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ユッケの肉をX線を使って味を変えないで消毒
ユッケを食べてO111で食中毒が話題になっていますが、熱を加えてしまったら生肉じゃなくなりユッケの味は失われますよね。 そこで思ったのですが、生肉にX線を浴びせて消毒すれば生肉のままで消毒できるような気がするのですが、どうでしょうか? X線によって食品の味が変わってしまうことってあるのでしょうか?
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- GRIFFONONE
- ベストアンサー率37% (3/8)
γ線で食品を殺菌することは味に影響は与えないと思われます。 実際にアメリカの長期保管用レーションはγ線殺菌済みです。 このレーションは美味しくないですが、調理段階の問題です。
- ORUKA1951
- ベストアンサー率45% (5062/11036)
>これは、殺菌のための容器をちゃんと作っておけばX線が外に漏れることはないと思うのですが。 ですね。X線ではなくγ線でよい。 おっしゃるとおり、極めて有効で効率的で害の少ない消毒方法ですね。先に、No.2さんもおっしゃられているように、ジャガイモの中毒を防止するためにγ線(出生が違うだけで同じもの)照射は極めて有効で、ソラニン中毒の危険性と天秤にかけると絶対に有利なのですが、被爆国である日本人の放射線に対する知識なんてひどいものでして。いまだに許されていません。 まったく恥ずかしい限りです。
- mimimi1852
- ベストアンサー率24% (8/33)
食品照射と呼ばれる技術です。国によって法律で規制されています。日本では、現在は、食品照射はじゃがいもの芽止めのために150グレイのγ線を照射することだけが認可されていて、それ以外は食品衛生法で禁止されています。照射された食品は、輸入品も違法になります。ジャガイモの芽止めは成長点の細胞を殺すだけなので、弱い線量です。 食品ではなく、医療用注射器や培養用シャーレなどのプラスチックの器具などは20キログレイぐらいの強力なγ線で滅菌されています。 ご質問の生鮮食品の照射滅菌は、加熱しないので、風味を保ったまま、殺菌が可能です。生肉や魚介類の照射は、海外では利用されている例があります。アメリカではミンチ肉の照射が認められています。滅菌のためには線量はジャガイモの芽止めよりも10倍以上強い線量が照射されます。数キログレイの強い線量だと、菌数は線量に応じて減るのですが、放射線が細胞内の水やいろいろな成分と反応し電離するので、変質したり、劣化するため、生肉だとレトルトや缶詰ほどの完全な滅菌状態にすることはできません。そのため、シェルフライフを延長する目的で使用されます。照射食品は光反応が生じているため、特徴的な成分変化を測定することにより、照射されたことを検知する技術も作られています。 生肉の場合はγ線やX線照射で菌数を一旦減らすことができますが、保存状態や調理の仕方など衛生管理がわるいと、食中毒の可能性は生じます。 筋肉の中には病原性大腸菌は、もともといないので、肉が大腸菌で汚染されないような加工調理の技術が一番大事だと思います。
- ORUKA1951
- ベストアンサー率45% (5062/11036)
X線はγ線と同じ電磁波ですね。 たんぱく質を構成している元素には、電磁波だけでなくα線(ヘリウム原子核)やβ線(電子)を受けたからといって、放射性元素に変わるものはないといってよいでしょう。放射線を浴びても放射能(放射線を出す能力)をもたない。 単純にペプチド結合の一部が切断されるくらいでしょう。切断されるとペプチドやアミノ酸が増えて味はよくなるでしょうね。 ただ、問題なのはその放射線を食品だけでなく人体が浴びる危険性があるということ、そのとき同じたんぱく質でも人体を構成するたんぱく質やDNAを破壊すると量が少なければ、通常の傷のように修復されるでしょうが極端に多いとそれが追いつかない。よって「線を浴びせて消毒」という作業が危険を伴うことになる。
- p-p
- ベストアンサー率35% (1977/5634)
ええ?? X線って放射線ですが 肉をわざわざ被曝させて食べるの?? 今、原発で放射線とか被曝とか言っているのに・・ つりですか?
