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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:何故キャバクラはアジアでだけ流行るのか)

なぜキャバクラはアジアで流行るのか

このQ&Aのポイント
  • 日本のキャバクラやホストクラブの流行は、他の国では見られない独特な文化現象です。
  • アジア地域では、キャバクラがマッサージサロンなどとして存在しており、日本独特の文化として受け入れられています。
  • 日本のキャバクラやホストクラブの魅力は、お金を払って優しくしてもらえることや、非日常のエンターテイメント体験を提供してくれることにあります。

質問者が選んだベストアンサー

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  • phj
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回答No.3

私もアメリカに住んでいたことがあり、日本との文化的な違いをずっと考えてきています。ですので私の知っている範囲でお答えします。 まず文化的な背景の違いから、 欧米人なら文化的な歴史をローマ時代から始めると思います。ところでローマ時代って日本と同様多神教で性風俗が非常におおらかでした。また当時の女性の地位は中世以降のヨーロッパの女性よりも地位が高かったといわれています。 現代の欧米はキリスト教的な倫理観が基本になっているため、性風俗は七つの罪源である「暴食」、「色欲」、「強欲」、「憂鬱」、「憤怒」、「怠惰」、「虚飾」、「傲慢」のまさに色欲であり、戒むべき人間の欲望ということになります。 ですから、おおっぴらに男女がいかがわしく触れ合うようなお店はできないのです。(欧米にもかぎりなく非合法ぎりぎりではそういう店もありますし、当然に売春婦も存在し、普通の安ホテルのようで売春婦が仕事をするためのホテル(ホテル側もそれを知っていてお金を受け取る)ようなものもあります) まただからこそ、欧米の店舗は日本やアジアの店舗のようにきらびやかな看板をつけてアピールしない(強欲・虚栄)ですし、教会などに寄付をする文化は「強欲・傲慢」を避ける意味合いなどがあります。 簡単に言えば「性的な物事」は西洋(&イスラム)では「タブー・罪」なのですが、それ以外の地域ではタブーでも罪でもない、ということが文化的な違いの大きな要因になっているといえます。 ヨーロッパからアジアまでのユーラシア大陸を俯瞰してみたときに、「性的な物事」に対する感覚は近東(いわゆるヨーロッパからみたオリエント)を境にまったく方向性が逆になっていきます。 つまりヤハウェを絶対神とする一神教(ユダヤ・キリスト・イスラム)は非常に強い戒律を持ち、特に性的なことに関するタブーはかなり大きな意味を持っているのです。 逆をいえば、これ以外の宗教には性的なタブーは非常に少なく、また多神教は神様の数だけ教義があるいえますので、そもそも宗教的タブーそのものが少なくなっていきます。 ということで、たとえばインドではカーマスートラ(愛の格言)などの性の教科書が経典として4世紀頃に成立し、キリスト教では絶対にありえないような事柄が普通のこと(むしろ推奨されること)として書かれています。 またタイ・カンボジアなどのクメール文明の地域は現代でも性的に非常におおらかであり、現代のタイを見れば同性愛の容認・性同一障害に対する容認はキリスト教国とまったく次元の違う価値観を有しています(ただし、タイでもゲイは一般的には受け入れていません。ほぼ日本と同様の状況ですが、キリスト教国とくにアメリカの不寛容と比べればまったく違います) 一神教と多神教の世界人口割合はほぼ半数づつですので、世界の半分はキリスト教的イスラム教的価値観を共有していないといえるわけです。 その中で日本はさらにおおらかな性風俗が維持されています。ユーラシア大陸上であれば(オリエントもオチデントも)異民族との交配は複雑な問題を引き起こすこと、身分制を超越するような性行為はこれも問題を引き起こすことなどの理由から、多神教であっても文化的・民族的に性的な規制があるのが普通です。しかし日本はそもそも一神教的なタブーを知らなかった上に、異民族との交配もありえない島国でしたので、安心して(?)性行為を楽しむ風潮ができて行ったといえます。つまり、性を規制する要因がほとんど存在しなかったのが日本の歴史の特徴であり、古代のおおらかさのまま、現代まで来ているというう風にもいえるのだと思います。 これが日本社会にどのような影響を及ぼしたかというと、たとえば村落(集落)においては夜這いの風習が発生し、都市部においては遊郭・岡場所などの遊び場所、出会い茶屋という(座敷を1時的に借りられるという実質的なラブホテル)場所などもあり、町娘なども利用して逢引していたのです。 もちろん男性だけが性的に緩いわけではなく(もちろん当時の男性には女遊びは普通のことでしたが)結婚していない女性であれば、娘であってもかなりおおらかに楽しんでいたようです。