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液晶ディスプレイにおけるCCFLのメリット
液晶ディスプレイのバックライトとしてLEDを用いる機種が増えてきていますが 逆にバックライトに従来のCCFL(冷陰極管)を用いることに何かメリットはありますか(コスト以外で)
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一口にLEDというと誤解があるので白色LEDとRGB-LEDとに分けて検討しましょう。 白色LEDは青いLEDの光を黄色の蛍光体に当てて黄色と青とのミックスで白く見せるものです。基本的に二原色です。 RGB-LEDは三原色のLEDのチップを組み合わせて白を発色するものです。 白色LEDはコストが安いのでCCFLからの置き換えが進んでいますが、二原色ですから色再現性が悪いです。白色LEDとCCFLとを比べるとCCFLのほうがきれいです。 一方、三原色のLEDとCCFLとを比べると三原色のLEDのほうが色再現性がよくてきれいです。 つまり、色再現性の良さは、白色LEDよりCCFL、CCFLよりRGB-LEDとなります。 CCFLを使うメリットは、当面は白色LEDよりも少し色が良いということでしょう。 一方メーカーにとってCCFLを使うデメリットは大きなものがあります。電源(インバータ)の設計が難しく、ベテランしか設計できなし、よく故障が起きるし、CCFLは1mm単位の長さののカスタム生産で納期も長いので、液晶製品の生産の足を引っ張ることしょっちゅうでした。 この点LEDは在庫ができるので生産の柔軟性が良くなり、売れている液晶製品のビジネスチャンスを逃がさないし、過剰生産によって値崩れを起こすこともありません。 LEDはメーカーにとってたいへんに都合が良い光源です。液晶モニタなどで白色LED化が進むのはコストの問題もありますが、メーカー側のメリットが大きいという理由もあるということです。
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- u-bot
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下記の記事を読んでもCCFLの利点はコスト以外に無いと思います。 液晶テレビのバックライトが「LED」になった理由 http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/20100408_359610.html
お礼
ありがとうございました。 LEDの価格も下がってきていますしCCFLのメリットはもうないのかもしれませんね。
- equrea
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メーカー視点で考えると映像に対するコントロールに対する技術がまだ発展途上という部分があると思いますが、消費者視点から見るとCCFLであるメリットは殆ど無いのではないかと考えます。 敢えてメリットがあるとすればCCFLを自前で交換できる点ぐらいでしょうか。 CCFL自体は安価ですし個人で入手が可能です。技術があれば自前で交換して古い液晶をレストアできるのはメリットと言えます。 バックライトのLEDを部品として入手はまだ多くないと思います。 長寿命、低消費電力、放熱の少なさ、CCFLのメリットは書かれているようにコストが一番のように思います。
お礼
ありがとうございました。 時代はLEDなんですね。
お礼
大変詳しい回答ありがとうございました。 ずいぶんとお礼が遅くなりすみませんでした。