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普通の土壌の放射線量は何ベクレル/kgなのですか
原発事故で、福島などの土壌からは数十万ベクレル/kgの放射性物質が見つかっているそうですが 事故前、あるいは原発事故の影響をほとんど受けていない所の値はどれくらいなのでしょうか? 空間放射線量は平常値なんかが発表されているので、何倍になったとか分かるのですが 8000ベクレル/kg以上は耕作禁止とか言われても、どれくらい高いのかよく分かりません どなたか普通の、あるいは西日本などの値が分かるところをご存知有りませんか?
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放射性セシウム(Cs-137)の土壌中濃度で言えば、原発事故前には日本各地で大よそ、2Bq/Kg~10Bq/Kg~50Bq/Kg~100Bq/Kg 程度だったかと。高い所で ~200Bq/Kgの地点もありましたね。 これらは乾燥土(水田ならその土を乾燥させてから測定)での数値。 水田では用水を別の地点から引いている事も多いので、若干でも高い数字が出やすい。 なお、平成21年の東京都新宿区(多分東京都施設の用地)での土壌汚染はCs-137で表層~5cmにおいて2.0Bq/Kg。5cm~20cmにおいて3.1Bq/Kg。 東京都調査のこの場所は恐らく土地造成されてる。 なので核実験時代の残滓であるCs-137の土壌残留量が少なく出てくる。 茨城県東海村だとこれがそれぞれ65Bq/Kgと26Bq/Kg。 北海道の手付かずの大自然を含めての調査が1995年から5年がかりでやられたが、それによるとCs-137の汚染は3Bq/Kg~36Bq/Kgになって出てる。 例外的に低い地点はどうも土地造成がしてあるっぽい。 ↓ http://www.iph.pref.hokkaido.jp/Kankobutsu/Shoho/annual50/shoho500206.pdf ↑ この研究報告の「表2」を見ると興味深い。 その他でもこの研究を最初から読んでいくと多数の興味深い視点を与えてくれる。
お礼
ありがとうございます かなりバラつきが有ったんですね