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同次連立一次方程式において自明でない解を持つ証明方法とは?
- 同次連立一次方程式においてn>mならば自明でない実数解を持つという命題を証明する方法を説明します。
- 松坂和夫著『線形代数入門』によると、同次連立一次方程式の行列を用いた帰納法によって、n>mの場合に自明でない解が存在することが証明されています。
- 具体的な証明手順については質問文章を参考にしてください。
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第i行j列の成分がa_ijであるようなm×n行列の階数がnならば自明な解しかもちませんが、階数がnより小さければ自明でない解を持ちます。 方程式の数というよりも、独立な方程式がいくつあるかが肝心です。 m=nでも独立な方程式の数がnより少ないことがあります。 たとえば、n=3として x_1 = 0 x_2 + x_3 = 0 x_1 + x_2 + x_3 = 0 の方程式の数は(m=)3ですが、独立な方程式の数は2なので自明でない解があります。
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> それ以外においては、自明解だけしかもたない可能性があるということですね? 3番の説明で出てきた行列をAとすると、 n=rank(A)のとき自明でない解をもちません。 n>rank(A)のとき解の空間Ker Aの次元はn-rank(A)(>0)となり、自明でない解を必ずもちます。
お礼
何回もありがとうございます。 rankという概念は昔かじった程度で、この教材においてはまだ出てきていないのですが、 rankを使えばこのようにすっきり説明できるんですね。ありがとうございました。
- nag0720
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x_1=x_2=・・・=x_n=0 を自明な解といいます。 m=nのときは、自明な解以外の解を持つとは限りません。
お礼
回答ありがとうございます。 ヒントを得られました。 具体例を考えてみると、定数項が0なんだから、m=nだとむしろ自明な解しかもたないですね。 m>nでもn個の方程式を全部使うと、自明な解が出てくるので、それ以外の場合だから n>mという仮定がいるんですね。 n>mという仮定があって初めて、自明な解以外の可能性がでてくるということですね。
補足
m=nだと自明な解以外を持つ場合もあるけれど、自明な解以外の解を持つとは限らないんですね。 少し認識がずれていました。
- NNori
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よくわかんないけど、m=n=1 だと a11 × x11 = 0 となって解けないように思います。
補足
その場合自明な解ですね。
お礼
回答ありがとうございます。 m=nの場合においても自明解でない解があることに気づきました。 ようするに、m<nの時においてだけは、必ず自明解以外の解があるということですね。 それ以外においては、自明解だけしかもたない可能性があるということですね?