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発達障害でアートができる子供の将来はどうなるか

子供(高校生)は、軽度の発達障害です。 夫が「特別支援学級にいれないで普通の学校に」という意見なので、やむをえず、ふつうの高校に行かせています。(でもやはりテストは落第すれすれのギリギリの点数、友達はゼロです) そんな子供ですが、アートの才能にはありがたいことに恵まれていて、私も以前はアートの経験があるので、ひいき目なしに第三者として見ても、やはり、個性的な作風をもっているとおもえるものです。 すでに合同展に何度か作品を出したり、それを見て声掛けしてくれるギャラリーもあります。 ただ、なにしろコミュニケーションがまったくとれない(敬語ができない、話がしどろもどろ、相手が話しかけてもなかなか返事をしないで 黙ってしまうことがほとんど)ので、正直、私がそばにいて代理で話さないと、仕事なり合同展の企画の声がけがあっても対応ができません。しかも、私もとくに「子供は軽度の発達障害があります」と言わないで、子供がまだ経験がないので交渉事は代理で対応しているという形にしています。 こういう状況だと、いわゆる「エイブル・アート」「アウトサイダーアート」に属するのかと思いますし、そのほうが(カミングアウトしたほうが)いいのではと思いますが、今の段階では、美術系の大学に進学も希望しているので、そうなると「正規の美術教育は受けていないが才能がある」という意味で、じゃっかんアウトサイダーアートにも属せないのではとも思います。 なにより、私自身が「障害なのに才能がある」という、ちょっと特異な面をアピールポイントにしたくないという気持ちもあります。 しかしながら、いまどきの芸術家は、ただひきこもって絵を描くだけでなくメディアに出て、インタビュアーに哲学的なことやらユーモアのあることをすらすらといえる口の達者なひとや、将来のビジョンをきっちり話せるようでないと、仕事もこないようにも思えるので、うちの子供がそこに至るのは到底難しいとおもっています。 カミングアウトすれば「障害者の描く絵」という見方をされる。 カミングアウトしなければ、外部とのコミュニケーションが困難なので、コンスタントな仕事の依頼などは期待できない この2つの思いで、悩んでいます。 これから先、子供をどういった形(立場)で、世に出られるように背中を押せばいいと思われますか。 本人はただ、もくもくと描くだけで、そういったことはよくわからないような状態なので、子供の気持ちを尊重したいですが、やはり私の一存になるのではと思います。 どこまで才能が認めてもらえるかはわかりませんが、まずは、世に出すうえで、どういう立場をとればいいかアドバイスをいただければと思います。 (その立場をとるとした場合の、メリットとデメリット、それからついでに”こういうことをすればより良い”という補足もあれば教えてください。) エイブルアートやアウトサイダーアート、その他、アート世界での障害者についての環境についてお詳しい方、よろしくお願いいたします。

みんなの回答

  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.4

難しいですね。 知人が娘さんのために染め物と織物の工房を作って何人かの仲間を募って経営しています。場所を借りるのに自治体の支援を受けられるような条件を満たす団体にもしました(これは短所もあります)。 もとはと言えば単なるチャリティーではなくて、製品と言える物を目指そうという趣旨であり、まるで機械がやるような仕事をしかも介助を考えるとどうせ不採算な賃金の作業をしているという状況への疑問からの設立でもありました。 やってみると普通より時間はかかりますが作り溜めた作品で即売会をやれば売れてしまうというレベルの作品が創れるようになります、世間一般の収支計算では採算には乗っていないと思いますが買う人は手織りの味のある品が安く買えると満足していると思います。 私はカミングアウトした上でその人にしかできない優れた作品を目指すべきだと思うし、収入になれば越した事はないけれども、それ以前にひとつの生き方として意義があるのではないかなあと思います。 能力以前に教育システムの中で美術系の上級教育を受ける必然性は無いのではないかなあとも思います(入試でペーパーテストもありますし、入ってから教養科目もありますが)何かそういう比較の場につき合わせることはしんどいように思います。 山下清はその作品を高く評価してマネージメントをする人物がいたのであそこまで有名になったし作品も売れるようになったと言うことはできると思います。 声がかかるほどの作品だということですので、覚悟を決めてマネージメントをやったほうがいいのではないでしょうか。 それとメディアに出る人ばかり参考にしないほうが良いんではないですか。 チャリティーのような目で見られる作品で終わるかどうかは作品と見せ方(企画やパッケージング)次第だと思います。(介助者が言葉でチャリティーではないという主張をしたっていいのだと思います) 話は「そういう人」としてちゃんとできるようになることを目指すべきだと思います。できなくて良いとかばれるからさせないということではなくて。実は自分の経験ではそういう子でも嫌だなあと思う人も、好いなあと思う人も居るので。 いろいろ勝手なことを言ってしまい申しわけないのですが、そんなことを言ってる奴も居るぐらいにお聞きいただければさいわいです。

