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Solarisにおけるrsyncの利用について
お客様へ固有のシステムにおいて、Sunfreewareからダウンロードし、インストールしたrsyncを使用する場合、ライセンス的に意識するべきことはありますでしょうか。なお、ソースの改変や再配布することはございません。
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意識するべき事は、詳細は後述しますがソースコードとライセンスファイルを添付しておく方が何かと都合がよい、という事でしょうか。それ以外はおおむね何をおこなっても許されます。 sunfreeware.comはパッケージングのみを行っており、rsync本体ならびにパッチを開発したのは別の組織です。sunfreeware.comの配布物rsyncはrsync本体のソースコードのライセンスに従います。 おおもとのrsyncは、3.0.0以降はGPL v3、それ以前はGPL v2のライセンスで配布されているため、あなたがお客様へ固有のシステムのために構築済みのSolarisオペレーティングシステム環境にインストール、動作させる事については何の制限もありません。 構築済みのSolaris環境にインストールしたrsyncを、あなたが使う、お客様に使わせる、どちらも許諾されますが、お客様に使わせる場合、ライセンス上は再配布(複製物の再頒布)になります。 この場合、オリジナルのソースコード、ならびに対応するGPLの全文を入手してSolaris環境のどこかに置いておく事をお勧めします。GPL v2およびv3では、複製物の再頒布に対し 1.ソースコードの複製の直接の添付 2.事前コンパイルされたバイナリと同一の手段でソースコードを頒布するという書面での提案の添付 3.GPLのもと、事前コンパイルされたバイナリを受け取った場合に得た何かを、ソースコードを提供する旨の文書で提示 のいずれかを要求します。今回のケースでは、1の「最初からソースも置いておく」が最も楽で得であると私は判断しました。sunfreeware.comからバイナリーパッケージをダウンロードするのであれば、そのすぐ下に必ずソースコードのダウンロードリンクがあるはずです。
お礼
ご丁寧な回答ありがとうございました。