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PCとスピーカの間にDACをはさむ意味はあるのか?
- PCとスピーカの間にDACをはさむ意味はあるのか?最近知ったばかりのDACについて、その必要性やアンプとの違いについて調査しています。
- DACはデジタルデータをアナログデータに変換してノイズを低減する役割を持つ装置ですが、PC内で変換が行われることもあります。光デジタルでスピーカとつなぎたい場合、アンプ内蔵のスピーカを使えばDACは不要です。
- DACとアンプの違いについても調べましたが、アンプは主に音量を増幅する役割を持ちます。変換に不満がある場合はDACを、音量を調整したい場合はアンプを選ぶと良いでしょう。質問者はオーディオアンプについて詳しく知りたいとのことです。
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質問者が選んだベストアンサー
予算が10万円まであるのであれば、かなり色々なことができます。「やろうと思えば何とかなる」くらいには十分なので、かえって悩みも多くなりそうですが... 1. ピュアオーディオ型 まず、単品コンポ、つまりスピーカーだけ、アンプだけ、CDプレーヤーだけという製品を別々に買い揃えて好みの音を作っていく、従来からマニアがやってきた楽しみ方に、パソコンを加える方法があります。つまり、パソコンをCDプレーヤー代わりに置き換える(あるいは追加する)、と考えれば良いでしょう。 iMacのイヤフォン端子は、パソコンの中では良い方だと言って良いでしょうが、オーディオとして見ると心許ないので、単体DACを用意します。最近では、パソコンからUSB接続できるものがあります(USB DACなどと呼ばれます)。 USB DACは、オーディオ機器であると同時にパソコン周辺機器でもあるので、パソコン周辺機器としてちゃんとした技術背景のあるメーカーのものが良いでしょう。残念ながら、オーディオ機器メーカーのものは、あまり優れたものがありません(ベンチャーの中には良い製品を作っているところもあります)。たとえば、ラトックRAL-2496UT1などがあります。 http://www.ratocsystems.com/products/subpage/ral2496ut1.html これに、アンプとスピーカーがそれぞれ3万円程度で、ちょうど10万円前後で収まるでしょう。ピュアオーディオの入門クラスが3点セットで10万円といったところなので、ちょうど良いバランスです。 2. ミニコンポ+@ 上のような構成だと、CDを聞くために、わざわざMacに取り込むか、Macの光学ドライブで再生する必要があり、面倒です。また、ラジオやMDなどもないので、不便に感じることも多いでしょう。そこで、CD/MD/ラジオのミニコンポと、上記のようなUSB DACを組み合わせる方法が考えられます。 たとえば、コンポ本体としては、ONKYO CR-D2やKENWOOD R-K731などがあります。ミニコンポも、ある程度上位のクラスになると本体部分とスピーカー部分が別売になります。性能面で、3万円クラスの単品アンプから劇的に落ちるという訳でもありません。「単品コンポはちょっと仰々しくて...」という場合にも良いでしょう。 3. PCオーディオ向けミニコンポ さらに、最近のPCオーディオの流行に合わせて、いわば「USB DAC+ミニコンポ」的なコンポも出始めています。たとえば、TEAC A-H01などは、USB DAC部分も悪くなく、アンプ部分もマニア心をくすぐる面白い製品です。 http://www.teac.co.jp/audio/teac/ah01/ 以上1~3の構成には、さらに、AirMac ExpressやApple TVによるワイヤレス化も組み合わせられます。 4. DTM的な構成 もともと、パソコンでオーディオを始めたのは、音楽制作の現場です。その流れで、DTM (DeskTop Music) というものがあります。基本的には業務用オーディオの分野ですが、歴史が長いだけに、技術面、音質面ともに信頼性の高い製品が揃っています。 ここでは、USB DACに代えてオーディオインターフェイスという装置を使います(正確に言えば、USB DACもオーディオI/Fの一種で、ふつう、オーディオI/Fというと録音機能なども備えた多機能のものを指します)。