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rememberの意味(訳)が気持ち悪い
辞書では下記の訳語になっております。 【自動】 思い出す 【他動】 ~を覚えている、記憶している、記憶にとどめる 【自動】の意味(訳)では(日本語では)目的格の助詞「を」が要るので むしろ他動詞的な表現であると感じます。 逆に、 【他動】のほうは、訳語の前二者を見ると 状態を表しているので、むしろ自動詞的に感じます。 なにゆえ訳を ~を覚える、記憶する とせぬかの問題でもあります。 辞書であるにもかかわらず このようにいかにも他動詞であるような訳を 示さぬ理由は何ですか。 とにかく学生時代から 科学者として英語で論文を書いている今日まで 気持ち悪くてなりませんので御解説ください。 ★ついでにre + memberとなっていることへの 語源解説も出来たらお願いします
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- trgovec
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自動詞・他動詞についていろいろ長く言うより、一言で言えばその辞書は語義を簡単に書きすぎている。また誤解を生むような書き方をしている、ということです。何か変だ、気持ち悪いと思うような辞書は使わず新しいものを求めるべきです。手許にある辞書をいくつか見ましたがそんな乱暴な定義はしていません。 >【自動】の意味(訳)では(日本語では)目的格の助詞「を」が要るのでむしろ他動詞的な表現であると感じます。 >【他動】のほうは、訳語の前二者を見ると状態を表しているので、むしろ自動詞的に感じます。 これは思い込みです。「思い出した・思い出せ」というように目的語なしでも使われ、状態動詞が目的語をとるかとらないかは関係ありません。 remember について大事なことは状態動詞「記憶している」と動作動詞「思い出す(記憶から引っ張り出す)」の両方であることです。これが気持ち悪いというならそれは分かります。 自動詞・他動詞の区別については日本の辞書や受験教育は強調し過ぎ。ここのカテゴリーでも「自動詞か他動詞か」という正直首を傾げたくなる質問がよくあります。教える側が強調しすぎるから教わる側も気になって仕方ないのでしょう。 他動詞は「目的語をとりうる動詞」とむしろ考えるべきで、目的語が必要なければそれを放棄することもあります。それをいちいち自動詞と分類するのが日本の辞書の几帳面すぎるところです(他動詞の項で「目的語なしで」と断っておけば充分。「行く・来る」のような本質的に自動詞であるものとは違います)。 remember であれば、記憶しているまたは思い出す「もの」を伴うのはごく当たり前のことですが、ときには能力・動作だけに関心が集中することもあります(remember well「記憶力がいい」など)。そうなれば目的語を添える必要がなくなります。あえて言えば「もの」とか「何か」でしょうがそういうものは言わなくてもいいのです。say もそういう例で、基本的に「~を言う」と他動詞ですが発言すること自体が重要であれば目的語を失います(as I said「言ったように」など)。 確かに日本語やラテン語のように言わなくても分かるからと何でも目的語を外せるわけではなくある程度縛りは強いです。「ゲットせよ(入手せよ)」を Get! とは言えず Get it! と言わなければなりません。目的語なしの get はなじんでいないのです。 ------------------ remember の語源についてはすでに何人もの方が書いていますがこの形になったわけを付け加えておきます。 re + memoror で memoror は memoria(memory) と同語源です。re は単なる強調かもしれないし反復の意味があるのかもしれません。フランス語を経由して英語に入ったわけですがその過程で *rememorer → *rememrer のように母音の脱落があり、-mr- が発音しにくいため間に b が入ってしまったものです(類例:numerus → numre → numbre → number/)。member (<membrum) の語根の mem- は体の一部ということで、形は似ていても記憶とは無関係です(ただし、これも発音をやさしくするためラテン語の段階で r の前に b が入った)。
- KappNets
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他動詞,自動詞の意味・使い方が異なり、それぞれ適切な訳が可能な動詞もありますが、remember のように意味が違わず、訳がどっちがどっちみたいな動詞も多数あります。 目的語があるかないかで、I can't remember your name. では他動詞だけれども、As far as I remember, this Puma was a very expensive vehicle. では自動詞だというわけです。後者は、わざわざ具体的な目的語を置きたくない(あるいは具体的にどういう名詞を置けばよいか分からない)から省く、そうすると文法上は自動詞になる、みたいな理屈ですね。(日本人が勝手に真似すると文法上のエラーになる動詞もあるので要注意ですが) こういうのを辞書はどう訳を書いてよいかわからないので変な訳が置いてあるのでしょうね。良い辞書を選び、かつ例文をよく見て「ああそうか」と理解することが必要になります。
お礼
