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ツーバイフォーの耐震について。
ツーバイフォーやモノコック構造などの壁が柱の役目を果たす構造ですが、その壁の厚さが9mmの構造用合板というところで疑問があります。 9mmの厚さの合板だけ(1枚のみ)で強度を測れば確かに強いのは理解出来ますが、実際は合板を重ねて箱型に作ります。地震は縦・横の力だけではなく捻じれたりもするので9mmの厚さしかないと、簡単にずれてしまうと箱が壊れてしまいます。 せめて2倍近い2cmくらいの厚みがあれば納得しますが、9mmではあまりにも薄い気がしてなりません。 ハウスメーカーにそのことを聞くのですが何回も実験して9mmで問題ないのでご心配なく、という返事です。 本当のところはどうでしょうか?素人の質問で申し訳ございません。
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あまりにも特殊な例かもしれませんが、この度の東日本大震災を受けて、9mm合板を使ったハウスメーカの2X4住宅の外壁サイディングが部分的にはがれている、あるいは割れている家が見受けられます。 外壁のサイディングは合板に受け金具をビス止めし、そこに引っ掛けるように施工するか、直接釘かビスを打付けて固定します。 普通は空気の通り道を作る意味で合板から浮かすのですが、ハウスメーカーによっては直接固定するところもあります。 そこで問題なのが薄い合板に短いビスで金具を止め、そこに重たいサイディングを留めるのですから、あのような大地震でサイディングが大きく揺れて金具がビスごと抜けたりして割れるわけです。 また、窓のサッシの枠周りや玄関扉周りにも微妙に力がかかり、僅かに開閉が重くなったという家も聞いてます。 その付近のサイディングにずれた痕があり、剥がしてみたら合板にクラックがあり膨らんでいたらしいです。 エアコンの室外機を吊金具で壁に取り付けしてたものが外れて落っこちてたり、エコキュウト本体が壁に留めてた金具が外れて基礎ごと転んでる家もありました。 全てが全部そうとは限りませんが、建物の強度というのはそういう部分にもあるわけです。 合板が厚ければ厚いほどいいってわけではありませんが、薄くていいというものでもないと思います。 ちなみに我が家の壁は24mm合板で施工しました。
- 大明神(@bathbadya)
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2×4は、上下の加重は2×4の柱で負担します。 斜めの力は在来工法だと筋交いで持たせますが、2×4はこの9mmの板で負担します。 上下の加重で、細い2×4の柱が曲がってしまいそうですが、それを抑えるのも板の役目です。 板と柱との接合強度がかなめになりますが、ハウスメーカーなどでは接着剤併用したりしています。 逆に言うと、現地でパネル同士を接合する強度を確認したほうが良いでしょう。
- kei1966
- ベストアンサー率46% (1033/2245)
本当に実験してという意味ではお手伝いできませんが、考え方のみ。 法律では耐力壁は7.5mmの構造用合板から認められています。 それでも、板だけで耐力がでるのではありません。 基本的に、合板とそれを支える材料(2×4材・スタッド)を決められた釘やビスを使い、決められた間隔に打つことでパネルとして強固に作ったものだけが認められるのです。 その施工全体で「パネル」となり「箱」となるのです。 ですから板厚に頼っている力ではありませんのでご心配なく・・ということです。
- buzzmania
- ベストアンサー率42% (26/61)
我が家はツーバイフォーなので参考になれば。 壁は9mmの合板ですが、その合板を重ねて箱を作るわけではなく枠組材に合板の面材を張り合わして作っています。床は15mmですが、裏の基礎のほうの面には合板は貼られていません。 在来工法のように、枠組材と一体ではなく床の面材だけだとねじれが生じやすいはずだと言っていました。 なぜ壁は9mmなのか聞いたのですが、構造計算上9mmを15mmにしたところで強度が変わらないからだそうです。(メーカーの方が言われているのはこのことなのだと思います) 建築中の現場を見て、木材と金具の多さにびっくりしました。坪単価の高いのも納得です…。 近所で同時期に建築中だった在来の現場よりも多いのは確かです。 可能であれば、メーカーの担当者に頼んで建築中の現場を見学させてもらうと納得できると思います。 私も3軒くらい見学しました。 親戚が新潟の中越地方で築20年くらいのツーバイフォーの住宅に暮らしていますが、あの震災でもクロスのはがれがあったくらいで他はまったく被害がなかったと言っていました。 我が家は築10年くらいですが、建具のくるいなどもまったくありません。
- ks5518
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2×4の構造は、合板だけでなく内部にはキチンと フレームの役割をする構造材が入りますので、ねじれ 等の心配もいらないと思います。 軸組木造住宅でも、この2×4の構造特性を活かして 柱外側に構造用合板を貼り、耐震性を向上させた工法 を採用しているメーカーもあります。
お礼
大変勉強になりました。 サイディングの止め方も注意していきます。