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女川原発について
先の東日本大震災の後に福島原発は水素爆発を起こしました。 福島原発から120Kmほど北にある女川原発は地震から1時間で冷温停止をしています。 この違いはどこにあるのでしょう?
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当時のニュースから抜粋 福島第1原発が想定した津波は最高約5・7メートル。しかし、実際にやってきた津波は高さ14メートルに及び、 海寄りに設置したタンクやパイプの設備を押し流した上に、重要機器の非常用発電機が水没。東電は原子炉を冷却できなくなる事態に追い込まれた。 一方、宮城県沖地震など幾度も津波に見舞われた三陸海岸にある女川原発で、東北電は津波を最高9・1メートルと想定。 海沿いに斜面を設け、海面から14・8メートルの高さに敷地を整備した。 港湾空港技術研究所(神奈川)などの調査では、原発から約7キロ離れた女川町中心部を襲った津波は、 原発の敷地の高さと同じ14・8メートル。津波は一部で斜面を超えた可能性もあり、1~3号機のうち最も海に近い2号機の原子炉建屋の地下が浸水したものの、 「重要施設に津波は及んでいない」(東北電)という。 浸水で2号機の非常用発電機の一部が起動しなかったが、別の系統が稼働し、無事停止した。 津波の想定が高かっく。高台に設置していたことにより水没しなかった。運が良かっただけです。間一髪セーフで運良く非常用発電機が運転出来ていたことに付きます。 福島は、海から直ぐに非常用発電機があり根こそぎ被害が受けた。さらに手配した車載非常用発電機は東北電力のもので接続する為にプラグが合わなく使えなかったとの明確に差がでました。
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- key00001
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「世代」の影響が最大と考えます。 福島第一は1970年代。 福島第二は1980年代。 女川は、一号機は1980年代,二号機は1990年代,三号機は2000年代。 耐震設計の想定は、年代と共に引き上げられていますが、その対策状況が、そのまま結果に直結した格好かと思います。 本来、1970年代の原子炉は、稼働後30年程度で廃炉の前提で運転が開始されました。 その通り運用されていれば、少なくとも最大級の事故を引き起こした福島第一原発は、存在していませんでした。 また、もっと廃炉技術や放射性物質の廃棄技術に真剣に注力していれば、廃炉の決断が出来ていたと思います。 ぶっちゃけ、ハード(原子炉本体)などは、古いからと言って、脆弱と言うワケではありません。 むしろ古い方が慎重な部分も有り、頑丈に作られているコトが多いです。 鉄板の厚みが100mmで充分なところを、安全を見て、念のため150mmにしていたと言う様な時代に作られた方が、むしろハードは安全と言っても良いです。 しかしソフトなどは、30~40年の進化は無視出来ません。 ゲーム機で言えば、インベーダゲームとPS3、事務機で言えば計算機とパソコンの違いですから。 計器類は言うに及ばず、耐震設計などの防災設計思想とかもソフトです。 当然、適用が可能な範囲で、最新化はされてきていますが、1970年代に産み落とされたモノは、どうしようも無い部分があります。 それと我が国の法令や規格にも、「致命的な問題」があります。 「やれば出来る」コトを、「出来ない」とうそぶき、免除とか適用除外にしてしまいます。 例えば1990年に出来た法律は、1989年以前に作られた原発には適用しないワケです。 その代わり、「『ただし』古い原発は、原子炉本体の強度を確認すれば良い」みたいな、「抜け道」を用意するんですよ。 諸外国では、その様な抜け道は作りませんし、「ただし」や「例外」は有りません。 シンプルに「やらねばならないコトは、やりなさい。出来ないなら停めなさい」です。 その違いが、本来は停止・廃炉せねばならない様な古い原発を延命させただけでは無く、既存原発の安全性向上や廃炉技術などの進歩も妨げました。 原発事故は、行政や各種委員会が「抜け道」を作り、やるべきことをせず、必要な技術進歩を妨げてきた結果の「人災」です。 本来は〇(チェック)問題に対し、△を用意して、グレーな対応してきた結果です。 しかし未だにこの体質は変わっていません。 私は原発反対派では有りませんが、この体質のままで原発を運用するコトには反対です。 ストレステストなどをやっても、頑丈な古い原発とか、耐震対応が万全な浜岡原発は、真っ先に合格しますから。 一方、原発反対派も、日本が原子力発電や研究開発をやめた場合のコトを想像すべきと思いますよ。 日本がやめても、原発のニーズは尽きませんので、中国や韓国が作ることになるでしょう。 原発産業を支えるには、自国にも原発が必要なので、東シナ海沿岸や、朝鮮半島に、中国製や韓国性の原子炉が立ち並ぶでしょう。 更に中国の場合、それが目下の原発最先進である日本でさえ難航している、高速増殖炉になる可能性があります。 日本では開業以来、人身事故が無いコトを誇る新幹線ですが、中国は開業間もなく大事故を起こし・・事後処理は、車両を埋めて終わらせようとする国です。 私は、世界中が原発を放棄するまでの間は、日本が引き続き最先行して、今度こそ本当に安全な設備と運用をセットにして、中国ほかに技術供与すべきだと思います。 そのためには、まず△を無くして、「やるべきコトはやる。出来ないならやらない。やらないモノはキチンと始末する」と言う、「当たり前」のコトを徹底せねばなりません。
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ありがとうございました。
- tarepanda009
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女川原発は標高15mのところに建屋があり、施設への浸水はあまりありませんでした。(浸水が全くなかったわけではなさそうです。) 非常用電源が生きていたこと(ただし3台あるうちの2台は起動しなかったそうですが)、そして外部電源の供給も断たれずに済んでいます。(2系統あるうちの1系統は電気がきていたとのこと) そのため大事故にならずに冷温停止することができました。 福島第一は標高10mのところにあるのだそうです。こちらも津波高さは14m程だとのこと。諸施設のかなりの部分に浸水して非常用電源がだめになりました。外部電源も地震の影響で失われました。
お礼
ありがとうございました。
- 藻黒 知恵蔵(@ameru1999)
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設備投資の違いです。 女川原発は、比較的新しかったことと担当者がしっかり設備投資して備えたからです。 ただそのしっかりした担当者は、コスト面で上から怒られて左遷されたらしいです。 それでも備えましたので大きな事故がなかったのです。 福島は、再三注意されたにも関わらず設備投資をしませんでした。 100年にあるかないかの為に設備投資できないと・・・ 利益を追従した結果です。 設備が古かったのに見直しとか追加とかせず 傲慢だと私は思いました。 電力会社でも真面目な人は、怒られながらも煙たがられながらも立案書をだして 頑張ってる人はいます。 それを組み上げる上司たちが少ないのではと思います。 あと緊急対応に関してままりにも無防備すぎたと思います。 ただわからないこともないけど・・・電源喪失は、ホント怖いですよ
お礼
ありがとうございました。
非常用電源が生きていたかどうか
お礼
なぜ女川原発の非常用電源が壊れなかったか? 福島原発の非常用電源がなぜ壊れたか? 早速のレスありがとうございました。
お礼
やはり当時ニュースになったのですネ ありがとうございました。