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年代法

地球・惑星の進化を明らかにするための年代法として、放射年代法と相対年代法があります。 放射年代法と相対年代法のそれぞれが必要とされている意義を、教えてください。

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回答No.1

地球・惑星の進化を明らかにするための年代法と、他の目的のための年代法では違います。 地球・惑星の進化を明らかにするために放射性年代法が有効なものはあまりないと思います。 岩石などのサンプルを試料として使用できるものについては、その岩石が低温固形になった時代が放射性年代法で推定できます。その放射性年代法で、地球・惑星の進化を明らかにするのは難しいと思います。 先史時代の場合、生物の化石などの遺物、あるいは地層相位など利用できる全てを利用して、前後関係を決め、相対年代を推定するしかないと思います。 生物の化石から進化の方向を洞察して前後関係を決めます。 火山噴出物やある種のものについては、放射性年代測定も利用可能です。 http://near.nara-edu.ac.jp/bitstream/10105/113/3/54-2-01-2005.pdf http://riodb02.ibase.aist.go.jp/db099/vr/sij/doc/012.html http://www.gsj.jp/data/bulletin/57_11_04.pdf http://fnorio.com/0078radioactive_age1/radioactive_age1.htm しかしながら、地球の進化、大気や海、陸地の位置、地形の変動、磁極変動、気候変動などは、放射性年代法だけでは何ともならないでしょう。 有史時代≒歴史時代の場合、出土物や遺物を歴史記述に照らして絶対年代を推定できます。しかしそうしたことで時代が推定できるのはとても希ですから、技術的には進歩するはずだという信念に基づいて、出土物や遺物の歴史的相対的な前後関係を推定することが出来ます。 灰などの遺物の放射性年代測定で時期を推定することも可能ですが、基準値の決め方に大きな問題があります。金属器や石器、石造物は、大変です。木製品であれば、木が生長した時代からさほど遅れずに木製品にしたのだろうと推定すれば、放射性年代測定も利用可能です。

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