ありがとうございました。 勉強になりました。 辞書は書斎のPCにはCDで readers' ++, genius, 理系の大型、海野・海野、広辞苑など 10冊近くを入れてddwinで串刺し検索できるようにして居ります。 しかし、この質問はdiningのPCなのでそれが入って居らぬため、 やむを得ずエイジロウに書いてある訳を代表として使いました。
- wind-sky-wind
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一応、補足を。 >辞書であるにもかかわらず このようにいかにも他動詞であるような訳を 示さぬ理由は何ですか。 示さないことはありません。 それと、基本 remember は他動詞だと思うことです。 日本語でいう自動詞と違って、英語の場合、目的語がなければ自動詞 と割り切ることになりますが、逆に日本人の方で、割り切りすぎている部分があります。 目的語がなければ「自動詞」と辞書で必ず分類しなければならない、 こういう意識が強すぎます。 本来、他動詞だけど、目的語がなくなることがある。 この目的語がなくなる、といってもさまざまなレベルがあります。 とにかく、remember については基本、他動詞です。
科学者であられるということで、説明はある意味ではスムーズにいくかもしれません。 実生活では"remember"を含め他の多くの動詞もそうですが、自動詞・他動詞の機能の両方を持ち合わせています。 ●人間の【動作・行為】のカテゴリーを考えてみますと 「走る・食べる・眠る・歩く・勉強する・目が覚める・その他無数」などがあります。これを「人間は~する」と少し学問的に述べる場合が生じてきたと仮定します。するとその英語は以下のようになります。 "Man runs.""Man eats."Man sleeps.""Man walks.""Man studies.""Man wakes up."などです。これが自動詞です。 ●この中の動詞で、実生活において「何を」と聞きたくなる動詞があります。 「何を食べる?」「何を勉強する?」というように他動詞になります。ですから、自動詞・他動詞の両方の機能がある場合、より具体的な実生活なればなるほど他動詞の機能しか使わない場合が多くなります。しかしこういう場合も考えられます。 奥さん「また食べてるの?ダイエットが必要な体型よ。」"Oh, there you go again. You're gained enough weight to go on a diet." 旦那「僕だって食べるさ。生きてるんだから。」"I eat. I'm alive, you see?" というように人間の「行為」という観点しか考えない場合の動詞は「自動詞」ということになります。 ●"remember"の自動詞の例に移ってみましょう。 「彼は物覚えがいいよ。」"He remembers well." 「家の犬はよその犬より記憶力がいいんだぜ。」"Our dog remebers better than other dogs." 「私の記憶では」"as far as I remember" 「記憶に間違いがなければ」"if I remember right" 「ああ、思い出した。」"Now I remember." このように、動詞には、常に「客体(目的語)」を必要としない「行為そのもの」だけを述べる場合が時にはあります。しかし、我々は実生活の中でことばを発する場合がほとんどなので、「客体」を必要とする「他動詞」を見たり聞いたりする頻度が極端に多くなり、辞書に「自動詞」と書いてあっても、「ええっ?」とぴんと来ない場合もあります。 ●>辞書であるにもかかわらず、 このようにいかにも他動詞であるような訳を 示さぬ理由は何ですか。 "remember"の、お示しになった訳を見てみましょう。 【他動】 ~を覚えている、記憶している、記憶にとどめる この訳語の字面に気を取られる必要はありません。「何をを覚えている?」、「何を記憶している?」、「何を記憶にとどめる?」というように客体を意識すれば、我々は日本語を自然に操れますので、訳語も自然に出てくるはずです。 ●英語と日本語は「1対1」に対応していません。現在の機械翻訳の出来を見てもお分かりでしょう。日本語は、、なるべくピンポイントで意味を認識されるのを嫌う、「助詞」の必要な「膠着語・粘着語」です。かたや、英語は、常に「主体(見るもの)」「客体(見られるもの)」を意識し、語順で意味が決まる「屈折語」です。「1対1」に対応した訳語というデーターベースを辞書と呼んでいるわけですが、すこし長く複雑な文になればへんてこな訳しか出てきません。構文解析の方法が両言語とも一致していないのです。 ●語源:語源辞典にも"re-member"→"re"(再び-again)+"member"(記憶-memory)という説明しかありません。歴史的にはいろいろ形は変わっていますがほとんど現在の形と似たり寄ったりです。それよりも「記憶する」「思い出す」にもどうして、"re"(再び)という概念が必要かということです。人間の記憶関係は、すべてそうなったということも考えられます。こういう風にも考えられます。 「思い出す」は「記憶しているものを再び呼び出す。」この意味では"recall"も使われます。PC言語でも"CALL"という命令があるのと一緒です。 「覚える」は現在たまたま目にしているもの「一時的記憶領域バッファ」の内容を「スタティックな記憶装置」に再び記録するということで"re"が必要なのでしょうか。これはあくまで私の考えに過ぎません。そこまで理路を構築しなくても、およそのことしか分かっていないのでおよそのことでいいのではないかと思うしだいです。
