クラシックギターの奏法で悩んでいます。
私は右手の小指以外の4本の指の爪はすべて特殊な尖らせ方をしています。ヤスリで削ります。以前私が通っていたギター教室のやり方です。私は先日、誰でも参加できるクラシックギターの発表会に行きました。もちろんその発表会は教室とは無縁のものです。
発表会では、私以外の参加者は全員普通の爪であり、特に何もしていなかったのです。特殊な形に尖らせていたのは私一人だけでした。
私が通っていた教室の方針は一般的に流布しているやり方でないことは承知していました。
そのやり方とは、ひとことで説明するのは難しいのですが、あえてひとことで言えば「本物の音を出す奏法」ということになるでしょうか。セゴビアの奏法以外のものは認めない立場にあります。
私の悩みは、「自分の奏法がクラシックギター愛好者の中で孤立してしまっているのではないか?、そして、教室の教える奏法が、かなり本格的に本物の音を追求するあまり、難しい奏法になっているのではないか?」という悩みです。
教室の立場では村治佳織やジョン・ウィリアムスの出す音でもダメだという立場なのですが、私には、セゴビアが出す本物の音と村治佳織やジョン・ウィリアムスの本物ではない音との区別なんかつきません。どっちでもいいのです。いや、本物の音を追求するあまり難しい奏法になっているとしたら、そうでない奏法のほうが簡単なので私には有り難いのです。
この悩みは、発表会で出会ったクラシックギター愛好者とお話しした後に、ますます強くなりました。
私のギターは、その教室独自のオリジナルギターであり、その教室の奏法に合うように作成されています。
爪を研ぐのも面倒だし、本物の音にこだわりがあるわけではない私があえて難しい奏法をやる意味があるのか?とか悩んでいます。
爪を普通の形に切って弾いてみましたが、爪が弦に引っかからないので弾けません。あと、他の人たちのように普通の爪で弾けたとしても、特殊な尖らせ方で弾く教室の奏法のために作成されたギターだから、やはりそのやり方で弾かなくてはいけないのか?等々・・・・・
こんな悩みです。
http://justyguitar.com/
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このサイトが私が通っていた教室のHPです。「テクニック講座」の「ギタリストへの道」に、この教室の奏法方針が載っています。
こんなところです。ご回答していただければ幸いです。