- ベストアンサー
大学教員にならず企業研究者になった理由
企業で研究者をされている方に質問です。 研究者というと、大学教員か企業研究者(独立行政法人の研究機関の研究者含む)に大別できると思いますが、なぜ、大学教員にならずに企業研究者になられようと思ったのですか? 大学教員だと、研究だけでなく教育(および雑務など)もやらなければいけないことは確かですが、自分で研究室を運営して(研究テーマの制約が無いという点で)自分のやりたいように自由に研究ができる最適な環境だと思うのですが、それでも企業研究者になられたのは何故でしょうか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
元企業研究者です。 > なぜ、大学教員にならずに企業研究者になられようと思ったのですか? 理由は簡単。上が年寄りで詰まってて、ポストがなかったから。 一種の老害です。ま、自分がそうゆう環境にしがみついたのも悪いんだけどね。 それと、大学教員になるまでの不安定な期間の極貧に耐えられないから。 そのとき、学振の研究員にうかっていたのに、バカ政治家のために 何度か国会が空転して、学振の研究員のお金が数ヶ月遅くなりました。 その間は極貧の生活。 > 大学教員だと、研究だけでなく教育(および雑務など)もやらなければいけない > ことは確かですが、自分で研究室を運営して(研究テーマの制約が無いという点で) > 自分のやりたいように自由に研究ができる最適な環境だと思うのですが、 それは理想論。その職を得るまでの生活が大変。 大学教員になった人と、なっていない人の間には、生活状況に雲泥の差があります。
その他の回答 (1)
- hanabutako
- ベストアンサー率54% (492/895)
元企業研究者で、今はエンジニアをしています。 大学教員にならなかった理由は#1さんもおっしゃっているとおりです。 深い知識を得たいと思ったし、学位も取りたいと思いましたが、アカデミックポジションに固執するつもりはありませんでした。よって、任期付のポジションしかないような大学のポジションではなく、生計を立てやすい企業研究者を選びました。それに、研究を継続するよりも、それを実際の世界で活かすほうに興味がありましたから。所詮、研究室でちまちまやってもそれがほんとうに使えるかどうかなんてわかりませんが、そんな胡散臭いことをやっているよりは実のあることをしたかったですからね。 また、大学教員だと自由だと誤解しているようですが、指導教官などに聞いてみたらそんなに自由ではないと教えてもらえると思います。まず、自分で研究室を運営しても、予算を取るためには研究テーマに制約があります。余程の有力者でもない限り、誰かの研究プロジェクトに応募する場合がほとんどだと思いますが、その場合はその研究プロジェクトに沿ったプロポーザルを作らなくてはいけません。また、今流行りの研究をしておいたほうが評価されるチャンスが増えますが、それは必ずしも自分の興味のある研究テーマではないと思います。 というわけで、アカデミックポジションに興味がなく、効果が眼に見えることをしたくて、安定した収入が欲しかったので、企業を選びました。
お礼
大学教員でもいろいろ制約があるのですね。。。 ご回答ありがとうございました!
お礼
大学院重点化計画に伴うポスドク問題は、今も尚、深刻な問題のままですもんね。。。 ご回答ありがとうございました。