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平方根を用いた素因数分解
ある整数Nを試し割りで素因数分解するとき √N>p を満たす最大の素数pまで試し割りすれば事足りる というものがありますが、この数学的証明はどうなるのでしょうか
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単純な説明を,素数q以下の素数を2つを用いて作られる最大の数は q^2となります.因子の数を増やすと,素因子自体は小さくなりますので, つまり整数Nに含まれる最大の素因子pは √(N)≧pとなります. よろしいでしょうか.
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- 178-tall
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諸賢のコメントに、N = p^2 の場合を勘案すれば、 「√N≧p を満たす素数 p で N を整除できるものが存在しなければ、N は素数」 なのかな?
- alice_44
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←A NO.4 なりません。 例えば N = 26 のとき、 最大の素因子は p = 13 ですが、 13 = p > √N ≒ 5.0990… です。
- alice_44
- ベストアンサー率44% (2109/4759)
訂正: 試し割り法を行うとき、N の約数 x が見つかれば、 N を N/x で置き換えて、試し割りの続きをします。
- alice_44
- ベストアンサー率44% (2109/4759)
「事足りる」という言い方が、微妙ですね。 試し割り法を行うとき、N の約数 x が見つかれば、 N を N/x で置き換えて、再度最初から試し割りをします。 そして、更新した N が素数と判定できたところで 作業を終了するのです。 だから、 N の約数 x が、在るとすれば x ≦ √N の範囲に在る ということが保証されれば、試し割りする除数は x ≦ √N の範囲で「事足りる」ことになります。 全ての素因数を、試し割りした除数の中から出したい というのであれば、x ≦ √N ではなく、 x ≦ N/2 までやらなくてはダメです。 N の約数 x が、在るとすれば x ≦ √N の範囲に在る ことの証明ですが… 自然数 N, x, y について、 N = xy のとき x ≦ √N または y ≦ √N です。 もし x > √N かつ y > √N であれば、 xy > N になってしまいますから。(背理法) 試す除数が素数だけでよいのは、 N が x で割りきれないことが既に判っていれば、 N は x の倍数では割りきれないからです。 試し割りは、小さい除数から順に試してゆきますからね。
- boiseweb
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こういうのは,数学的証明云々より,自分で『納得する』ことが重要です.そして,『納得する』ために効果的なのは,自分で手を動かすことです. 「エラトステネスのふるい」という古典的な「素数の探し方」があります.M以下の素数を探したければ,2からMまでの自然数をすべて書き並べておいて,まず2に○印をつけて2の倍数を全部×印で消す,次に3に○印をつけて3の倍数を消す,…というぐあいに,合成数を除去していきます. (M以下の整数Nを「試し割りで素因数分解する」というのは,この作業をして「どこかの段階でNが×印で消されるか,それともNが最後まで残るか」を確かめるのと同じことです.) これを,たとえば M=100 で,実際に紙と鉛筆で手を動かしてやってみることを勧めます. 自分でやってみると,だんだんわかってきます. 2の倍数,3の倍数,5の倍数まで作業を終えて,次に7の倍数を消す段階で,新たに×印をつける最小の数は何でしょう? また,この作業をどこまでやれば「できあがり」(合成数を除去し尽くした状態)に達するでしょうか? (言い換えれば,ある段階を過ぎると「新たに×印をつけるべき数」がなくなりますが,それはどの段階でしょうか?)