また、スピーカーはアンプ内蔵スピーカーが主流です(用途から「モニタースピーカー」と呼びます)。GX-100HDもアンプ内蔵スピーカーですが、それの業務用バージョンと考えれば良いでしょう。 メリットとして、上記の信頼性の他に、「そのスピーカー専用のアンプ」を使うことになるので、スピーカーが価格の割に高音質化しやすくなります。また、家庭用のアンプ内蔵スピーカーはほとんど選択肢がありませんが、こちらは非常に豊富です。さらに、オーディオI/Fに3万円程度使うと残り6万円でスピーカーだけ買えば良くなり、けっこう高品質なものが狙えます。 デメリットとして、いわゆる「モニター調の音」が多く、どちらかといえば淡々と鳴らすものが主流です。また、接続ケーブル(の端子)が家庭用と異なる場合が多く、混在させる場合には若干面倒です。スピーカーに内蔵されたアンプは、家庭向けに比べるとノイズが多めの場合があります(基本的に大音量で使うので、それでも問題ないのです)。 ----- 私の場合は、1と4を同時にやっています。録音などをするのでオーディオI/Fとモニタースピーカーを置いていますが、机に向かって聞くのは(姿勢が)しんどいので、家庭用の単品アンプ+自作スピーカーにも繋いでいます。 母親には、2のような構成を提供しました。コンポが壊れたら、次も2にするか、3に行くかといった感じです。
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- nijjin
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光で接続する場合DACは不要です。 GX100HDはそれ自体に光入力端子、DAC、アンプが組み込まれていますので光ケーブルで接続しコンセントに電源を差し込むだけで使えます。 DACを使うと光ではなくアナログ接続になります。 もし、GX100HDの音に不満があるならDAC、アンプ、スピーカーをそれぞれ揃える事です。 (DAC内蔵のアンプならDACは不要です。) そのほうが劇的に変わると思います。 DACとはデジタル信号をアナログに変換する装置です。 人間の耳ではデジタルの音を直接聞くことは出来ませんから。 FAXの受信音(デジタル信号を音声化したもの)を聞いてもそれが何なのか理解不能でしょう? それと同じです。 オーディオ用のアンプは(DACのない基本的なアンプの場合)CDやMDなどのアナログの入力をスピーカーを動かすための出力まで音を増幅させる装置です。 また、最近のDACはPCの使用に特化したUSB DACやUSB出力からデジタル出力を得るUSB DDCもあります。 USB DDCの場合、USB DACと同じUSBサウンドインターフェイス(USB Audio class規格)となります。 違いはDACチップでアナログにするのではなくデジタル信号として光や同軸などで出力させる事になります。 これにより所有のDACやPCからの入力(USB)を持たないDACへの入力が可能になります。 GX100HDにデジタル接続する場合、このUSB DDC経由と言う事も可能です。
お礼
お礼をするのが遅くなってしまい申し訳ありません、おかげでアンプやDACについて教えていただいた範囲の事は理解することができました。どうもありがとうございました。
- Yorkminster
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結論から言えば、DACを導入するメリットはほとんどないでしょう。 ----- まず、「アンプ」は amplifier の略語で、本来の意味は「増幅器」です。オーディオの世界では文字通り「音声信号を増幅する機器」の意味ですが、軽音楽の世界では「増幅器を内蔵したスピーカー」の意味で使われるのが大半でしょう(本来の意味での「増幅器だけの機器」は、「ヘッド」などと呼びますね)。 アンプは増幅器なので、単に入力された音声信号を増幅する以外の機能は、本来はありません。最近では例外も多いですが、基本的にはアナログ音声信号を増幅するように設計されています。これに対し、コンピュータが音声信号を扱うためには、デジタル化されている必要があります。従って、再生時には、逆に、「アンプ」にたどり着くまでにアナログに変換する必要があります。 iMacのイヤフォン端子にイヤフォンを差し込んだ場合は、アナログに変換した後の信号が出力されます。他方、光デジタルケーブルを差し込むと、デジタル信号のまま出力されます。