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文系学部を私立大学に移管すべきではないでしょうか
- 少子高齢化で大学に進学する学生の絶対数がへってくると思います。そこで将来の科学技術研究に資する理系分野のみを国公立の大学に残し、文系学部は私立大学に移管してはどうでしょうか。
- 私立大学では揃えにくい高価な設備のいる学問分野を国公立にまとめれば、文系志望の大学生は私立大学に行って私立大学も学生を確保しやすいでしょうし、国公立大学は将来の科学技術立国の基礎に必要な教育・研究に特化すれば国の文教予算も合理化できるのではないでしょうか。
- 社会科学については私立大学の独自の教育理念に基づき教育・研究するのが今後の大学間の住み分け、文教予算の合理化な執行と縮減の点から望ましいと考えます。
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立派なひとつの見識だと思います。 ただ、一点強調しておきたいことがあります。 理系の研究の中心地として、あなたは、東京大学が、どれほど多くの予算を持っているかご存知ですか。 そのパーセンテージを知ったら、あなたの心配は無用。あなたのお考えはすでに実現しているということが一目瞭然です。 御安心下さい。
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- blackhill
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過去1世紀以上にわたって、大学は知識・技術創造の源泉であり、人材の供給源であり続けましたが、その理由のひとつは総合大学の自己組織性にあったと考えられます。 世界の著名な大学は、ほとんどが総合大学であるのは不思議でもなんでもありません。理工系大学のトップにあるとみなされるMIT(ノーベル賞受賞者ではハーバードを凌ぐ)でも、実は5学部のうち2つ(人文・社会学部、経営学部)はいわゆる文系学部です。 リーマンショックで経済学部が破たんしたというのは当事者も初めて聞く珍説ですが、設置者がだれであろうと今の大学は競争的資金の獲得で研究資金を賄っているので、資金の適正配分に影響するとは考えにくいように思われます。 現在の大学は、人材、学生、研究資金をめぐる国際的な競争のなかで生き残りを図っています。国立がいいか、私立がいいかなどの議論も、こうした観点から見直すことが必要ではないでしょうか。
お礼
大変参考になる意見ありがとうございます。 ただ、大学人の方でしょうか。 >リーマンショックで経済学部が破たんしたというのは当事者も初めて聞く珍説ですが、 ですが、私のまわりの証券マンやビジネスマンにマクロ経済学やミクロ経済学に存在価値を認めている人は誰一人としていません。現実もまともに説明できず、現実の経済も経済学モデルから乖離しています。失礼な表現ならお詫びしますが、今の経済学は最近のテレビのお笑い番組と同じで、当事者は面白がっている(立派なことをしている。)と思っているが、視聴者の多くは何が面白いのか分からず(つまり無意味かつ無価値と思っている。)ネットやyoutubeに流れているのと同じように感じます。 江戸時代に朱子学が流行し、君主と臣下のあるべき姿が問われました。しかし、今朱子学に意味を求める者はなく、昔の人がそれを議論していたという歴史的な価値しか認めていません。 いまの現実のビジネスの世界では(特にリーマンショック後の世界では)経済学のおかれている立場と朱子学の置かれている立場は同じで、当事者はともかく、客観世界での経済学の歴史的意義と使命は終わったと考えます。
お礼
ありがとうございました。