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BluetoothのA2DPについて
こんばんわ Bluetoothのヘッドセットを買おうと思うのですがHSPとHFPでは音楽が聴けずA2DPだと音楽が聴けるとありました。 説明を流し読みしてみたのですが、よくわかりません。 素人考えですが、HSPのみで音楽等聴けないものかと思いますが、どうしてなんでしょうか? 簡単な解説をお願いしたいです。 また、HSPのみで音楽は聴く方法があるようでしたら方法のご紹介お願いいたします。 以上。アドバイスの程よろしくお願いいたします。
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ひとことで言うと「規格が違う」からですね。 HSPはヘッドセット用の規格で、転送には「SCO」という転送方式を使用しています。「音質はそこそこでいいからとぎれないように」「マイクも使えるように」という規格です。転送レートを下げる代わりに音声データを圧縮せずにリアルタイムでの転送を行います。転送レート(最大1Mbps)等の関係から、HSPはモノラルしか対応していません。 それに対し、A2DPは「SCO」ではなく「ACL」という転送方式を使用します。 これは高品質のステレオデータに対応した転送規格で、「最大1Mbps」の壁を乗り越えるために親機で一旦データを圧縮してから子機へ転送し、子機でデータを解凍してから再生します。 HSPでも音楽データの転送ができないことはありませんが、AMラジオ程度(もしくはそれ以下)の音質になるまでビットレートを下げる必要があり、しかもその音楽はモノラルでしか聴けません。実質的に「音楽を聴く」というレベルの再生はできません。 質問内容をこう言い換えると判りやすいと思います。 「『直径1mの丸太』を『糸のこぎり』で輪切りにできませんか?」 以上、ご参考まで。
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- vaidurya
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階層化で考えると、できないことが理解できると思います。 Bluetoothという技術は、無線機器の基盤として整備された技術と言えます。 それは、草原だと考えてみましょう。大地そのものとも言えるでしょう。 HSPやHFPは、獣や人が歩き行く、細くでこぼこの道だとすると A2DPは、自動車が通れるように整備された道路だと言えます。 ほかにも、線路や専用道路など、いろいろなものがあるけど Bluetoothに対応しているからと どの道でも通れるというわけには行かないのです。 具体的には、音楽再生ソフト側からは A2DPを介した音声出力インターフェイスが見えるからこそ再生ができるのです。 内部的には、A2DPを、OSの音源管理機能が正しく管理していればこその機能です。 再生ソフトが、直接BluetoothやA2DPを認識して動くわけではありません。 OSの役割は、機器の抽象化ですから、そこで抽象化された結果が 限定的な機能となるわけです。 しいて言えば、HSP,HFPが、汎用の音源として見えるように OS内にしかるべきソフトウェアが組み込まれれば HSP,HFPで音楽再生ができるようにもなるのかもしれません。 ただ、そういう需要は少なく、実際に取り組む人はいないと考えられます。 "いいだしっぺの法則"というものがありますから、たとえばLinuxであれば オープンソースの音源ドライバーや関連ツールやBluetoothスタックを 自分で改修することで実現できるかもしれませんが、まぁ現実的ではありません。 ましてや、携帯電話では、期待すべくもない機能だと言えます。
お礼
詳しいご回答ありがとうございます!! とっても分かりやすかったです!!
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