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トランジスタの見分け方 電子回路
- トランジスタの見分け方について教えてください。
- エミッタ接地、コレクタ接地、ベース接地というのを見分ける方法を教えてください。
- トランジスタの入力と出力の関係について混乱しています。どのように理解すればよいでしょうか?
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エミッタ「コモン」という言葉は御存知ですか?コモンとは共通という意味です。 接地ではなくコモンで表現する書籍もあります。エミッタ接地、エミッタコモンは同じ意味の言葉です。 信号入力に必要な端子は2個、信号出力に必要な端子は2個、トランジスタの端子は3個、どうしても1個は共通で使う必要があります。どの端子を共通で使うかで決まるのです。入力と出力で共通に使っている端子がエミッタであればエミッタコモンすなわちエミッタ接地です。 上記の視点で考えるといいでしょう。バイアス用の直流電源は交流信号を考える時はゼロボルトと考えていいので、下記のようになります。 a エミッタ接地 b コレクタ接地 c ベース接地
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補足します。 入力抵抗と出力抵抗の値が違うからです。また、これらの抵抗は多少なりとも負荷抵抗や電源抵抗の影響を受けます。 入力抵抗:トランジスタ内部の入力抵抗+負荷抵抗の影響 出力抵抗:トランジスタ内部の出力抵抗+電源抵抗(正確には信号源抵抗) トランジスタ内部で内部の抵抗や信号増幅を表すhパラメータを勉強すると、この辺が見えてきます。
お礼
補足ありがとうございました。すっきりしました!hパラメータの辺りをしっかり勉強したいと思います。
#1です。補足します。 入力抵抗、出力抵抗はトランジスタ内部の値です。 入力抵抗:入力端子からトランジスタ側を見たインピーダンス 出力抵抗:負荷抵抗からトランジスタ側を見たインピーダンス
お礼
ご回答ありがとうございます。 入力、出力抵抗はトランジスタ内部の値だったのですね。 もうひとつ分からないことがあるのですが、なぜ入力抵抗も出力抵抗も同じトランジスタ内の抵抗であるのに、入力端子側と負荷抵抗側の両方向からインピーダンスを考える必要があるのでしょうか?
No1さんがある程度の回答をされてあるので、追加として説明します。 投稿者さんが添付していた回路を90°回転させて見やすくしました。 この際電源は無視します。 赤線の部分が接地を意味します。どこを共有(コモン)して使っているかを見てください。 その共有している部分が接地の名称になります。 a)エミッタ接地(エミッタが共有されています) 入力:ベース~エミッタ間、 出力:コレクタ~エミッタ間 b)コレクタ接地(コレクタが共有されています) 入力:ベース~コレクタ間 出力:エミッタ~コレクタ間 c)ベース接地(ベースが共有されています) 入力:エミッタ~ベース間 出力:コレクタ~ベース間 >例えばcの回路はベース回路ですが、交流電源の電圧によって流れる電流はベースにもエミッタにも流れるのではないのでしょうか? 「ハイ、そうです。」 コレクタ~エミッタ間はループになっていますのでちゃんと交流電源による変化電流もベース電流に附加されて流れます。 >なのに、なぜ入力はエミッタと決定できるのですか? それはベース接地だからです。ベース接地の場合、エミッタ~ベース間を入力として、コレクタ~ベース間を出力として信号を取り出します。 多分、エミッター接地とベース接地を混同されてあるみたいですが、頑張ってください。
お礼
疑問が解消されました。明快な回答ありがとうございます。本当に助かりました。 ちなみに、a,b,c,のどの回路にも抵抗Rがありますが、これは負荷抵抗ですよね? だとするとトランジスタの入力抵抗と出力抵抗というのはどう考えるのでしょうか?回路図には見えていないだけで、トランジスタの内部に、入力抵抗や出力抵抗があると考えたらよいのでしょうか?
お礼
どの端子が共通で使われているのか分かればいいのですね。 理解が深まりました。ありがとうございました!