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神戸大と大阪市立大の難易度の差は?
- 神戸大学工学部情報知能工学科と大阪市立大学工学部情報工学科について、一般的に神戸大学の方が難易度は高いと言われていますが、データによるとセンターのボーダーラインが1%しか違わないことや2次試験の内容が大阪市立大の方がやや難しいと言われています。
- 国立・公立の差はあるにしろ、大阪市立大も公立では最高位であり、神戸大学との「入試難易度」に大差はないと感じています。
- しかし、予備校や高校によっては神戸大学と大阪市立大学を差別化して教育しているという傾向があります。大阪市立大学に対する対策が少ないため、実質的な差が生まれている可能性があります。
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幾分誤解があるようなので、素人ですがお答えしたいと思います。 1. >ボーダーラインが1%しか違わない そのボーダーライン上に何百人の受験者ががいるかお分りですか? 2. >2次試験の内容が神戸大より大阪市立大の方がやや(?)難しい 大学が課する試験の問題内容は実質的にその学校の難易度とは無関係です。 同じ試験を受けて成績上位の者が合格するので、レベルの低い大学の方が問題が難しい例はいくらでもあります。 典型的な例では国公立大学の試験問題の中で最も簡単なのは東大の試験問題です。 ですので東大は科目数が多く、全科目平均していい成績を取らねばなりません。 しばしば難問、悪問は出題者の「頭の悪さ」を明らかに示しています。 3. >大型の予備校は神戸大学の「大学別模試」は作成しますが大阪市立大学の「大学別模試」は殆ど作成していない それは予備校の「経営戦略」から来ています。神戸大専科なら学生は集まりますが阪市大専科を開いても学生はあまり集まりません。内容がかぶるなら難易度の高い学校向けのクラスを作るのは当たり前です。 低い方の大学のクラスを作ったら、そこに届かなかった学生は次に狙う目標を失います。
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- horikirikko
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受験、その他のことで、イチダイの図書館をよく利用させてもらった人間 としては、shibainuisqute さんの気持ちもよくわかるけどね。 しかしshibainuisquteさんのあげた事例以外でも、まだまだたくさんありますよ。 例えば 1.新聞 関西在住ならば、毎年目にしているだろうけど、国公立大学試験日の翌日には 必ずといっていいほど、三大新聞に「京都大学」「大阪大学」「神戸大学」の 三大学の試験問題が掲載されている。 でも、そこには「大阪市立大学」の問題文は載せられていない。 また三大新聞は、国立大学合格発表日以降に、この三大学+国公立医学部合格者の 顔写真までが、一人ずつ掲載される。 でもイチダイに関しては医学部以外の合格者の顔写真までは載ることはほとんどない。 2.大手予備校 駿台は「東京大学物語」「京都大学物語」「大阪大学物語」「神戸大学物語」の 4種類の大学別冊子が発行され、進学高校の出身者もしくは在籍者に配られている。 でも「大阪市立大学物語」の冊子は無い。 河合の合格者体験記も「東大なら河合塾」「京大なら河合塾」「阪大なら河合塾」 「神大なら河合塾」と見出しにある。 でも「市大なら河合塾」の見出しのページはない。 明確な根拠ではありませんが、これはやっぱり国立大学と公立大学の違いでしょう。 それに旧制の三商大といっても、前身をみれば、大阪市立大は旧の市立高商だから、 東京高商(一橋大)と神戸高商(神戸大)の2官立高商とは、そもそも設立の経緯 が違っていましたし。 その結果、戦後の新制大学への昇格も、結局、市立大学という公立大学になってしまったが ために、今のように神戸大とは差を生んでいます。 でも、イチダイの中身はというと、看板の法経商ばかりでなく、工学部にしても文学部にしても、 他大学にはないところの多彩なコースを持っていて、本当に少人数教育で頑張っています。 2、3年前まで10の学科を持っていた工学部(確か平成21年に6学科に再編されたはず だけど)なんて、全国でも屈指の工学部です。 再編後も、例えば電子・物理工学で定員42名という数字は、少人数教育を推進するうえでは、 とても恵まれている環境です。 ただ、それでもやっぱり公立大学なのですよ。この差は小さな総合大学と言われる 大阪市立大学の宿命なのかなと思います。 