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【力学】極座標
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3次元空間の極座標で、紛らわしいのは、添付した図で言えば、x,y平面への、動径rの射影Rをどのように処理するかでしょうね。図をじっくり見て考えると良いです。 x-y平面に落ちた、動径rの射影の長さRは、動径とz軸とを含む平面(添付図)を考えると理解しやすいのではないでしょうか。(添付図と、質問者さんが描いた図とを見比べて考えて下さい) x-y平面での極座標表示は、この R=r・sinθ を、x-y平面での動径として考えれば良いわけです。 x=R・cos φ=r・sin θ・cos φ y=R・sin φ=r・sin θ・sin φ z=r・cos θ これは、添付図から明らかです。 これらを、時間変数 t で微分すると、速度が、さらに速度を微分すると加速度が得られます。 x軸方向の速度 vx は vx=dx/dt=d(r・sin θ・cos φ)/dt これは、多変数を含む式の微分ですから、そのことに注意して微分します。r,θ,φの3つの変数が混じっています。 vx=d(r・sin θ・cos φ)/dt =(sin θ・cos φ)dr/dt+(r・cos φ)・cosθ・dθ/dt+(r・sin θ)(-sin φ)・dφ/dt 第1項は、変数 r について微分しました。このときは、θ,φを含む部分は定数扱いします。 第2項は、変数θについて微分しました。rやφを含む部分は定数扱いです。ただし、sin θを t で微分しますが、θとtとは異なる変数なので、まずは sin θ を θ で微分して(cos θ)、更に θ を t で微分する(dθ/dt) 操作が必要になってきます。 第3項は、変数φについて微分したものです。 同様に vy=d(r・sin θ・sin φ)/dt=(sin θ・sin φ)・dr/dt+… vz=d(r・cos θ)/dt これだけは、φを含まない分、少し簡単な式になります。 運動エネルギーKは、(1/2)m・(vx^2+vy^2+vz^2)ですから、上の結果を当てはめるだけです。整理するのはとても面倒ですが、力仕事のレベルですから、根気強く整理するしかないでしょう。 dr/dtを含む項、dθ/dtを含む項、dφ/dtを含む項にそれぞれまとめれば、整理終わりです。 K=(1/2)・m・{(…)(dr/dt)^2+(…)(dθ/dt)^2+(…)(dφ/dt)^2}
その他の回答 (3)
- 中村 拓男(@tknakamuri)
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>x=r・cosθcosφ >y=r・cosθsinφ >z=r・cosθ じゃなかった x=r・sinθcosφ y=r・sinθsinφ z=r・cosθ
- 中村 拓男(@tknakamuri)
- ベストアンサー率35% (674/1896)
(A) は x=r・cosθcosφ y=r・cosθsinφ z=r・cosθ で、r, θ、φ を時間の関数としてx, y, z を時間で微分すれば 速度が求まりますから直ちに運動エネルギーが求まります。
- LHS07
- ベストアンサー率22% (510/2221)
3次元も2次元の応用です。 2次元を復習すれば1と2は解ると思います。 解るまで教科書をじっくり読みましょう。
お礼
わかりやすい説明と図 ありがとうございました