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映画「砂の器」のタイトル

野村芳太郎監督の「砂の器」がとても好きで、映画館やビデオで何度も見ました。特にセリフのない親子の巡礼シーンには毎回泣かされてしまいます。 ところでこの作品、僕には今ひとつタイトルの「砂の器」がピンときません。松本清張の原作を読んでいないせいかもしれませんが、この映画が好きな方、ご意見聞かせていただければ幸いです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • PAPA0427
  • ベストアンサー率22% (559/2488)
回答No.1

私も大好きな映画です。 「砂上の楼閣」という言葉がありますね。基礎がない、もろく崩れてしまう。という意味ですが。 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%BA%BD%BE%E5%A4%CE%CF%B0%B3%D5&kind=jn&mode=0&jn.x=40&jn.y=16 それと犯人の犯行動機とを引っ掛けて「砂の器」になったのでは、犯人は戸籍詐称を行っています。ですから本人そのもの(器)はどこにもないわけですよね。 勝手な思い込みかもしれませんが、そう思っています。

Quijote02
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございました。 「詐称した戸籍の上に築いた・・・」 やはり、もろいってことに尽きるんですね。

その他の回答 (4)

  • fuchikoma
  • ベストアンサー率17% (82/466)
回答No.5

砂でできている器は、どんなに立派ではあっても脆くくずれやすい、ってことだと私は理解してます。 崩れやすいからこそ、犯罪が必要だったんでしょうね、きっと。でも、やはり砂でできている器だから、最後には崩れ去ってしまうってことでしょうか。 原作も一気に読めますよ。

Quijote02
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 この冬、原作を読んでみようと思います。

  • jakyy
  • ベストアンサー率50% (1998/3967)
回答No.4

【器】 器という漢字には「才能、はたらき」という意味があります。 あの人は大臣になる器ではないという風に使います。 【砂】 砂は風が吹くと飛び散るというイメージがあります。 ちょうど映画の冒頭シーンで砂嵐の中を親子が歩いているシーンのような感じですね。 【砂の器】 砂の器は砂で出来た器で何時壊れてもおかしくないことを示しています。 【小説】 放浪のハンセン病の乞食の子供が、すべての暗い過去を消しさって、 音楽家の地位と名声を得て、政治家の娘と結婚をします。 しかし過去を調べた刑事の熱意で、作り上げたもの、 すべてが崩れるという事になります。 言語学の事、聴覚ことも書かれており、 大変よく出来た小説ですので、正月休みにでも お読みになることをお勧めいたします。

参考URL:
http://village.infoweb.ne.jp/~rosetta/wissenshaft/norinaga1.html
Quijote02
質問者

お礼

たいへん丁寧な回答ありがとうございました。 東北弁」と「出雲弁」の類似を丹波哲郎演じる刑事が付きとめるシーンがありましたね。 原作を読んでみたくなりました。

  • oktom
  • ベストアンサー率22% (28/123)
回答No.3

こんばんは、ほんとに名作ですね。 #1の方の見解どうりだと思います。主人公が幼少時に父親と巡礼中、とある海岸で砂遊びで器を作り、それを朽ちた垣根にそっと置き、次第に波風に崩れていくシーンがありますが、ラストを象徴しているのかのようで・・・、そしてこの主人公が喝采を浴びるはずだった作曲名が「宿命」という・・・・松本清長渾身の一作だと思います。

Quijote02
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 そうでした、男の子が一生懸命器を作っているシーンがありました。「宿命」をはじめ、この映画は本当に音楽が素晴らしいですね。

  • Keiko816
  • ベストアンサー率42% (268/632)
回答No.2

私も大好きです。ビデオで今でも時々見ています。 セリフもほとんど頭に入っています。 題名の意味についてはインタビューの中で松本清張自身が「意味そのものはあまりなく、作品全体からくるイマジネーションからつけることが多い」と言っているそうです。 まったく意味のない題名も多いということです。 「○の○」という題名は特に。 「黒の様式」「黒の奔流」「黒の回廊」「風の息」「影の車」「波の塔」「霧の旗」「ゼロの焦点」まだまだ・・・。 「砂の器」もそれに入るのではないかな?と私は思っています。

Quijote02
質問者

お礼

早々の回答ありがとうございました。 松本清張のインタビューには驚きました。なるほど全体から来るイメージですか、あまり深読みしすぎることはないってことでしょうか。

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