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イラク戦争

イラク戦争への過程と原因って、イラクが大量破壊兵器不保持確認の調査に協力しなかったからですか? 自分は、イラク戦争までの過程は湾岸戦争から始まっており、原因は石油資源だとだと思うのですがどうですか? 誰かが意見をくれないとスッキリしないので僕の考えへの是非をお願いします。

みんなの回答

回答No.6

イラク戦争当時は、そのような意見がたくさん出ていました。アメリカは、テキサスの油田を温存したい。アラスカの石油開発が自然保護でうまくいかない。中東の石油権益を確保しなければならない、という論調です。 イラク戦争の原因は、石油だけではないでしょうが、そういう論調が多出したというのは、そういう理由もあったと考えるのは自然でしょう。

noname#134859
質問者

お礼

ありがとうございます(^O^) みなさんがおっしゃる通り石油だけではないのですね。

  • DieMeute
  • ベストアンサー率70% (571/807)
回答No.5

イラク戦争は石油が原因ではありません。 イラクのフセイン政権を崩壊させた後のアメリカのイラクの石油へのアプローチを見れば、利権が目当てでない事が分かります。 石油利権が目当てならば、アメリカは油田をアメリカ単独、もしくは連合軍に参加した国々で独占する筈です。 しかし、そうはしていません。 イラク戦争は3月に始まり5月には一応の決着が付き、7月には、フセイン政権に代わるイラク人による臨時の政府「統治評議会」が組織されました。 フセイン政権時代に国の油田を統括・管理していた石油省は、この統治評議会の下に管理される事になり、石油省の大臣にも当然統治評議会の一人が付きました。そしてイラク国内の油田を統括する事になります。 この頃、イラクの油田は酷い状態でした。かつては1日に600万バレルの原油を生産していた事もありましたが、湾岸戦争とその後の経済制裁で、油田のメンテナンス等が技術的問題からできなくなり、イラク戦争開始前には約250万バレルまで生産が落ち込み、そしてイラク戦争により設備が破壊される等して4月には15万バレルまで生産量が落ちていたのです。 石油の生産はイラクにとって死活問題でした。それまでの長い経済制裁や戦争による損害などで経済状態の悪いイラク経済としては、直ぐにお金を得るには石油しかありませんでした。 それはフセイン政権を倒したアメリカも分かっており、イラク政府を助けるために、直ぐにアメリカの建設会社の独占受注による石油関連施設の修復を始めました。急いでいたため、企業を入札ではなく指名で選んだため、批判も受けますがスピードが優先されました。 この企業への支払いはイラク政府ではなく、アメリカのイラク向けの復興予算から出されています。つまりアメリカの税金でイラクの石油関連施設を修復したのです。そして受注したのもアメリカ企業ですからお金はアメリカから出てアメリカに入ったと言えます。そのためイラク自体から得た利益とは言えません。 イラク政府は、石油生産建て直しに外国石油企業を呼び込もうとしました。既存の油田の修復・増産だけでは国の再建は難しく未開発油田の新規開発が必要でしたが、それには資金も技術力も不足しています。そのため入札を行い企業を選ぼうとしました。 ところが、イラクの石油に関心を持つ企業を集め石油省主催の会議を開こうとしましたが、イラク国内の治安が酷く悪化し3回も会議が延期されるなどします。 大手石油会社もあまりの治安の悪さにイラク進出に二の足を踏み始めました。 それでも2004年頃から次々と外国石油会社と油田開発や地質調査、油田のデータ分析や増産計画などの契約が結ばれていきます。契約が成立したのはカナダやイギリス、トルコ、等の企業であり、アメリカの大手ではありませんでした。 また、この頃の成立した契約は短期のプロジェクト等が主であり、大油田の長期開発等の契約はそれほどありませんでした。 またイラク北部で半独立状態のクルド人のクルド地方政府と契約したのも、カナダ、インド、オーストリア、ハンガリー、フランス、アメリカ等の石油企業ですが、どれも中小企業クラスでした。 大きな油田開発の入札が成されたのは2009年になってからです。アメリカではオバマ大統領の時代がきて、イラクから米軍の撤退も始まり、この年には都市部からは撤退しています。また、イラク国内の治安も少しは好転していました。 この2009年にはアメリカの大手石油会社も入札に参加しています。 結局、この年に大規模な油田の開発の契約を締結できたのは、中国が4油田、マレーシアが4油田、イギリスが3油田、トルコが2油田、ロシアが2油田、アメリカが2油田、イタリア、フランス、ノルウェーが各1油田等でした。 つまりイラク戦争に参加していない国が一番多く契約の締結を結びました。 そして現在に至ります。なお、イラクは国内全ての油田で入札を行ったわけではありません。一部の限られた地域、限られた油田において外国石油会社に開発をまかせてたのであり、将来のイラク国民、イラク企業のために温存している油田もかなりあります。 こうした状況では、とてもアメリカは石油利権目当てに戦争したとは言えないと思います。 油田を独占していないし、他国の方が油田の利権を多く持っている状況なのです。 現代では戦争で相手国を制圧したからと言って、その地の地下資源を好き勝手にできる時代ではありません。 あくまで地下資源はその国に住む人達の物であり、企業が契約によって得なければなれません。 アメリカはイラクで石油利権を好き勝手に握る事などはしていないのが実情です。 なお、アメリカは中東の情勢が不安定なので、石油の中東依存の比率を下げる政策をとっています。 イラク戦争が開始された2003年はアメリカの輸入原油の中東依存度は約28%でしたが、2008年には約21%にまで下がっています。アメリカが本当にイラクの石油が欲しくて戦争したのなら、中東からの輸入は増える筈ですが、逆に減っているのが現状です。 アメリカがイラク戦争を行ったのは、アメリカに対する脅威を取り除くためです。 当時はイラクとアルカイダに繋がりがあるという情報が流れていました。イラクもアルカイダもアメリカに敵対していますし、フセインはスンナ派です。アルカイダの組織もスンナ派系で宗派も殆ど同じで連携してもおかしくないと見られていました。 また、2004年にロシアのプーチン大統領が記者会見で発表していますが、イラク戦争前にロシアの情報機関が、イラクによるアメリカ本土へのテロ攻撃計画を掴み、アメリカに連絡したそうです。 大量破壊兵器を保有している疑いがあり、テロ計画の情報が他国から伝えられ、さらにはアルカイダとの関連も疑わしい・・・ 敵対するイラクをここで叩いておかないと、アメリカが危険にさらされると考えられたから戦争を始めました。 結果的には、大量破壊兵器は無く、アルカイダとの繋がりも立証されず、そういう面ではマイナスではありましたが、ブッシュ大統領はアメリカにとっての危険を取り除こうとしたのです。 でも、まあ開戦は早計だっと思います。 フランス、ドイツ、ロシアや他にも少なくない国が主張したように、国連の武器査察団の査察を継続すべきだったとは思います。

