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チューリップの球根はどうやって増やすんですか?
GWにバスの旅をしていて、窓から綺麗なチューリップを見て、ふと疑問に思いました。 チューリップは球根から咲いて、花が終わったらまた球根を回収しますが、普通に考えるとそれでは球根は減っていく一方だと思うのですが、市場に出回っている球根はどのように生産されているのでしょうか? 園芸を全くしたことのない、素人の素朴な疑問ですが、どうぞよろしくお願いします。
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日本の、特に太平洋側の標準的な気候条件では、チューリップの球根は年を追うごとに痩せてしまい、特大球でさえ数年のうちには消えてなくなってしまいます。 チューリップは本来、もっと冷涼な地方に適した植物なので、温暖な地域では花期直後に気温が20度を超えてしまい球根が発育する前に植物としての休眠期に入ってしまいます。 日本では、チューリップの球根生産は主に富山県と新潟県で行われています。 これらの地方では冬の積雪により地中の温湿度が一定で安定することや、球根発育肥大期の4月から5月の日照時間が長いこと、砂礫質で水はけの良い土壌や灌水に雪解け水が豊富に得られることなどの条件が揃っているためです。 球根生産のためのチューリップ栽培では、花は開花直後に摘花してしまい、球根を肥やすことに特化しています。花は栄養を消費し球根に栄養が行かなくなるためです。 チューリップの球根は、古い球根が完全に消費されて消滅し、開花から葉が枯れるまでの期間に新しい球根がつくられるため、開花してから気温が20度を超えるまでの期間が長く日照時間が長ければよく肥えたよい球根が形成されます。 逆に言えば、花を楽しめば球根は消耗品となり、毎年新しい球根を買い求めて植え直すのが普通となります。
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- emuancha
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分球する。 チューリップ 増やし方 で検索すればいくらでも詳しいページが・・・。
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ご回答いただき、ありがとうございます。 スマホからの検索で分かりにくかったのですが、教えていただいた分球という単語で大変わかりやすい解説がたくさん見つかりました。 ありがとうございました。
生物なんだから「子供球根が増えて、それをまた植える」とは考えないのか?(笑)
お礼
ご回答いただき、ありがとうございます。 質問の意図が曖昧で申し訳ありませんでした。 もちろん増えるメカニズムはあるんだろうなとは思っていましたが、具体的にどんなプロセスなのかというところを、こちらにいらっしゃる詳しい方に教えていただければと思っておりました。 おかげざまで、解決することができました。 ありがとうございました。
お礼
ご回答いただき、ありがとうございます。 チューリップは春の一般的な花ですが、実はあまり日本には適さない花だったのですね。 全く植物には疎いのですが、今回の疑問をきっかけに身の回りの植物にも興味を持ってみるとおもしろそうだなと思いました。 丁寧に教えていただいた球根の生産方法と、No.2の方の分球という言葉で疑問を解決することができました! ありがとうございました。