正しく認識し、目先の「役に立つ研究」より、「基礎研究を充実させることで日本国を立派にする」ぐらいの雰囲気ができないと犠牲者を増やすだけになる。 15.今度の東北大震災は人災である。 それはあたかも東海地震が予知できるようなことを言い、阪神淡路、新潟、東北の備えをおろそかにしたためである。 ※音声の部分はパソコンの調子が悪くて聞くことができません。 【質問】 ここに記されている内容に誤りはありますか。 もしあればどこが誤りであるのか、教えてください。 ※説の反論は結構ですが、武田氏の人格否定はおやめください。 ※抽象的な言葉ではなく、具体的な言葉での説明をお願いします。 たとえば、阿呆など。阿呆と言われてもどういう状態のことを言っているのかわかりません。

みんなの回答

  • kv2007
  • ベストアンサー率71% (89/125)
回答No.4

・M-T図は気象庁の噴火予知連資料を情報開示請求するのかな. ・回答のあと,サイエンス誌をここ1年半分ざっと検索しましたが,該当グラフは見つかりませんでした.英文誌であるサイエンス誌に掲載されたグラフとしてはおかしなところはいくつかありますが,いずれにせよこのグラフでは東北地方太平洋沖地震は3月13日ごろ起きたことになります.このことだけでこのグラフとその解釈は変と判断してよいでしょう.誰が改変したかは不明ですが,武田氏はグラフを引用しながらソースを明記していないので,検証はすごく面倒です. ・数値をグラフ化するのはデータを見やすくするためです.横軸に時間をとり縦軸に累積地震数を使うのは,活発化したら傾斜が急になり,収まったら傾斜が緩くあるいは水平になり,地震の頻度変化が見てわかりやすいからです.棒グラフでは期間をどう取るかで見え方が変わりますし,時間軸プロットすると特に活発な場合に変化が読み取れないことがあります. あと, >それにブログに書いてありますが,この地震活動は余震ではないです は「武田氏ブログに「余震」と書いてありますが,本震の前に起きている地震は余震ではないです,」の意味です.混乱させてすみません.

  • kv2007
  • ベストアンサー率71% (89/125)
回答No.3

1と2 引用されているブログの図を見ましたが,気象庁や防災研の伊豆半島周辺の地震M-Tデータと見比べると全体のパターンはよく似ていますが,期間の長さが全く違います.期間の一目盛りは気象庁のグラフでは1ヶ月ですが,なぜかブログ引用図では3/11と3/5の間隔をみると一目盛り1日になっています.そうすると3/11と書いてある位置からグラフ目盛りで2日後の最後の●でM9地震が起きているということになり,記述は明らかに変です.グラフを改変している可能性が高いですね. なお3/11地震後に明らかに活発化しましたが,それ以前の期間でのこの程度の地震活動は,伊豆半島周辺ではほぼ恒常的に起きていて,珍しくありません.気象庁,防災研とも「M9地震後に活発化した」例として作ったグラフです.それにブログに書いてありますが,この地震活動は余震ではないです 根拠となるグラフがおかしいのですから,3,4,6,7は間違いです. 5はまあ間違ったことは言ってないでしょう. 8,9. 過去の地震履歴から1944年の東南海地震で駿河湾の震源域は破壊されず1854年以来地震が起きていなかったため,ここで近い将来地震が起きる可能性が高いと当時東大地震研にいた石橋克彦さんが1970年ごろ考えたのが東海地震説の始まりです.以来40年近く地震は起きていないので,次の東南海地震では駿河湾に至る全領域が壊れる可能性が高いとされています.ですので,ウソというわけではありません.東海地震の予知ができると思い込ませてしまったのは間違いですが. 10 地震関係の天下り団体って具体的に何だろ?観測機器を維持するのが難しいくらい予算がないのに,天下り団体作るような余裕はないですよ. 11 引用グラフは改変されている可能性が高いですし,この程度の地震活動は珍しくもなく,これを前兆と捉えることはできません. 12 原発の耐震性は専門外なので深い論評は避けますが,耐震基準は当然ありますし,最新の基準値は周波数にもよりますが震度6対応になってます. 13,14はまあそうでしょう. 15は他の回答者がかかれたことと同じ感想です.少なくとも阪神淡路は,関西でも地震が起きていた,これからも起きると言っていた研究者はいました.

