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植木鉢のパキラに発生した小バエの退治方法
もう5年になる植木鉢のパキラに小バエが大発生してしまいました。 室内の窓際においていて2メートル近く育ったため、50センチ程度の高さに切り戻しして、土も入れ替えたところです。土は腐葉土と赤玉を混ぜました。 直射日光のあたらないベランダ(マンションの10階)にしばらくおいていたところ、あたらしく芽がでて葉も見栄え良くなったので、室内にもちこみたいと思っています。 2年位前に小バエがいるなと思っていた頃がありました。 このときは、たいした数でなく、気にもなりませんでした。 今回は鉢や木の幹にうようよいて、幹に顔を近づけると小バエが5~6匹目の前を飛ぶ様子が見えて、このまま室内にもちこむと小バエの鑑賞になってしまいそうです。 蚊取り線香で鉢全体を1時間程度いぶしてみましたが、小バエはあいかわらず、幹や用土にたくさんいます。 大量発生した小バエのよい退治方法があれば教えて下さい。 よろしくお願いします。
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- cactus48
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2年前にも同じ経験をされたようですが、その時の経験が生かされて いないのは残念です。一度でも嫌な経験をされたら、その時点で何ら かの改善を考えるべきで、何も改善をしないと今回のようなコバエの 被害に悩まされる事になります。嫌な経験は繰り返さないのが植物を 栽培する上での鉄則です。 コバエが発生した原因は、あなたが繰り返し使用している腐葉土にあ ります。また腐葉土と赤玉土を混ぜられていますから、この配合比率 も発生原因の一つになろうと思います。 何が言いたいのかと言うと、腐葉土も赤玉土も水分を保持する能力が 高いので、水遣りをすると長時間も鉢土内に水分が残こり、どうして も鉢土が常に湿った状態になってしまいます。 また通気性も良いとは言えませんから、コバエにとって生育するため には最適な温度になっています。腐葉土と赤玉土だけで土作りをする には無理があります。 僕は十数年前から腐葉土は一切使わずに植物を栽培するようにしてい ます。あなたのように以前はコバエ等の害虫に悩まされ、何度改善を しても発生の繰り返しでした。以前にラジオで番組を持たれていた方 の店に行き、事情を説明すると腐葉土が原因である事を知らされまし た。それからは腐葉土は一切使用せずに栽培するようになりました。 腐葉土が無いと植物は育たないと言う考えを持っていましたが、その 店で腐葉土が無くても植物は育つ事を教えて頂きました。それ以降は コバエは一切発生していません。特に室内栽培の時は、腐葉土は使用 しないようにするべきだと僕は考えています。 あなたに今からでも出来る方法を書きますから実践して下さい。 鉢が完全に入って治まる容器を用意します。バケツやタライでも何で も構いませんが、必ず鉢が完全に治まる容器を選んで下さい。 次に容器に鉢を入れ、鉢土が浮かないように容器の淵から徐々に水を 流し入れます。水は鉢が完全に水没するまで入れます。 このまま約5分から10分間水没させます。すると水面にコバエの成 虫や幼虫が浮かんで来るので、これを金魚用の網で丁寧にすくって取 り除きます。全てを取り終えたら、鉢を静かに容器から出し、完全に 水が抜け切れるまでベランダに放置します。 これで一時的にはコバエの発生は凌げますが、時間が経てばコバエが 再び発生するでしょうね。あくまで一時的な応急処置です。 確実な方法は再び植替えをし、腐葉土を使わないで土の入替えをする 事です。僕が使用している物は、全国的に販売されている物ばかりで すから、あなたの地域でも探せば入手は出来るはずです。 まず母体となる赤玉土ですが、赤玉土には通常の物と硬質と焼赤玉土 の3種類があります。通常と硬質は弱酸性ですが、焼赤玉土は長期間 使用しても崩れにくい特性がありますが、通常や硬質赤玉土とは違い アルカリ性ですから使用出来る植物は限られます。パキラには不適で すから、焼赤玉土は使わないようにします。 赤玉土を購入したら、とりあえずベランダにブルーシートを広げ赤玉 土を広げて十分に乾燥させます。乾燥が終わればフルイにかけて微塵 を取り除きます。この微塵を取り除く事で、排水性や通気性が良くな り根腐れ防止になります。赤玉土は小粒より中粒が良いでしょう。 赤玉土の他に必要な物は、ボラ土の小粒と中粒、バーミキュライト、 モミ殻燻炭、ミリオンやゼオライト等の根腐れ防止剤、マグァンプK 等の緩効性化成肥料(必ず大粒を選ぶ)です。 微塵を取り除いた赤玉土(中粒)5:ボラ土(中粒)2:モミ殻燻炭 1:バーミキュライト2の割合で混ぜ、全体量の1~2割でミリオン 等の根腐れ防止剤を混ぜます。この混ぜ合わせた土を使用し、パキラ を植えかえます。植替えをする1週間前に水遣りを停止させ、用土を 乾かし気味にします。一時的に水遣りを停止させる事で、一時的に根 の活動が弱まりますから、植替えが完了してからダメージの回復は通 常よりは早くなります。 ボラ土の大粒は鉢底石の代用品として使用します。 植替えは2年に1度で行います。緩効性化成肥料を元肥として与えて いるので、次回の植替えまでは肥料は施さないようにします。 緩効性化成肥料は必要に応じて溶け、その溶けた養分をパキラが必要 に応じて吸収します。新たに液肥等を与えるのはコバエを発生させる 原因になります。 不明な点があれば再度質問して下さい。
お礼
鉢を水没させて退治する方法、なるほどです。 ありがとうございました。