noname#134859
質問者

お礼

詳しいデータありがとうございます(^O^)

  • wiz0009
  • ベストアンサー率22% (107/474)
回答No.4

国際的な建前は安保理の調査を拒否したからです。 実際は石油目的という声もありますが、真相は誰にも分かりません。 ウィキリークスですらまったく何も掴めてないレベルの情報です。

noname#134859
質問者

お礼

ウィキリークスでも分かんないですか(笑) すごいですね。

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7193/21843)
回答No.3

石油利権が原因で米国が戦争を起こした、ということは 国際政治学者の間では通説になっているそうです。 (放送大学 高橋和夫教授) 以下、その高橋和夫教授の説明です。 米国にとって石油というのは人権のようなもので 無くてはならないもの。これを安価に供給できない 政権は国民の支持を得られなくなる。 湾岸戦争は、米国が介入しないという密約をイラクに対して したため、発生した。イラクはその密約を証拠を示して暴露したが米国は 否定。しかし密約した米国イラク大使はその後、公の場から姿を消し沈黙。 イラク戦争は、大量破壊兵器を口実に始められたが、大量破壊兵器は 見つからず、その為、侵略の口実を民主化に変えた。 民主化なら、サウジや北朝鮮を攻撃しない説明がつかない。 イラク戦争が始まるや、米国は直ちに石油基地を占拠。 フランスが反対したのは、この為だ。フランスはイラクにおける 石油利権を米国に奪われるのを懸念したため反対した。

noname#134859
質問者

お礼

ご丁寧な回答ありがとうございます!

回答No.2

あと、石油うんぬんについては映画「華氏911」などでも扱われているように、そういう説もありますが、憶測を超えるものではありません。

noname#134859
質問者

お礼

見てみたいと思います。

回答No.1

たしかにおっしゃる通りイラクは最初は非協力的でしたが、最終的には査察を受け入れています。その結果、大量破壊兵器を所持している証拠は見つからず、査察団は「イラクに大量破壊兵器は存在しない」と結論づけています。しかしブッシュ政権はそれを信じず、CIAによる正反対の誤った情報を信じて開戦に至りました。 ざっくりとした説明は以上です。 詳しいことはこちらでもどうぞ。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AF%E6%88%A6%E4%BA%89

noname#134859
質問者

補足

>最初は非協力的でしたが、最終的には査察を受け入れています。その結果、大量破壊兵器を所持している証拠は見つからず、査察団は「イラクに大量破壊兵器は存在しない」と結論づけています。しかしブッシュ政権はそれを信じず、CIAによる正反対の誤った情報を信じて開戦に至りました。 と述べていますが、ブッシュの狙いは何だったんでしょうか? フセインはジャマ(アメリカとの関係を口外しないか心配)であわよくばイラクの石油資源も手に入れるために大量破壊兵器を保持していると言い切っていたのですか?

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