noname#163492
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >気象庁や防災研の伊豆半島周辺の地震M-Tデータと見比べると全体のパターンはよく似ていますが,期間の長さが全く違います. 気象庁や防災研究所のグラフがあるのですね。 ネット上にありますか? 私もお礼を書いたあとで探してみますが、もしありましたらリンクを貼っていただけないでしょうか。 お手数をおかけしてすいません。 グラフを改変しているのだとすれば、サイエンス誌がデータを改ざんしたということなりますね。 私はこのブログの表を見て、なぜ「累積地震数=3月5日頃から数えたトータル地震数」で示してあるのだろうか、と思いました。 その日の地震数ではなぜいけないのか、もしかして地震が急激に増えていると見た人に錯覚させるためなのか、とも思いました。 地震研究においてはこのように累積地震数を用いるものなのでしょうか。 だとすれば何のために累積地震数を用いるのでしょうか。 >なお3/11地震後に明らかに活発化しましたが,それ以前の期間でのこの程度の地震活動は,伊豆半島周辺ではほぼ恒常的に起きていて,珍しくありません. やはりそうなんですね。 このグラフは3月だけなので、他の月はどうなのだろうか、と思いました。 他の月と比べてみないと、地震が増えたかどうかわからないですね。 >ブログに書いてありますが,この地震活動は余震ではないですと。 余震で検索すると、 >この余震を観測したとき、「大地震の予兆ではないか」と考えた地震学者もいたようですが、 のところしかヒットしませんが、余震ではないと書いてありますか。見落としているのでしょうか。 東海地震説の概要についてはよくわかりました。 ありがとうございます。 ただし、これが正しいかどうかは検証が必要ですね。 また実際に東海以外の地域で大地震がおこり、たいへんな被害が出ていますから 東海にのみこだわるのではなく、もっと広い視点で地震について見直す必要があるかもしれませんね。 >地震関係の天下り団体って具体的に何だろ? たしかに、具体的な名称をあげて説明してほしいですよね。 >震度6対応になってます. ここのところは筆者の言っていることは正しいということですね。 私も震度6だとききました。 東日本大震災では震度7、阪神淡路大震災も震度7・・・ 原発が地震でつぶれないというのは嘘ですね~。 回答を読ませていただいて、私がこのブログ記事に対して少し不審に思った理由などが見えてきました。 貴重なご意見をありがとうございました。

  • toshineko
  • ベストアンサー率44% (258/575)
回答No.2

1~3:そのとおりだと思います 4:岩石のずれなのか、マグマの侵入か、その他の原因かは不明です 5:そのとおりだと思います 6:東海地震は「起きる可能性が高い」と何十年も前から言われていますが、  なかなか来ないので、オオカミ少年状態になっています 7:大体そのとおり、日本人は失敗者に対して非常に冷徹なところがありますから 8~9:東海地震が来る可能性が高いというのは嘘ではない、  予知をしようという試みはしているが、まだ出来ないのは本当 10:予算が無ければ研究も出来ないが、そもそも予知できていないのに危険は呼びかけられない 11:群発地震だけでは、大地震の予兆とはいえない(例:松代群発地震)  伊豆で起きた地震がなぜ太平洋沖の地震に関連付けることができるのかも疑問 12:原発に地震自体による被害は出ていない。津波対策ができていなかったので被災しました  原発以外も含め、津波が5kmも内陸に押し寄せるほどの大地震が想定されていなかった 13~14:そのとおり 15:これは言い過ぎ、日本中どこでも大震災は起こりうるという認識が国民自体に無かった。  そういうことを学者が言っても聞く耳を持たなかった人が多いのです。  「関西は地震が少ないから安全」「沖縄に大地震なんか来ない」  「地震の後に津波が来るなんて知らなかった」こういう人のなんと多かったことか。  やっとまともな危機意識が国民に出てきたんじゃあないでしょうか。