回答No.3

拝金主義と言われている人もいますが、私は現実問題として、障碍のあるお子さんを、「どのように世の中で生きて行けるようにするか」を考えれば、おのずと貴方のような事をすると思います。 これは、子どもを金儲けの道具にしている事とはまったく別の問題でしょう。 >「正規の美術教育は受けていないが才能がある」という意味で、じゃっかんアウトサイダーアートにも属せないのではとも思います。 あまり気にしなくて良い気がします。 それと、アウトサイドアートを目指すのはやめた方が良い。というか目指したくなくてもおのずとなってしまうのがアウトサイドアートでしょうか・・・。 アウトサイドアートは「美術の無教育者」と言うよりは、アートと言う「市場」を意識しないで、絵を描く事への見返りも求めないで黙々と描いている作家。その作家は悪く言えば「自己満足」で絵を描いています。そんな彼らは誰も見向きもしません。そういう彼らは壮絶な苦悩と深い苦しみを感じています。しかし絵を描くのを止めません。そういう「人生」に一部の人は共感し、アウトサイドアーティストとして注目を集めるのです。 要するに、「狙ってできる事」ではないのです。そして、その注目する作家が「美大を出ていた」と言うだけで、何か良くない烙印を押される分けでもありません。 アウトサイドアートに関して、詳しい人に確認を取る必要がありますが、そういうのって美大を出ていたから「駄目」と言うものなのでしょうか。アートの世界って実力主義と言いつつ、意外と学歴社会に似た職歴主義のようなものがあるので、その可能性はあるのですが・・・。 ただ、私は消去法でお子さんがもしも、美大には入れるなら進学させた方が良い気がします。 美大以外に何をさせると良いでしょうか。学校に行かないなら家で、黙々と制作でしょう。20年後、作家としてやっていけるかどうかは、「すべて」貴方次第です。 貴方のプロデュース次第では可能性はありますが、そんな重いものを背負うのは辛いようにも思えます。障碍を持とうが、いつかは「一人で生きていく日」が必ず来ます。 その第一歩として、美術の学校と言うものがある気がします。 >特異な面をアピールポイントにしたくないという気持ちもあります。 お子さん本人やあなたがそれに関して、特別な誇りを感じる事は良い事ですが、「特異な面」は作品で表現すれば良い事だと思います。 何かのコンクールで入賞を果たし、表彰式に出席する際は、母親の同席が必要かもしれません。その時は母親が代理出席するなどして、「障碍を隠す」必要は無いと思います。しかし、それ以上も以下もする必要は無いように思えます。 >哲学的なことやらユーモアのあることをすらすらといえる口の達者なひと 確かに、そういう御託はアートの世界では必要です。しかし、貴方のお子さんには必要ありません。障碍にも屈せず、一日一日を丁寧に生きているその姿勢を見ているだけで、見ている人は勝手に何か深い事を感じ取るでしょう。かといって、障碍を売りにする必要も無いでしょう。制作発表をする間に、おのずと知れ渡ります(表彰式などが良い例) 普通のアーティストは、口で言わないとそれが伝わらないくらい普通の人生なので、言葉でで着飾らなければ行けません。しかし貴方のお子さんはその必要はありません。 貴方は、お子さんの作風がどのアートの世界で受け入れられるのかを研究する必要はあるかもしれませんが、トーク力などを気にする必要はありません。

guitarloving
質問者

お礼

本当にご丁寧に、こちらの身に立って考えていただいたアドバイスをありがとうございます。 読み終えて、なんだか泣けてくるくらい、ほっとした気がします。光が見えたような。 なかなか相談する方もいなかったので、こうして具体的なアドバイスを本当に宝だと思いました。 >普通のアーティストは、口で言わないとそれが伝わらないくらい普通の人生なので、言葉でで着飾らなければ行けません。しかし貴方のお子さんはその必要はありません。 私は、口が達者なアーティストを、心のなかでうらやましがっていました。いいなぁ、うちの子にできないことできて。。。とおもっていました。でも、このアドバイスで、その気持ちがすっきり晴れました。 これからは、もうちょっと、こわばった心ではなくリラックスして、やれることをやっていこうとおもいました!

