- ベストアンサー
大停電の復旧について知りたい
- 停電が起きた場合、復旧するまでの手間と時間を知りたいです。
- 家庭では自分で対策を施すことができますが、送電所ではどのように復旧作業が行われるのか知りたいです。
- 一般家庭では停電がどのくらい続くのか知りたいです。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
数時間で回復する事はありません。 かなりの時間がかかります。 まず、停電の起こるメカニズムは、電気の使用量が多すぎて、発電所の出力電圧が下がってしまいます。 一定以上電圧が下がると、機器類などが誤作動を起こすので、発電所の出力が切り離され、停止さます。 1箇所停止すればその分の電力がなくなる訳ですので、発電所がドミノ倒しで、緊急停止をして行きます。 (出力が停止したタービンなどをそのままほって置くと負荷がないので回転数が一気に上昇して破損してしまうために緊急停止します。) 次に、再起動ですが、上にも書いた理由で、単純に発電書を再稼働させて送電線に電気を送っても、最初の1台の発電所で出力は足りませんので、上に書いた停電と同じメカニズムで発電所は再停止してしまいます。 その為、変電所などの開閉器を操作して、一度全ての回線を切断し、発電所を動かして、その範囲内だけで動く部分だけを順に接続して行きます。 ミスれば再停止です。 これを発電所と、需要家のある地域の変電所で順々に行っていかなければならないんです。 東京電力管内を完全復旧させるにには1日では無理でしょうね。 発電所の出力をあげるのだって、数分で簡単に制御できる様な物でもありません。 それをいくつもの発電所で連携させながら、地域の変電所での送電回路の操作をしながらという事になるので、簡単にはいかないのです。 また、発電所も緊急停止した場合、動作確認などを行わないと再起動は出来ません。 そう言うのにも結構な時間が取られる事になります。 一般家庭のブレーカーをちょっとあげると言う程度の話で有りませんからね。
その他の回答 (3)
- eroero1919
- ベストアンサー率27% (3007/11113)
こればっかりは、やってみないとまったく分からないと思います。どの程度電力会社がテンパるかによりますね。電力会社がテンパりまくってどっかの原発のときみたいに担当者がどっか見に行っちゃって燃料切れで水が上がらなくなっちゃったみたいな人為的ミスが重なれば「一日中復帰できなかった」ってことも起こり得るかと思います。 通常の停電(台風などの災害時)の場合は、停電地区への電力供給ルートが複数ありますからそのうちのどこかひとつがダウンしても別のルートを使えばすぐ復旧となりますが、皆さんが恐れる「電力使い過ぎで一斉停電」の場合はどこからどこまでどの程度停電するかは電力会社も予測不可能というわけです。 だからこそ、医療や交通に大変な影響を与えたにも関わらず輪番停電ということをやったわけですわ。 んで、夏の大停電の危険ですが、実はもうほとんど可能性はゼロと私は見ています。他の人の質問で「起こる」といわれて散々煽られたのですが、反論しようとしたら回答書き込み拒否設定されていました・笑。せっかく色々調べたので場所を借ります。 東京電力は、5/14現在で3950万kWの電力供給能力を持っています。以前の私の回答で、私は「7月末までに4650万kWになる予定」と書きましたが、実は先月末に東電は5200万kWまで供給の見込みが立ったと発表していました。そして、政府もかつては「25%削減を」と呼びかけていましたが、これも「企業も家庭も一律15%削減目標」と修正しています。 平均的な暑さの夏の場合、最高で5500万kWの電力を必要とするそうですが、これはずっとそうではなく平均的な暑さの年と設定すると7月に5日が5500万kW必要になるそうです。平均的な夏の平日の必要量は4800万kWだそうです。 そうです、既に見込み分だけで平均的な必要量はクリアされているのです。 さらに、私はあえてここに揚水発電の量を組み込んでいません。東電の揚水発電の供給量は1050万kWです。つまり最大で6250万kWの供給能力を東電は持つことになります。 揚水発電は夜中に電力を使って水を揚げるのでアテにすべきでないという声もありましたが、昼間に5500万kWを必要としますが、夜中はだいたい3500万kW程度まで必要電力は減るので、揚水の電力量は確保に問題はありません。 私は謙虚な人間ですから・笑、揚水発電の欠点もちゃんと書いておきます。もし水不足になったら、揚水発電は使えません。だから懸念はそこですね。空梅雨だと1000万kWはアテにできなくなります。 ゆえに、政府の15%削減目標はまあ適度な数字だと思いますし、そのキャンペーンをやめる必要もなかろうかと思います。なぜなら、まだ5月ですからね。梅雨がどの程度か予測は不可能ですから空梅雨の可能性も考えて節電キャンペーンは必要かと思います。