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周波数と送電効率
フェランチ効果として電圧を上昇させたり リアクタンスによる電圧降下が損失がありますが 50Hzと60Hzの違いが 送電効率にどのように影響するものでしょうか? 周波数観点で送電効率を調べております。 ご教示願います。
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50Hzと60Hzで明確な差と言えば、 LEDなどの表示器などのように反応速度が速い表示器だと、直流電源ではなく交流電源で電源同期で表示させた場合、疲れている時などは表示のちらつきが気になることがあります。 以前仕事で携わった事が有る、ある家電メーカーの製品の開発現場では周波数変換機を通して開発室の作業机にはどちらでも実験できるように60Hzと50HzのACコンセントがありました。 電源トランスは周波数が高い方が小型化できます。 電気・電子工作用でパーツとして売られている小型の電源トランスはどちらの周波数でも使えるような設計になっていますが、 もしどちらかの周波数限定として製作すれば消費電力が同じであれば、60Hz用の方が50Hz用より小さくできます。 送電線のことを考えると周波数は低い方が良いです。送電線が長いと送信アンテナに成りかねませんから。そうならないように短い距離で区分しているでしょうけど。 フェランチ効果は受電端電圧が送電端電圧より高くなる現象ですが、何も電圧が増幅される訳ではありません。増してや電力は増幅されませんからその辺は正しく理解することが必要です。
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- tadys
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フェランチ効果に限定して言うのであれば周波数が低いほど影響が小さくなるでしょう。 極端な話、直流であればフェランチ効果はありません。 交流では無効電流が流れますが、無効電流は送電線の抵抗分により損失になります。 この損失を小さくするには周波数が低いほうが有利になります。 超距離の送電では電圧を高くすると有利ですが末端では低圧にする必要が有ります。 その為にトランスを使うと周波数が高いほどトランスを小型に出来ます。 航空機では400Hzを使用しています。 送電線は線路が長いので分布定数回路(伝送路)としての取り扱いが必要です。 インピーダンスマッチングしていない伝送路では定在波が発生する事で線路の各点での電圧が異なるものになります。 この電圧は負荷条件により変動するのである場所での負荷変動により離れた場所での電圧が変化する事が有ります。 線路の長さにより電圧が変わるので二つの地点を異なる長さの電線で接続している場合には色々不具合が起きる事が有ります。 この本が参考になるでしょう。 http://www.denkishoin.co.jp/denkishoin/info/book/skill/yskilldisplay/code/66411
- P0O9I
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殆ど違いがありません。だから並立しているのです。 明確な差があれば、効率の良い方に統一されます。
お礼
50/60Hzで明確な効率への影響は無いようですね。 トランスについては勉強になりました。 ありがとうございます。