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ありがとうございました。 勉強になりました。
- wind-sky-wind
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なるほど、英辞郎では remember 【自動】 思い出す ・I can't remember right now. : 今すぐには思い出せません。 【他動】 1. ~を覚えている、記憶{きおく}している、記憶{きおく}にとどめる となっていますが、 2. ~を思い出す と続いています。 can't がつくと、「思い出せない」となるので、 例文からたまたま「思い出す」のみが訳語になっているのでしょう。 英辞郎は普通の英和辞典とは違います。 「物覚えが悪い」は I don't remember well. とすべきでした。 #3 の can't は訂正します。 「覚えている」と「思い出す」の違いは、「いっとき思いつかなかった」かどうかの違いです。
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ありがとうございました。 勉強になりました。 辞書は書斎のPCにはCDで readers' ++, genius, 理系の大型、海野・海野、広辞苑など 10冊近くを入れてddwinで串刺し検索できるようにして居ります。 しかし、この質問はdiningのPCなのでそれが入って居らぬため、 やむを得ずエイジロウに書いてある訳を代表として使いました。
- wind-sky-wind
- ベストアンサー率63% (6647/10387)
基本的に remember は他動詞です。 他動詞として「~を覚えている」「~を思い出す、思い起こす」 2つ意味がある。 普通は前者なんだけど、場合によっては「いっとき思っていなかった(思いつかなかった)ものを (ある拍子に)思い出す」の意味になることがある。 主に、I can't remember his name. のような場合です。 re- は「反復」を表す接頭辞で、member が memory の意味です。 re- で「再び」というイメージで「思い出す」の意味にもなるのかもしれません。 自動詞になる場合は I can't remember well.「物覚えが悪い」のような場合です。 read は普通、他動詞だけど、自動詞になると「読書する」 という読むの一般行為になる、のと同じようなもので、 日本の辞書ではこのように目的語がないと自動詞とします。 あと、I see. のような感じで、I remember.「思い出した」と言ったりします。 他に remember about/of ~で「~のことを覚えている、思い起こす」も前置詞がくるので 自動詞ということになります。 >【自動】 思い出す 【他動】 ~を覚えている、記憶している、記憶にとどめる 今の世代の辞書で、こんな風に割り切っているものはないと思いますが。
お礼
ありがとうございました。 勉強になりました。 辞書は書斎のPCにはCDで readers' ++, genius, 理系の大型、海野・海野、広辞苑など 10冊近くを入れてddwinで串刺し検索できるようにして居ります。 しかし、この質問はdiningのPCなのでそれが入って居らぬため、 やむを得ずエイジロウに書いてある訳を代表として使いました。
- purunu
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もともとrememberは他動詞的で、「心にあるのを思い出す」が 主な意義です。そして、I will remember it. =それを覚えておこう、 のように、今覚えるときにも使います。 なお、「状態を表すから自動詞的」はあたっていません。 I have a car.は「私は車をもっている」という状態であり、 「今、車をもつ」という動作ではありませんが、まぎれもなく他動詞です。 で、自動詞は、どちらかというと周辺的な用法で、 As far as I remember, ... =私が覚えている限りでは、 のように「何を」という目的語なしで使う場合です。 なお、語源的にはmember(原義:体の器官、派生して、全体の一員)とは 無関係で、re+memorariすなわちre+memoryです。なぜmemorari, memory にbという音がはさまったのかは不明です。(参考URLは語源サイト)
お礼
ありがとうございました。 勉強になりました。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
1. Oh, I remember! 「そうか、今思い出した」などとしょっちゅう使いますから、自動詞の訳もあるのでしょう。 Remember Pearl Harbor. 「真珠湾を忘れるな」は他動詞ですね。 2。語源は次の様です。 1300–50; Middle English remembren < Old French remembrer < Late Latin rememorārī, equivalent to re- re- + Latin memor mindful ( see memory) + -ārī infinitive suffix 要するに「再び記憶に」というラテン語から、古フランス語を通じて14世紀頃英語に入ったとされています。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。 勉強になりました。