つまりは現代コギャルとほとんど生態は一緒だったということです。 ちなみに夜這いは、その名の通り女の子の家に夜忍び込んでいく行為ですが、年頃の娘になったら親が進んで裏木戸に近い部屋で女の子を寝かせるようにするのが普通で、親が惜しんで家の奥に隠すようなことを「箱入り娘」と呼んだのです。 これらの行為がエスカレートしないようにするために、男は15歳ぐらいになると村落の若集宿(若者組)で寝食を共にするようになり、夜這いであっても先輩が後輩を見張るなどして秩序を乱さないように気をつけていたようです。 地方はこのようでしたが、都市では祭りや芝居などで娘の帰りが遅くなることもある程度容認されており、つまり「遅い」ということは、現代の高校生や大学生ぐらいの女性と同じ、と考えて頂いていいわけです(だから出会い茶屋もあるわけです) つまり現代日本になってからいきなりおおらかになったわけではなく、むしろ日本は昔からおおらかだったのです。どちらかというと近代の明治期になってからのほうが、西洋思想と西洋的価値観が入り込み、処女性の価値の向上や性的タブーが強くなりました。 『キャバクラ』『ホストクラブ』やその他のソフト風俗というものが日本独自なのは、そもそも規制がほとんど無く直接的な交渉が可能だった文化なのに、明治期からの西洋文化の流入で直接交渉が避けられるようになり、その代替行為として『キャバクラ』『ホストクラブ』そして本当の行為に至らないソフト風俗が発達したということです。 特に戦後はアメリカの影響を強く受けるようになりましたので(アメリカはヨーロッパから見てもかなり厳格なキリスト教的価値観を維持しています)、ソフトな装いをかぶせてなんとか自分達の文化(おおらかさ)を残そうとしているのが、現代の様々な性風俗産業なのだと思います。 アジアの大部分の地域については日本より性的規制が大きいものの、一神教的規制よりは緩い為、日本式の性風俗の受け入れられる部分だけ受け入れているといえるのでしょう。 タイのゴーゴーバーなどはアジア的なおおっぴらさと西洋的なジェントルマンクラブを足したような感じですが、気に入ればお持ち帰りできるシステムですから、まあ一神教的な価値観からみればかなりおおらかといえるでしょう。ちなみに、このあたりのお店を使っているのはほとんどが西洋人であることを知っておいてもいいでしょう。 ということで 1.キャバクラ、ホストクラブについては、昔はもっとおおらかに遊べた(特に男性は簡単に遊べた)のに西洋的価値観が強くなってきたので、性的な部分を隠して交流を楽しむという建前ですし、それ以外にもいろんな段階のソフト風俗があります。これらは日本的な価値観ではタブーではないということです。 2.ラブホテル 少し前に「不倫は文化」と靴下を履かない俳優が言っていましたね。金妻なる不倫擁護のドラマもありました。古代ローマ時代のカエサルやアグリッピーナなどの時代の価値観を思い出します。 つまりおおらかに性交渉できる文化だから、ラブホテルが必要だということです。不倫だけでなく昔は待合茶屋で逢瀬を重ねたような、若いカップルにも必要だということです。 でもって3.の二次元AVですが、これはキリスト教的には色欲だけでなくそもそも人間(神がつくりたもうた最高の作品)に対する冒涜ということになります。 ですから、まあ道徳的にアウトでしょう。 日本においては鳥獣戯画などの歴史的経緯から2次元に慣れ親しんでいる、という部分があるのですが、そもそも趣向においても日本にはタブーがほとんど存在しません。 たとえば女性でも「キモかわいい」という普通なら目をそむけるようなものを「かわいい」と愛でる風潮が日本にはありますね。 こういうのを倒錯的嗜好というのですが、日本は倒錯的嗜好もかなり許容していますので2次元に萌える人たちに対して、ちゃんと供給できる、という事なのだと思います。 本来は性的なタブーの大きい西洋人がタイのゴーゴーパブを利用しているように、また日本のオタク文化が世界で支持されるように、本来であれ世界中の人間がそういう点では日本人と同じ嗜好を有しているはずなのですが、社会的タブーが大きい為「供給」がない、または非合法になるために供給できない、のです。 日本はタブーが少ない分、数々の嗜好に対してちゃんと供給がなされることになります。だから日本はすごく特殊なように感じるのです。 たしかに特殊なのですが、それは「いろいろなサービスがある」ということではなく、そもそも「それらを規制するタブーがほとんどない」ということなのです。 ただし、この恩恵にあずかっているのは男性ばかりではありませんよ。 109のようなファッションビル、原宿系・ゴスロリ、ありとあらゆるタブーなきファッション(一例をあげれば、ショートパンツで街を歩くのは外国では売春婦の服装ですよね)。 キモイまで許容する数々のキャラクターグッズからボーイズラブまで、女性のほうが日本の習俗的寛容の恩恵をより受けているといえのではないでしょうか。 長くなりましたが、日本が島国で異民族との交流がほとんどなく、また政治的にもずっと安定(日本は世界最長の現存王朝国家です)してきたのが、世界的にみて特殊な文化価値観を有する国にしたのだと思います。

