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芸術学専攻から実技系への進学
私は今、美術系大学で芸術学を専攻している大学4年生です。何をしたいのかがはっきりせず、就職活動も大学院受験もしないまま現在に至っています。我ながら今時の若者のよくない典型のようでお恥ずかしい限りです。 学問よりも実際に作業をすることの方が好きなので修復の勉強のできる大学院に進学したいと思っています。が、たいていのところはすでに実技系の専攻をでて技術を身につけた人でないと受け入れくれないですよねぇ?何かよい選択肢があれば教えてください。
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そう、学費・・・。芸術系の大学って、ちょっと考えられない位学費が高いですよね。私自身、そのバカ高い学費分がちゃんと身になっているのかについては甚だ疑問です(笑)。 えっと、修復工房の所在なのですが、東京の方はよく知りません。すいません。 関西には小さな工房がたくさんあります。 大抵は家族経営とか、少人数(社員含めて5~6人)のところが多いので、人手が足りなくてアルバイトを公に募っている所もあります。 「修復家の集い」のホームページはご覧になりましたか?今、京都、滋賀、大阪から求人があります。このうち、大阪の工房は現代美術の修理、あとは仏画・仏像の修理が多いようです(寺社が多いですから)。どうぞ、ご参考までに。 国宝・重文クラスの修理になると、色々と規定がありまして、かなり伝統のある修復会社または国立の研究機関などに限られ、小さな工房は、大体は県指定・市指定クラスや私有の文化財を扱うことになります。 しかし、単に調査が進んでいないために国指定を受けていないだけ、という場合も多々あって、小さな工房にやってくる文化財の中には掘り出し物が思いの外多いです。「これが市指定?!」っていうような立派な物があったりもしますよ。
- 参考URL:
- http://www.shufuku.gr.jp/
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- kamin
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こんにちは。私はhitomaroさんとは逆で、芸大で実技を学び、現在は総合大学の大学院で美術史を勉強している者です。確かに専攻を変えるというのは、勇気がいることだと思います。周りの人たちも心配することでしょう。私もそうでした。大学の先生には鼻で笑われるし、親の胃は傷めるし。でも何故か運とゴリ押しで合格し、指導教官の丁寧な応対の甲斐あって、今年は修士論文を仕上げます。入ってしまえばどうとでもなるものです。 かつて私も修復士の道を目指していました。修復工房でバイトもしました。しかし、髭のオッサン達と日がなチマチマ作業をするのに窮屈さを覚え、匙を投げて現在に至ります。あれほど憧れていた仕事なのに、やってみないと分らないものです。 実は、修復の現場というのは芸大で実技を積んだ人ばかりではありません。実際、私がバイトをしていた工房の先輩方も実技には縁がなく、歴史を専攻していた人たちでしたが、立派に仕事をしていました。美術院には、外国人の方々もいて、実技ではなく別の学問を修めてきた人もたくさんいます。修復の技術とは、学校だけで学ぶのではなく、現場で磨かれていくのかもしれません。 まずは大学で実技の先生にお話を聞いてみるのも取っ掛かりになるかもしれません。もしかしたら、その先生が空きのある工房を知っているかもしれないし、大学院への進学の指導をしてくれるかもしれません。修復工房の実態についても教えてくれるでしょう。賃金や人間関係など、かなり現実的な部分もご存知のはずです。学費分、しっかりと利用しましょう♪
お礼
丁寧に答えていただき、ありがとうございます。修復のアルバイトといったものがあり、実技出身以外の人も仕事をしているということは初めて知りました。やはり東京が中心なんでしょうか。とはいえ、まず、今、身近にできることから道を探るべきですね。kaminさんのようにはっきりとした意志をもって努力すれば、何らかの方法はあるものだと私も思います。「学費分、しっかりと利用しましょう」のお言葉、私も同感です。