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触媒による生ゴミ分解とバイオガス
- 触媒方式を利用した生ゴミ処理装置の評価と可能性について
- 生ゴミからメタンガスを取り出すことは可能か、触媒方式の利点と普及の可能性
- 触媒方式の完成度とメンテナンスについての疑問、初期投資費用とランニングコストの問題
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生ゴミの水分含有率は 90% 以上ですので、乾燥させただけでも残滓は 10% 以下になりますし、酸化させれば炭素は二酸化炭素になって排出されることから、残ったカルシウムやマグネシウムなどを主成分とする残滓は 1% 以下になるでしょう。 高分子炭素化合物を完全分解して二酸化炭素にするのではなく、メタンに分解する触媒というものは、まずないだろうと思います。(生物であれば消化の過程で発酵させることでオナラになりますので(笑)、バイオ系でメタン・ガスを作り出すことは極当たり前の技術であり、商品化されているものは特にメタン生成効率を高めたり、芳しくないものの発生を低めたりしたものであろうと思います) >1. 触媒方式にて生ゴミからメタンガスを取り出すことは可能なのでしょうか? 触媒方式の反応は「CmHn + O2 →CO2 + H2O + 反応熱」・・・つまりは炎や煙を出すことなく、ゆっくりと燃やす (酸化させる) ものであり、同じ酸化反応でも分子分解 (腐敗) 臭 (メタン・ガスなど) を出さないように触媒を用いて反応速度を高めているものと言えます。 現状、生ゴミからバイオ技術を用いずにメタン・ガスを作り出す触媒反応機器は皆無でしょう。 >2. 触媒方式は本当にかなり完成度の高い技術なのでしょうか? 高速に酸化させる焼却を適度な時間をかけることによって煙 (炎) も臭いも出さないようにしたというものであり、それなりに完成度は高い技術なのではないでしょうか。 ちなみに煙も炎も臭いも出さないけれども、ゆっくりと酸化 (燃焼) させることによって長時間発熱させるものとして、極めて高い完成度を持つものに「使い捨て懐炉」が挙げられますよね。 >3. 初期投資費用とランニングコスト 暖炉に放り込んだり、毎朝ゴミに出すことと較べればベラボーにイニシャル/ランニング・コスト共に高額のものでしょうね(笑)。
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- Mumin-mama
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岩手県 葛巻町では、自然エネルギーだけで電気を賄っていているそうです。 http://www.youtube.com/watch?v=ss_oNeneal0&feature=related http://kuzumaki.jp/modules/content1/index.php?id=2 http://www2.jarus.or.jp/biomassdb/static/2/03/203000100.html#top 3.日本で自然エネルギーが日本で普及しない理由は、電力会社をはじめ、原発推進の会社や通産省が邪魔をしているからだそうです。 電気会社は現在、発電事業と配電事業を独占していることで、力をつけて来ました。 自然エネルギーを自治体が活発に取り入れると、其の発電と配電の分割化を迫られ、独占企業でいられなくなります。 また、分割されると、発電の方も自由化が進み、原発は造りにくくなるから、政府や推進派も困るのです。 また、原発を持っている地域も補助金などの融資が受けられなくなりにくくなり、失業も増えるので、自然エネルギーに反対をします。
お礼
丁寧な回答を頂きありがとうございました。生ゴミ分解のメカニズムについてもきちんと説明頂きよく理解できました。どうもありがとうございました。