でも5500万kWに対して5200万kWが確保できるのですから状況は少なくとも悲観する必要はないと思います。 さらに、東電管内の大口利用者、具体的にいえばJR東日本や製鉄会社などは自前の発電所を持っています。また、東京ガスなんかは自前でガス発電所を持っていて売電事業をしています。 実際問題、JR東日本の場合は山手線圏内及び中央線、京浜東北線、埼京線くらいの範囲は自前の発電所で動かすことができるそうです。そのくせ、震災後の電力不足時には電車の運行を平気でストップしましたよねえ。理由は割とシンプルで、その発電にかかるお金は自前持ちになるからです。そりゃ右翼都知事も怒るわけです。 それらの大口契約者は東電とピークカット契約というのをしているそうです。電力が逼迫してくると、ピークカットといって東電は大口契約者への電力供給を段階的に減らすことができます。これ、実は大口契約者には悪い話じゃありません。 ピークカットが発動するとそれに協力する名目で、電力料金が格安料金に確変するそうです。さらに大口契約者は発電所を持っていますからそれで発電して自前の電力をまかなうだけではなく、余った電力を東電に売ることができます。つまりピークカットは料金が安くなることと売電で儲けられる一石二鳥のビジネスチャンスでもあるわけです。 ゆえに、電力不足は一切の節電をしなくても起こらないと断言する人もいます。 ピークカットの電力供給は、いわば他人の財布をアテにすることになるので、供給電力の見込みに組み込むわけにはいかないのでそれでどの程度電力軽減に結びつくのか、残念ながら数字は分かりませんでした。 なお、電力における一般家庭の消費電力量は全体の14%だそうです。ゆえに、節電には企業の協力が欠かせないと断言できますが、逆な言い方をすると一般家庭が政府の呼びかけ通りに15%の節電に応じても全体の2%しか節電にならないともいえます。だったら、企業が18%節電して、一般家庭はいつも通りに使ってOKでもいいような気もしないでもありません。 そこを計算に入れているのか、電鉄会社などの各企業は「20%削減を目標としています」といっていますね。 ここから先は私お得意の(?)陰謀論になりますが、この夏「省エネ家電に買い換えましょう」とキャンペーンをすることは消費回復への後押しになるというわけですわ。フフフ。
お礼
(ハハ) 謙虚と陰謀の混じった楽しく参考になるご意見でした。 企業はちゃんと対策をとって、その場合でも儲かるなんて、したたかとか。。。 電力会社も停電の範囲をある程度想定して復旧対策を準備しているんでしょうけど、お得意の「想定外」でズルズルと長引くことも考えられるということですか。 大停電の可能性がないという根拠のある予見に期待したいと思います。
- onioni1999
- ベストアンサー率21% (199/942)
復旧自体はそう時間はかかりません。 緊急停止による点検作業さえ終われば再稼働出来るので 早ければ1~3時間程度で復旧できます。 ただし、足りないようなら一部地域は停電させたままになります。 今回の震災でも、都心はすぐに復旧されましたが、 少し離れた地域では10時間ぐらい停電しっぱなしの所もありました。 割と都会のところでも停電が長かった所もあるので どのような基準で優先順位を決めているのかは謎です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 送電所や発電所での回復は早くても、どういう順番で使用者にまわすかということは、決まってないというか、臨機応変というか、声の大きい人のいいなりということ、とかが考えられるわけですね。 政治が絡んでくるとすっきりしませんね。
- ymmasayan
- ベストアンサー率30% (2593/8599)
有名なのはニューヨーク大停電1977ですが、最近といっても 北部アメリカ大停電2003を紹介します。↓ 真夏の8月14日に29時間停電しています。 原因は倒木被害と送電管理システムの不具合が重なったものと 見られています。 正常なら故障箇所や電力を使いすぎている地区を切り離していくのですが このシステムがうまく働かないと逆に発電所が全部共倒れになるのです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 一部地域での需要過多が、供給源まで影響を与えて、停電が広がる恐れもあるわけですか。 29時間とか・・・、電力会社を信じて待つしかないですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 停電ドミノとか・・本当に真っ暗ですね。 復旧も、手順は人間の判断と操作しだいで、長引くこともあるということですね。 完全復旧が1日以上で、前の人の回答にもあるように、電力会社の思惑で早く回復するところがあるというのも、釈然としませんね。