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行政書士の開業について
行政書士の方で、試験合格後、即開業という方がいらしゃいますが、実務経験がないのに開業して仕事が成り立つ職業なのでしょうか? また、成り立たない場合は、個人の行政書士事務所で修行をさせてもらい、後に開業といった感じなのでしょうか? 気になったので、質問させて頂きました。 ご回答、宜しくお願い致します。
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元行政書士です。私はだいぶ昔に試験合格後、会社員を退職後即開業しました。おっしゃるとおり実務経験がないのに職業としてなりたつか、という不安はありましたが、専門が入管で顧客は100%外国人でしたので、スペイン語・ポルトガル語・英語を使って顧客を徐々に増やして行けました。手続きは専用の書式集がありましたのでその通りにすればだいたいは通用しました。顧客は日本語ができないか不自由する人ですので、手続きに対する不安を解消することで安心感と信頼性を得れば仕事を続けられます。業務の詳細は入管とのやり取りで少しずつコツをつかんでいけました。おかげで初年度から黒字を維持できました。 現在、行政書士の資格を得て、他の事務所で働かせてもらえるのは殆ど難しいと思います。将来自分の顧客をとられる恐れがあり、かつ、人を雇うほどもうかっている事務所は余りないと思います。補助者は殆どの場合正規の賃金を払う必要のない家族でしょう。
- ben0514
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あなたの考え方次第だと思いますよ。 私は士業ではありませんが、士業関係者の人脈もそれなりにあり、以前目指したり補助者経験があることから興味でそのような事情をよく見聞きします。 行政書士の場合には、幅広い業務の中で、専門領域をご自身で決めての業務になると思います。行政書士の所属する会などで研修などもあり、その研修などで得た知識と提出先である役所との相談で進めることで多くの業務を扱えると思います。 私自身、税理士兼社会保険労務士事務所で補助者をやっていた関係で、行政書士業務にもなる税理士業務の経験があります。さらに自分の経営する法人や親族の手続きなどでいろいろな経験をさせてもらいました。資格さえ取れれば、人脈もありますし、行政書士事務所で経験せずに開業すると思います。 ちなみに経験のあるものは、定款の認証・遺産分割協議書の作成・相続人調査・遺産調査・古物商申請・産業廃棄物収集運搬許可申請・建設業許可申請(知事許可)など行政書士分野だけでもそれなりに経験しました。その場限りの勉強でもこれだけ扱えますので、研修などで学び資格者であれば、報酬を得る業務としても十分未経験でも扱えることでしょう。 ただし、行政書士のみの資格で未経験の場合には、業際問題に十分に注意しなければなりません。行政書士業務は、司法書士・社会保険労務士・税理士・弁護士などと業務がかぶり、一歩間違えれば弁護士法違反などといわれかねませんからね。 いまだに私の理解できないのは、労働者派遣事業の許可申請などの業務が社労士と行政書士のどちらの業務なのか、わかりませんね。免税軽油の手続きが税理士と行政書士のどちらの業務なのかもわかりませんね。 考え方次第ですが、他士業事務所を含め士業事務所で経験し、経験しながら他資格の取得や他資格者との人脈を構築するというのも、良い考えだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 他士業事務所での経験や人脈から開業という手もあるのですね。 非常に参考になりました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 専用の書式集がある事を始めて知りました。これを使って徐々に慣れていくという感じですね。