noname#163492
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 4. マグマの侵入などほかの原因もあるのですね。 8~9  >東海地震が来る可能性が高いというのは嘘ではない、 東海地震が来る可能性が高いというのは、どういう理由からでしょうか? 10. >予算が無ければ研究も出来ないが、そもそも予知できていないのに危険は呼びかけられない 伊豆でこのような観測がされ、地震の前兆と考える学者もいる、とは報道できなかったのでしょうか。 念のために注意してください、というくらいの呼びかけはしてもかまわないような気がしますが。 11. >伊豆で起きた地震がなぜ太平洋沖の地震に関連付けることができるのかも疑問 おっしゃる通りだと思います。 12. >原発に地震自体による被害は出ていない。津波対策ができていなかったので被災しました もうしわけない、この項目は省けばよかったです。 一説には地震によって原発が壊れたのが事故の原因とも言われています。 津波がくる前に、原発からの水?のようなものが流れてこんできたという証言があるそうです。 たいへん参考になりました。 特に11のところが参考になりました。 貴重な意見を聞かせてくださり、ありがとうございました。

  • Kon1701
  • ベストアンサー率24% (1445/5856)
回答No.1

論理の飛躍を感じます。 伊豆半島で地震が増加していたとして、それを東北沖大地震の前兆とするには、関連があることを説明しなくてはなりません。伊豆で地震が頻発し、それが”大地震の前に小さな岩石のズレが起こっていることをあらわしている”とした場合、伊豆で大きな岩石のずれが起こる、ならばわかりますが、震源域が異なる地震と結び付けるなら、何らかの説明が必要です。 ”日本の原発は耐震性(震度6以上)も耐津波設計もされていない”これは全く別の話です。何の説明もないので、 ”東海地震が予知できるようなことを言い、阪神淡路、新潟、東北の備えをおろそかにした”これも全く別の話ですね。東海地震が予知の可能性があることと、それ以外の地域の地震対策のことは全く関係がありません。 事実と結論/主張の間に論理的なつながりが明確でないため、これだけでは論理の飛躍を感じ、妥当性がない、と思えてしまいます。

noname#163492
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >伊豆半島で地震が増加していたとして、それを東北沖大地震の前兆とするには、関連があることを説明しなくてはなりません。 武田さんは関連があるとはおっしゃっていません。 ただ「伊豆半島で地震が増えているので、どこかで地震があるかもしれない」と報道するべきだと主張されているのだと思いますが、いかがですか。 >日本の原発は耐震性(震度6以上)も耐津波設計もされていない”これは全く別の話です。 たしかにそうですね。 筆者は原子力が専門なので、こういう文言を入れたのだと思いますが 文章をわかりやすくするためには、原発の話は省いて、地震だけに話をしぼったほうがよかったですね。 >東海地震が予知できるようなことを言い、阪神淡路、新潟、東北の備えをおろそかにした”これも全く別の話ですね。。 そうですね~。 もうちょっと説明があればわかりやすいと私も思いました。 たとえば「東海地震が予知できるようなことをいい」とありますが 誰が誰に対してどのような言葉で語ったのか、についてもっと詳しく説明がほしいところです。 >東海地震が予知の可能性があることと、それ以外の地域の地震対策のことは全く関係がありません。 筆者は、地震予知が東海地震に重点をおかれ、そのためその他の地域のことがおろそかになったといいたいのだと思います。 こういうデータがとれたのであれば、事前にニュースで報じるくらいのことはあってもよかったのではないかと思ったりもします。 ニュースで報じたところで、どのあたりの地域でどのような対策をとればいいのか見当がつかないということはあるかもしれません。 大変参考になりました。 貴重な意見を聞かせてくださりありがとうございました。

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