この場合は、どこかでアナログ変換する必要があります。 その変換機が、DACです。これは、単体の機器として独立していることもあれば、他の機器に内蔵されていることもあります。iMacのイヤフォン端子からアナログ音声信号が出ているのは、まさに「iMacにDACが内蔵されているから」です。 また、GX-100HDにデジタル入力端子があるのも、そこにDACが内蔵されているからです。つまり、GX-100HDは、「DAC+アンプ+スピーカー」なのです。 ----- ややこしいのは、単に「アンプ」とか「DAC」とか言った場合に、「単体の機器」を指しているのか、「ある機器に内蔵された機能の1つ」を指しているのか、ハッキリしない場合があることです。「読む側が文脈から判別できていない」という場合もありますが、「書いている人自身がよく分かっていないから書いた文章もハッキリしない」という場合も少なくありません。 たとえば、「『蛍光灯』を買ってきて」と言ったときに、『蛍光灯』の意味が、「ランプが切れたから『替えのランプ』」の意味なのか、「デスクライトなどの『照明器具』」の意味なのか、文脈によって違うのと似ています。 ----- 音質との関係で言うと、(1) D/A変換の質と、(2)それ以後のアナログ回路の質が問題です。 一般論として、デジタル信号は、記録・伝達の過程で誤りが生じにくいようにできています。従って、基本的には「いったんデジタル化された以上は、できるだけデジタルのまま」が望ましいと言えます。 しかし、(1)これをアナログ変換する場面では、変換回路の性質によって差が生じ得ます。つまり、「iMac内蔵のDAC」と「GX-100HD内蔵のDAC」あるいは「その他のDAC」の間には、音質の差があります。もちろん、これが高性能であるに越したことはありません。もっとも、いくら差があるとはいえ、結局は世界に数社しかない半導体メーカーのチップを使っているので、劇的な差は生じにくいと言えます。 他方で、(2)アナログ回路は様々なバリエーションが考えられ、意図的に音質を変える(味付けを変える)ことも簡単です。また、ノイズの影響を受け易い部分でもあります。そのため、メーカーごとの個性が出易く、価格による差も小さくありません。 従って、たとえDACが高性能でも、それ以後のアナログ回路が貧弱だと、その良さを生かせません。また、いくらアナログ回路が高性能でも、DACの性能が低ければ意味がありません。 では、iMacの内蔵DACと、GX-100HDの内蔵DACと、あるいは安価で手に入る単体DACと、どれが最も高性能化と言えば、実際のところは大差ありません。アナログ回路についても同様で、1~2万円程度では差が出ないのです。従って、「iMac → (アナログ) → GX-100HD」と「iMac → (光デジタル) → GX-100HD」とで比べてみて、良いと思った方を使っておけば十分でしょう。 ----- それでは音質に不満がある、ということになると、この手の「パソコン用スピーカー」ではなく、本格的なオーディオ機器を揃えることになってきます。 パソコンは、いまや音楽制作の場面では不可欠なツールで、音質面ではトップレベルを目指すことも可能です。特に、Macは高音質化に適している(というか知識がなくても高音質で再生できる)ので、GX-100HDでは不満ということなら、そういう方向を検討しても良いでしょう。 ちなみに、私自身は長年のMacユーザで、オーディオもMacを中心にやっているので、お望みであれば具体的なアドバイスも可能です。
お礼
とても分かりやすく説明していただきありがとうございます。dacとアンプについて理解する事ができました。本格的なオーディオ機器については非常に興味があったのですが、揃える機器などが多く、自分には難しそうなので候補には入れていませんでした。初心者で知識も無いに等しいのですが、宜しければアドバイスをお願いしたいです。
補足
自分の場合テクノ、ハウス系を中心を聴くつもりでいます、できたらジャズ、クラシックも聴ければと思っています。予算なのですが、出来れば十万円以内で抑えたいと思っているのですが、とても足りないというのであればyorkminsterさんのアドバイスを参考にしたいと思います。
お礼
遅くなってしまい申し訳ありません。なるほど、とても参考になりました。アンプ、スピーカやpcオーディオに関する知識はまだまだ少ないので、今後本やインターネットなどから学んでいきたいと思います。どうもありがとうございました。