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命題論理の真偽について

下記の文(問題数は2つ)の結論は、論理的に「偽」とのことですが、理由が解りません。 「したがって」以下が、前提である二つの文から導けないとのことですが、理解できません。 お知恵のある方、ご指導下さい。 (1) 手形は有価証券である。 小切手は手形ではない。 したがって、小切手は有価証券ではない。 (2) フグの肝臓にはテトロドトキシンが含まれている。 フグにはテトロドトキシン以外の毒は見出されていない。 したがって、肝臓を取り除いて食べれば、フグも安全である。

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  • mira_jun
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回答No.4

#1です。 >このテクニックは、どういった考え方に依拠しているのでしょうか? 高校の数学で習う、「必要条件」、「十分条件」を理解していればわかります。 例えば、 「Aが手形であれば、Aは有価証券である」が真である場合、これを 「Aは手形である」 「Aは有価証券である」 の2つに分けてみます。 「Aは手形である」ということが真であれば、「Aは有価証券である」ということは言うまでもなく真であり、「手形である」だけで「有価証券である」条件を十分に満たしています。 よって、「Aは手形である」は「十分条件」と言います。 また、「Aは有価証券である」が真だからといって、「Aが必ずしも手形である」とは限りませんよね?他の有価証券かもしれませんから。 「有価証券である」ことは「手形である」ことを説明するための1つの必要な条件でしかないわけです。 よって、「Aは有価証券である」は「必要条件」と言います。 また同じ置き換え例で恐縮ですが、 「Aが人間であれば、Aは動物である」を同様に2つに分けてみるとよく分かります。 「Aは人間である」と言うだけでAが動物である条件を十分に満たしているから「十分条件」 「Aは動物である」はAが人間であることの1条件でしかないから「必要条件」 で、犬(小切手)は人間(手形)という十分条件ではないからといって、動物(有価証券)という必要条件でもないとは言えない。よって偽である。 他の方も書いている通り、集合の絵を描いてみるのも分かりやすい方法の1つです。

tobochite
質問者

お礼

補足説明ありがとうございます。 文を2つに分けて考えるのですね。 このテクニックで他の問題を解いて 身に付けたいと思います。 改めて、御礼いたします。

その他の回答 (3)

  • wret615
  • ベストアンサー率34% (133/386)
回答No.3

論理学の「真」て100%そう言えるとき、いう意味なんよ。せやから、100%いつでもそのとおりと言えるのでなければ、「偽」になる。 あなたがどゆのを好きか次第やけど、絵を描くのが好きなら、絵を描いてみるとええ。 (1)は、「手形は有価証券である」てことは、手形の仲間たちて小さな枠(小さな円)の外側に、有価証券の仲間たちて大きな枠(大きな円)がある。 「小切手は手形ではない」てことは、小さな枠の中には手形は入ることができひんいうこと。 これ、小さな枠の中に入らなければ、どこに入ってもええ、いうことやろ。つまり、小切手は、小さな枠の外(手形の枠の外)で、大きな枠の中(有価証券の枠の中)には入ってもええ。小切手は有価証券かもしれへん。もち、そうでないかもしれへん。 小切手は有価証券かもしれへんし、そうでないかもしれへんてことは、「小切手は有価証券ではない」は100%そのとおりと言えないやん。せやから、「偽」になるんよ。 (2)は、フグ描いて、肝臓てきとに描いて、そこにテトロドトキシンて毒が入っている。わしなら、イガイガを描くなあ。これが「フグの肝臓にはテトロドトキシンが含まれている」やね。 「フグにはテトロドトキシン以外の毒は見出されていない」は、イガイガが一種類しかないいうこと。 ほいで、この手の問題には、主語やら修飾語やらの違いが大事。違いを気いつけて見てほしいのよ。2番目は1番目と違うて「フグには」やから、肝臓だけの話と違う。 フグのあちこちにイガイガがあるかもしれへん。もち、そうでないかもしれへん。どっちか分からんときは、ひとまずあちこちにイガイガ描いてしまってええ。これ、肝臓以外にもイガイガがあるかもしれへん絵になるやろ。もち、そうでないかもしれへん。 イガイガは肝臓以外にもあるかもしれへんし、そうでないかもしれへんてことは、「肝臓を取り除いて食べれば、フグも安全である」は、これも100%そのとおりと言えないやん。これまた、「偽」やね。

tobochite
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 少し前に流行った「図解」ですね。 あわせて、100%の確率、つまり絶対的に正しく 反証できない、ってことが「真」であるということなんですね。 とても解りやすかったです。 ありがとうございました!

回答No.2

命題を成り立たせるには、以下のように、最初の前提を細工する必要があります。 (1) 有価証券は、手形しかない。(手形以外の有価証券の存在を否定) 小切手は手形ではない。 したがって、小切手は有価証券ではない。 (2) フグ毒のテトロドトキシンは肝臓にしか含まれていない。(肝臓以外の毒の存在を否定) フグにはテトロドトキシン以外の毒は見出されていない。 したがって、肝臓を取り除いて食べれば、フグも安全である。 上記の命題は、出題された命題と「明らかに異なる」のは判りますね? 「したがって」以下が成り立つのは、最初の前提が「○○以外の△△の存在を否定している場合のみ」です。 出題では「○○以外の△△の存在を否定していない」ので「○○以外が存在する可能性」がある為に「したがって」以降が成り立ちません。 (1)は「手形以外の有価証券が存在する可能性」を否定していないので、小切手が有価証券である可能性が否定できません。 (2)は「肝臓以外にテトロドトキシンが存在する可能性」を否定していないので、肝臓以外の部位も危険である可能性が否定できません。

tobochite
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 前提の「細工」と、その後の処理が難しそうです・・・。 すぐに理解できないので、再考してみます。 ありがとうございました。

  • mira_jun
  • ベストアンサー率40% (281/699)
回答No.1

(1) 前提から、 手形だけが有価証券ではない。 つまり、手形以外にも有価証券がある可能性が否定できない。 よって、手形でないからといって、有価証券でないとは限らない。 わかりやすく置き換えてみます。 人間は動物である。 犬は人間ではない。 従って、犬は動物ではない。 犬は動物ですから、これが「偽」であることはわかりますよね。 (2) 前提から、 肝臓以外にテトロドトキシンが入っている可能性が否定できない。 よって、肝臓さえ取り除けば安全とは限らない。 これも置き換えると、 東京には犬がいる。 日本には犬以外の動物はいない。 よって、東京を除けば日本には犬はいない。 東京以外に犬はいないとは言ってませんので、これも偽とわかりますよね。

tobochite
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 「置き換え」が解りやすく、感謝しております。 このテクニックは、どういった考え方に依拠しているのでしょうか? 教えて頂きながら、別の質問をしてしまい恐縮です。

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