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木造耐火構造3階建の建築について
- 木造耐火構造3階建の建築について検討しています。設計士が言うには、耐火仕様の壁面の石膏ボードは厚くする必要があると言われていますが、本当でしょうか?
- 耐火仕様の廊下の内寸が狭くなるため、居室が狭くなる可能性があることが設計士の考えです。また、屋内の部屋の仕切りは非耐火でも良いのか、疑問に思っています。
- 以前に検討した耐火仕様3階建ての建築では、外壁と室内の壁の厚みが異なっており、廊下の内寸も750mmでした。しかし、今回交渉中のハウスメーカーでは異なる厚みとなっています。
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Q1 構造的に意味を持つ耐力壁・支持壁は耐火性能が求められていますから、壁は厚くしなけければなり ません。耐火の壁の内側は強化石膏ボードの15mm+21mmの計36mm。一般の壁が12.5mmの石膏ボードとす ると36-12.5=23.5mmがその差になります。 Q2 耐火の場合は910モデュールで設計している場合でも、廊下や階段は壁の芯々寸法を大きくしてして います。910mmからどれくらい大きくするかは設計条件と設計者判断によるでしょう。 鉄骨造の場合は別の仕様となりますから100mmの壁の厚さは可能でしょう。45mmのスタッドに12.5mm の強化石膏ボード2枚張で耐火1時間認定を取得していますから。(壁厚95mm) Q3 木造耐火はもともと燃える木材を一筆書きの要領でくまなく 耐火性能をもつ面材により覆うことに よって耐火性のを担保しているわけですから、どこから炎であぶ ってもその性能を保ち続けなければ なりません。従って、構造的意味を持つ壁はすべてこの仕様によらなければなりません。構造的な意味 を持たない間仕切り壁は耐火被覆を行った後て施工すれば、この仕様によらなくとも施工できます。 ただし、どの壁が、構造的に必要な壁かは、構造計算をしてからでないと正確には決定できません。 水平力を負担する耐力壁が、準耐火構造の建築物と比較してもかなり必要だからです。 ※2x4工法の木造耐火建築物はそれほどレアではなくなっています。2x4建築協会で認定書の発行を受け た物件の数が1500を超えました。私がタッチした物件だけでも、東京、神奈川、茨城ですでに30棟近 い数となっています。
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- kei1966
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木造の耐火構造は東京では増えつつありますが認定工法の組み合わせでまだまだレア工法です。 認定を知るにも講習や購入が必要で初期投資が必要なものなので、一般的に知られているわけではありません。ある意味金で買う情報なので、回答は少ないと想像できます。 さて、一般的なのは準耐火構造までですが、これでも外壁だけというわけにはいきません。各階に火災の被害が及びにくいような措置が必要となります。2×4の方がやや工事内容は楽ですが、軸組の方では事に避難が必要な階段部分など材料やデザインの方法を間違えるとものすごい厚みの材料を必要とします。 よって、Q1の答えはもうしわけありませんが認定内容にお金を払っていないのでわかりません。 Q2の内容は基準法で住宅の階段の幅は750以上必要ですので748ではダメです。2mmといえども不足です。バリアフリーなども考えれば780は欲しいのですからなかなかリフォームできない階段幅を広げておくのは大切なことだと思います。 耐火というのは防火とは違い、外から火災をもらわない、中の火災も広げないという両方の機能を必要とされます。重量鉄骨であれば中の構造材不燃ですので造作に有利なのは確かです。ですから、Q3の考え方は当てはまりません。 質問者様の場合ヘーベルにされなかったのは価格でしょうか。 でしたら、木造にされるのもコストダウンになりますが、ハウスメーカーでない重量鉄骨もコストダウンになりますよ。 建築士でこんなことをいえば非難を受けるかもしれませんが、木造で1時間耐火をとられるのはとても素晴らしい技術ですが、認定の積み重ねでとられた安全に不安を感じるところはありませんか?事故が起きるまでは気付かなかった原発事故のように。それに、思うような設計にならないならなおさら構造の変更をお勧めします。 的確な回答でなくて申し訳ありませんが、認定工法の情報はややクローズなものです。 ここで聞いてもよい回答は得られないでしょうと思います。