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印刷方式について。活版?凸版?
こんばんは。 こちらのポスターの様な印刷方式は何と言うでしょうか? 活版印刷?凸版印刷?オフセット印刷? また、この様な印刷機械を使用している国内の印刷屋さんをご存じでしょうか? http://www.youtube.com/watch?v=Pniaea9CsBY
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実習で「手フート」「プラテン」というタイプの活版印刷機は使った事がありますが、これは初めて見ました。 ちょっと調べたところでは Vandercook という印刷機のようです。 *校正機だという記述がありました。 校正機:版の校正に使うために試しに少量を刷るための機械。 日本の印刷屋さんで持っているところは検索したかぎりでは見つかりませんでしたが、アメリカでは売りに出る事もあるようです。 少量印刷に応じてくれる活版印刷屋さんはありますが、この判型・大きさはどうですかね。(少量印刷を端物印刷というらしい) それと日本の場合欧文アルファベットとは違って活字をそろえるのがたいへんですから、名刺ぐらいならともかく、小規模ではなかなかできないという面はあります。そういうこともあって日本では小規模印刷では孔版(謄写版・シルクスクリーン)が発達したのだと思います。 映像ではカラーインクを練り混ぜて特色を作って刷っていますので「特色印刷」という事になりますね。 映像では活字棒を組んで版を作っているのでこれは「活版印刷」です。 文字や写真を樹脂版、鉛板など(凸版)に移し替えて刷る場合もありますが総称して活版と呼ぶ場合が多いようです。 http://www.kazuipress.com/basic/kappan.html http://www.robundo.com/adana-press-club/glossary/ha.html http://justinsomnia.org/2006/02/letterpress/ http://megropressblog.blogspot.com/2010/03/studio-visit-hijirik-studio.html#uds-search-results http://kappan.did.co.jp/p/blog-page_27.html http://tsukiji-katsuji.com/letterpress.html
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- tutan-desu
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活版と凸版は基本的に同じもので、ハンコのように飛び出ている部分にインキをつけて、それを紙に転写させるというものです。一方、オフセット印刷というものは、金属の版に皮膜をコーティングし、光に反応して親水性になる部分と新油性になる部分になるようにします。ネガまたはポジフィルムを金属版に重ねて露光・現像すると、フィルムの光を透過させる部分と透過しない部分に分かれ、親油性の部分にインキがつき、それ以外はインキがのらないという原理で、それをゴムブランケットにインキ部分だけ一旦転写して、さらに紙に印刷するものです。反転の反転なのでオフセットと呼ぶのでしょう。 今の商業印刷はほとんどがオフセットですが、昔は活版・活字が主流でした。今でも街の小さな印刷屋さんではお爺さん一人で活字を組み上げ、小さな印刷機で名刺やハガキを印刷しています。特に雁皮紙と呼ばれる非常に薄い和紙を複写伝票などに使いますが、あまりにも薄いのでオフセットよりも活字の方が適しています。ただ生産性が悪いので、コスパは悪いです。またオフセットと違い、活版そのものは版をすぐに直せるので、わざわざこのような校正用の活版印刷機を使わなくても、本機で間に合います。印刷博物館ならあるはずですが、これで商売をしているところはないと思います。
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ありがとうございます。オフセット印刷の説明がとても分り易く勉強になりました。 活字の雰囲気がなんとも好きなんですけどね。
- king_pata
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凸版印刷のようですね。 活字を組んだ物に直接インキをぬってプレスしている映像が見られますから、これは凸版方式の印刷だと言えます。 ちなみに; 活版印刷:凸版の一種で、活字を組んだものから一度紙型をとり、それを雌型にして鉛で印刷用の版を作って印刷します。週刊誌では現在も一部でこの方式を使っています。販が丈夫なので大量・高速に印刷する出版印刷で重宝されてきました。最近ではオフセット印刷でも同等のスピード・処理量が確保できるようになってきた(オフ輪転)ため、廃れつつあります。 オフセット印刷:平版印刷ともいいます。凸版や凹版(グラビア)のように版のデコボコでインクのつく/つかないを調節するのではなく、水と油がなじまない性質を利用して、水を含ませた版の一部に油性のインキが付着しやすいところをつくり、そこにできた画像を別のローラに転写し、用紙にはその転写ローラからインキを写し取る方法で印刷します。 インキを原版(刷版)から転写するので「オフセット」と呼ばれます。 版が写真製版やCTP(デジタル製版)で手軽に作れ、材料費が安い、重い鉛を使わない、などのメリットがあり、商業印刷ではほとんどがこの方式です。
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ありがとうございます。活版とは凸版の一種だということを初めて知りました。
印刷方式については他の方のおっしゃる通り凸版です 印刷大手のトッパンも元々凸版印刷をしていたのでこの社名になりました 現在金属の版を作れる所がほとんど無く新たに凸版で印刷する場合樹脂版を使用する場合が有ります ただ特殊な物なので予算が有る程度出せる場合でないと難しいです オフセットの方が断然安いです 活字を使用する活版で名刺等の小物を印刷する業者は有りますが 新規に版を作らなければいけない物は難しいでしょう 機械が見たいだけとか興味が有るとかだけなら有りますけどね
お礼
ありがとうございました。文字が刻印?される感じが好きなのですが、業者はやはり減ってきてしまっているんですね。
- xinjin
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動画下の説明文に【letterpress】と書いてある通り【凸版印刷】です。 なお、活版印刷は凸版印刷の一種です。 凸版印刷方式で、活字を使用する場合を活版印刷と言う方もいらっしゃいます。 逆に、活字を使おうが使うまいが、版から紙へ直接転写するのであれば 凸版印刷だと言う方もいらっしゃいます。 ようするに、活版も凸版も言い方が違うだけで、方式は同じです。 (ただし、絵だけをこの方式で印刷する場合は活版印刷とは普通言いません。) 参考までに版が別途、動画のように設置されているのでオフセットではありません。 オフセットは字のごとく、版から一度、別の別のものに転写し それを紙に印刷する方式です。 これだけ古いタイプの印刷機を用いた会社が日本に現在存在しているか分かりませんが 凸版印刷方式自体は活用されています。
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ありがとうございます。なるほど!活版印刷は活字を組んで印刷する凸版印刷なんですね。
- nacht246
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初見なのですが 明らかに凸版の活字と凸版の絵柄を 組み合わせて活版印刷しています。 平版は全く使っていないし、ローラーに転写も していないので、 決してオフセット印刷ではありません。 (ローラーはインク盛りとプレスに利用しているのみ、 と見受けられます)
お礼
参考になりました。ありがとうございます。
お礼
ありがとうございました。活版印刷機を使ったことが有るんですね! 確かに日本語の場合は漢字、ひらがな、カタカナと文字の種類がアルファベットに比べて格段に多いですね。 この映像の機械では「版の上を紙が通る」イメージなのですが、活版で刷られた名刺の様な印字部の紙への食い込み?は発生しないのでしょうか? 宜しかったら教えていただけませんか?