「都市で学んで夢をつかむ」の看板のある杉本町南の踏み切りを渡ると、 左手に見えるところの工学部の規模(工学部棟や広さ)と、六甲台第二キャンパスに 陣取っている神戸大工学部の規模を比べてみても、文系の私ですら、その規模の違いは 一目瞭然にわかります。 (でも、その神戸大工学部でも、阪大の吹田キャンパスに比べればチャチに見えますが) 大阪市立大とは設立の経緯や目的が全く違いますが、関東の公立大学にしても同じことが 言えます。 現在の首大にしても、千葉大や横国に比べると、かなり地味に写りますしね。 横国だって学部は4つしかないけれど、(改名前では学部数では勝っていたところの)都立大学 時代からみても、存在感では、横国のほうがずっと上だったし。 それは単なる難易度の違いでは言い表せないところの、公立大学の宿命なのだと思います。 どんなに素敵な公立大学の工学部になったとしても、どんなにOBが塾や予備校に働きかけて 優秀な学生を集めたとしても、東大や京大、東京工大や阪大を抜くことができる 公立大学の工学部は出てこないとは思いませんか。 首都圏では知名度の低い神戸大でも、関西や中国、四国などの西日本では人気のある大学だから、 毎年、大阪市立大に比べても優秀な学生が受験してきます。 イチダイも、東日本における知名度よりは、そこそこ知られていますけれどね。 でも高松や徳島の受験生の中で「神戸大に行きたいな」と思っている高校生は、 よく見かけるけれど、「大阪市立大に行きたいな」と思っている高校生は ほとんど見かけませんからね。 この違いだと思いますよ。
お礼
本当に申し訳ありません・・・horikirikko様のご回答が表示される前に前回答者様の回答を拝見し、そして勝手に回答がもう来ないと思ってしまいhorikirikko様のご回答を閲覧させて頂く前にベストアンサーを決定してしまいました。 神戸大学と大阪市立大学、『この2大学の「差」は宿命づいている』と言うご意見は正しくそうだと思いました。確かに同じ旧商科大ではあっても国立の神戸大、一橋大とは経緯が違いますね。偉そうな事は言えませんが大阪市立大や首都大学東京ですら(では?)、同地区の中堅~上位国立大学には様々な面で敵わないのですね。 大学の広さは悲しいぐらい差が生じていますね。大阪市立大学の工学部校舎と神戸大学の工学部校舎を比べると「規模が違う・・・!」と率直に感じます; 大阪大学の吹田キャンパスの校舎は何かもう「学園都市」みたいですよね・・・。大きいと言うかまさしく『大学』と言う2文字を感じます(苦笑) しかし、話が逸れてしまいますがそれらを遥かに凌駕する北海道大学のキャンパスは「・・・」ですね。 大阪市立大学の少人数は素晴らしいと思いますが、それでも神戸大学との予算の差は「雲泥の差」(の筈?)なのでメジャーな国立はどうあっても有利ですね。 四国などの地方からも受験者が多い辺り、ブランドも感じます。 とにかく、自分としてはhorikirikko様の仰られる通り大阪市立大学のレベルを高くみたい(高いは高いですが・・・)ですが、上げて頂いた様々な事例から超えられない「壁」が存在すると知りました。 しかしどちらも素晴らしい大学である事に変わりはありませんので、「劣っている」 はありませんよね。 何かお礼が変な文になってしまいましたが、とても勉強になりました。 丁寧で分かり易いご回答、本当に有難う御座いました!
お礼
順を追って説明して頂き有難う御座います。 >1 成程、1%にひしめく受験者の数の差に「神戸大>大阪市立大」があるのですね。薄々感ずいてはいましたが、膨大で詳細なデータに気圧されず(予備校等の語る一般的な受験論に飲み込まれず)、「結果1発勝負」で考えたい為「ボーダーライン」を余り難しく考えない様にしているのでそこまで気付けませんでした・・・。 >2 「難易度が高くない≠試験問題レベルは易」ではなく、逆もしかりなのですね。東京大学は「難易度」が高いですが確かに試験問題は京都大学や東京工業大学等と比べると下がりますね・・・。その代わりに理系なら国語があったりしますね。京大とは国語は共にあっても2次を見る限りその方針は結構対極なのですかね・・・。 つまり神戸大学は問題が難易度に対して「易しい」代わりに受験者層のレベルは難易度相応で必要な得点率も同じくなのですね。 >3 やはりそうですか・・・確かに人気校の模試の方が経営は安定しますよね。 常識で考えれば明確でした(汗) 相当自分の中で誤解、と言うか「受験情報」について乏しい部分があったみたいです。ボーダーラインにしても問題難易度にしても、詳しくはどうであれ、専門的にはどうであれども、とにかく無視して気にせず「超えてしまえばどうでも良い」と言う気持ちでやって方が楽ですし、しんどくないですよね。無駄に追求し過ぎていました。結局受験は単純に考えるに超したことはないのですね・・・。 長々と記載してしまい、失礼致しました。 とても詳しく、丁寧なご回答を頂き本当に有難う御座いました。