DeeAnna
質問者

お礼

わぁ……。すみません、あまりにも博識な回答で、目から鱗が落ちすぎて言葉が出ませんでした。一般的には欧米の方が性的に大らかだと思われやすいのですが、こう考えると、日本の方がずっと緩やかなのですね。明治時代を境に、日本の古来はもっと大らかであった事も、目から鱗でした。確かに、技芸や花町は古来日本から存在していたものですね。 宗教や、国の立地条件からこういった風習の違いが現れるなんて、本当に考えもつきませんでした。日本は、確かに規制が無いからなのか、海外の文化を多く取り入れる国ですね。 こちらも、文化を取り入れる事自体に規制は無いのかもしれませんが、あまり積極的には行われていない気がします。 私は、日本伝統の文化が好きなので、そこは規制でも設けて失われないようにして欲しいものですが…あ、風俗は日本伝統の文化ですね…!そ、それとは別に。(笑) 確かに、そう考えると女性も恩恵を授かっているといえるかもしれませんね。 風俗通いする相方に困る人もいるようですが、ホモを楽しむ女性がいる国は、日本だけかもしれません…最近中国も誘発されたようですが。 時間をかけてこんなにも書いていただき、本当にありがとうございました。 歴史に詳しくないので、ピンと来ない点もありますが、じっくり一つ一つ調べて何度も読みかえさせて頂きます。とっても面白かったので、本にでもしてもらいたいぐらいなのです!(笑)ありがとうございました。

その他の回答 (3)

回答No.4

>何故日本はキャバクラやホストクラブと言ったものが流行っているのでしょうか。 西洋人の男は女をセックスの対象としてしか見ないけれども、東洋人はセックス以外でも女性と会話を楽しむなどの、高度に文化的・知的な側面があるからでしょうね。 善悪については論じるつもりがありませんが、これがキリスト教文化圏の西洋と、仏教、儒教、道教などの多彩な価値化を包含して高度に爛熟しているアジア文化圏の決定的な差であることは確かでしょう。

DeeAnna
質問者

お礼

なるほど、やはり宗教と深いかかわりがあるのですね。 ご意見ありがとうございました。

  • KappNets
  • ベストアンサー率27% (1557/5688)
回答No.2

面白いご質問ですね。私はラブホテルの経験はありませんが、おそらく一番気にするのは誰か(知人)に見られることです。誰しもが来るところではないラブホテルにはそういう欠点がないのだと思います。

DeeAnna
質問者

お礼

なるほど、それを考慮すると、 ラブホテルは誰もが入る場所ではない所に立っているのですね…。 そういえば、日本に戻ってラブホテルを見た事は一度もないと今思い出しました。(笑) 回答ありがとうございます。

  • skip-man
  • ベストアンサー率22% (344/1529)
回答No.1

あくまでも一個人としての意見 1.私生活では,お金を渡したくらいでは,優しい言葉を言ってもらえない,チヤホヤしてもらえない人が利用するのでしょう。 また,利用する人も,本当の愛情を求めていないのです。 薬をやって精神を高揚させるよりも,お酒と甘い言葉で高揚する方が、被害は少ない。と思っているかもしれません。 2.普通のホテルと,宿泊人名簿にサインしなくてはならない。偽名を使う事さえ面倒に感じている人達が,ノーサインで、従業員にも顔を見せずに利用出来るからでしょう。 慎み深いと言うと,家族にさえ情事のときの音や声を聞かせたくないから利用する。という人もいます。

DeeAnna
質問者

お礼

ご意見ありがとうございます。 確かに、風俗のかわり(?)というか、こちらでは麻薬が多いですね。 若い男女はそのまま乱交に入る場合が多いので、風習の違いですね。 確かに、…うーん、たしかに、薬よりは、被害は少ない…かもしれませんね。 なるほど、ラブホテルはサインしなくても利用できるからなんですね。 不倫の手助けのようなものでしょうか。 知りませんでした。回答ありがとうございます。

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