  • kyo-mogu
  • ベストアンサー率22% (3398/15358)
回答No.2

 世間的には出さなくても、関わる人達は知っておくべきだと思います。私は息子は発達障害です。娘も大きな問題は無いけど、軽くは障がいを持っていると思って居ます。でカミングアウトしています。そのほうが動きやすいんですよ。出来ない事が分かっているから、出来るようにと考える事が出来ます。むしろ前向きになれます。 カミングアウトしないと隠そうという気持ちが逆に抑える力になるのではと思って居ます。  コンクールとかで賞を取ったことを切っ掛けに出しても良いかもしれませんね。注目されれば、必ず取材とかでばれますし。また子どもも自信を持っている状態だと思いますので、前に出やすいかな。  本人が辛い場合は、出さなくても良いでしょうが、親なり代理人が丁寧に対応すれば良いかと。  それとコミュニケーションが取れていないのは、その子どもが持つリズムを無視された状態なので、それが良いと言う状態にしているのが問題かな。特別支援は悪くないと思います。そこでその子どものリズムを見つけて、それを上手に引き上げていくのが良いかもしれません。なんだか親のエゴだけで子どもを苦しめているように感じられます。 マイナスを恥じることなく、マイナスをプラスのイメージに変えるのが大切かなと。私は親としてそう思って居ます。

guitarloving
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。なんだかお人柄がつたわってくるような、やさしい言葉をありがとうございます。 親のエゴともおもわれそうですが、才能がないとおもえばバッサリそれきりで、趣味としてやればいいとおもうところですが、実際このまま、自宅で描いてただたまってくには惜しいと、芸術には自他ともに厳しい私が判断したので、たとえばビートルズをみつけて、なんとか売り出したいと奔走した ブライアンエプスタインみたいな気持ちと同じ感じで、親というより、マネージャーみたいなかんじで、なんとかしたいと思っているかんじなのです。 いずれにしても、いただいたアドバイスを考慮していきたいと思います。

  • ml_4649
  • ベストアンサー率14% (123/860)
回答No.1

売り出したいならマーケティングが大事だと思いますが、その時に障碍者を前面に出すのは引いちゃいます。 マーケティングしながら障碍者を前面に出すのは何か矛盾がありますよね。 アピールポイントは悪魔でも作品そのもので、障碍者を売りにするのはどこか打算的で拝金主義的印象をもたれるんではないでしょうか? 周りが障碍者である事実をどう扱おうとそれは構わないですが、自らそれを売りにしたらやっぱり引くと思いますよ。 息子さんに対してじゃなく、何考えてる親って感じで。 息子の障害を出汁にして銭儲けを企てている、、、、、世間はそう見そうな気がします。 人の情けを乞うようなやり方は捨て、作品そのもので勝負が正解だと思います。 障碍者にしては上手いとか言うことになったら同情をかっているだけで、息子さんにとっても気の毒な話だと思います。 全盲のピアニストも全盲でなくとも評価されるだけの腕があり、評価された人がたまたま全盲だったってことだと思いますよ。 山下清にしても然りじゃないでしょうか、、、、多少、親族の拝金主義的匂いはしますが。 本物ん芸術家を目指すなら本来、悩むところじゃない気がします、、、私なら。 悩みの原因がどこにあるか、言葉で整理すれば結論は簡単に出そうな気がしますよ!

guitarloving
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。 私も、障害あるのに〇〇的なうりかたや、営業活動がいやなので、カミングアウトするかどうか悩んでいるのです。 世間的に、出汁にしてるとおもわれたくもないという気持ちもあり。 実は昨年、ある企画展に出す際、メールで諸連絡をする際、私が、「親がしゃしゃりでるというのもどうか。かといってカミングアウトするのもどうか」と思って、子供の代筆をしていたので す。(署名は、私の名はかかず子供の名前で) しかしいざ当日、担当の方が子供と会話をしようとした際、うまく会話がなりたたず「あのメールはお子さんが書かれたんじゃないんですか」といわれ、「ちょっとわれわれと空気感が違うんですが」といった感じの様子だったので、それ以来、こわくてカミングアウトできず、かといって隠すとなると親としてどこまで入っていったらいいかと悩む日々です。 悩みの原因は ・子供を障害者としてカミングアウトしたら、それだけで拒否反応するひともギャラリーのひとにはいるのかもしれない。そうおもうと、いろいろ企画展にせるよう営業したいが、カミグアウトはこわくてできない。どうすべきなのかわからない という葛藤です。

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