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10Gイーサネットとファイバーチャネル
10Gイーサネットの出現により、8Gbps規格のファイバーチャネルよりも規格上の通信速度が速いものが出てきましたが、一般的に聞くのは信頼性がファイバーチャネルの方が高いという理由でファイバーが依然として採用されているようです。それはなぜなのでしょうか。イーサネットだとデータの欠落などが起こりうるのでしょうか。
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イーサネットには多少関わりがありますが、ファイバーチャネル(FC)には全くといって良いほど関わったことがないので、片手落ちなのを承知で回答すると… イーサネットは元々N対Nの通信規格として策定したものであり、ストレージ環境への利用は想定していなかった、というのが大きいのではないでしょうか。 つまり、ファイバーチャネルの方が耐障害性を求めるための冗長構成など、ストレージ向けのデバイスとしてのノウハウなどが大きく蓄積されており、10GbE + iSCSI の構成よりも成熟が進んでいるから、と考えます。 # FCについてろくに知らないで書いてますので、このあたり識者のフォローがほしいところ… イーサネットでも通信内容が化ける様だと通信効率に大きな影響があるので、データの欠落云々はあまり考えなくて良いと思います。 今後iSCSIの導入例が進み、また10GbE の価格が下落していけばFCの代わりに10GbE/GbE がストレージ用バスデバイスの主力になる可能性は十分に考えられると思います。 なお、No.1さんの回答は主にメタルケーブルに対する光ファイバーのメリットの話ですし、10GbEはFull duplexを前提とするため、No.2さんの回答も少々的を外していたりします。 ついでに言うと、コリジョンの検出はフレーム送信したポートが、一定時間内に(別の)送信信号を検出することで行われますので、波形の記憶などを行う必要はありません。
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- papapa0427
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イーサネットはプロトル上、複数の端末がつながっている場合は通信もコリジョン(干渉、衝突)が発生し実質の通信速度が落ちてしまうからです。 イーサネットは、端末から送信時に送信した通信の波形をイーサネットの端末側で記憶しておきます。送信したらイーサネット側の信号と突き合わせて波形が一致すれば送信成功、違っていればコリジョンで通信NGで再送に入ります。 一方光は光ケーブルの帯域に割り当てを行い8Gなら8Gの帯域を確保して通信を行いますのでそんなことにはなりません。 誤解のないように言っておくと通常の家庭用の光はオンデマンド方式を使っていますので速度が落ちることがあります。あくまでも基幹ケーブルの話です。
- ok-kaneto
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・電気的ノイズを受けない ・外部からケーブルの盗聴を防ぐ事ができる(テンペスト技術) ・長距離伝送に向く ファイバの長所はざっと上記の通り。