補足
X線は電磁波であり、照射した対象物に放射能を残すことはありません。
- kagakusuki
- ベストアンサー率51% (2610/5101)
昔、私も同じ事を考え付いた(考えただけ)事があります。(レア用の豚肉や鮭の刺身の寄生虫の殺虫等が目的) そして、私が思い付く以前から、現実においても、生肉とは限りませんがし、X線だけではなく、γ線や、高電圧で加速した電子線等を使用する殺菌は、実用化されています。 例えば、ハーブや乾燥野菜、冷凍魚等の加熱殺菌が困難なものに対して行われる場合が多い様です。 又、ジャガイモは発芽すると、芽の中にソラニンという毒素を作り出す性質があり、ソラニンによる中毒を防ぐために、コバルト60が放射するγ線を照射して、発芽を防止するという方法が許可されているのですが、日本国内ではあまり行われていない様です。 放射線や放射性物質、及びX線を扱うためには、放射線技師等の有資格者が必要となり、取り扱いが面倒です。 又、知識が不十分な人間に「放射線やX線で処理した食品を食べたら、放射能に被曝するかも知れない」等と誤解されて、売り上げが落ちる心配もあります。 そのため、日本国内では、前述のコバルト60のγ線によるジャガイモの発芽防止以外には、放射線やX線による殺菌は、食品の殺菌方法としては認められてはいない様です。(外国では一般的な殺菌方法の一手段となっている様です) >X線によって食品の味が変わってしまうことってあるのでしょうか? 照射量が多ければあります。 アワビやナマコを干したものや、魚の干物は、生よりも美味しくなると言われていますが、それは、天日干しした際に浴びた、日光に含まれている紫外線のエネルギーにより、食品中のタンパク質の分子結合の一部が切れて、旨味成分であるアミノ酸が生成するためです。 X線やγ線は紫外線よりもエネルギーが高いため、当然、分子の結合を切る力があります。 ですから、X線や放射線の照射量が多ければ、肉類の様にタンパク質を多く含む食材では、アミノ酸が生成して旨味が増し、ジャガイモの様にデンプンの多い食品では、デンプンの分子結合が切れて、ブドウ糖が生成する事により、甘味が増すらしいです。 又、肉類では、筋肉の種類によってはミオグロビンという、酸素を貯蔵する役目を持つ色素が含まれているものがあり、それにX線や放射線を過剰に当てると、ミオグロビンが分解する事で、肉の色合いが変わり、赤変、褐変、退色等を起こすものがある様です。 それから、私の想像では、肉の中に含まれているコラーゲンタンパク質の分子結合の一部が切れて、他のコラーゲン分子と結合し直す架橋反応が起きたり、糖類と結合して糖タンパクとなる事によって、弾力性を失って固くなる可能性があると思ったのですが、調べた限りでは、その事を裏付ける情報は見つかりませんでした。 【参考URL】 食品照射 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9F%E5%93%81%E7%85%A7%E5%B0%84 高度情報科学技術研究機構 > 原子力百科事典 ATOMICA >分類検索 > 放射線利用 > 放射線の農林水産業利用 > 食品の保存等 > 食品に対する放射線照射(食品照射) http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=08-03-02-01 農林水産研究情報総合案内 > AGROPEDIA > AGROLib > 農林水産研究文献解題 > No.14 流通利用編 > (4)殺菌技術 http://rms1.agsearch.agropedia.affrc.go.jp/contents/kaidai/ryuutuuriyou/14-2-1-4_h.html 日本原子力産業協会 > 広報資料 > 食品照射ハンドブック > 『食品照射Q&Aハンドブック』 > 食品照射Q&Aハンドブック http://www.jaif.or.jp/ja/sangyo/qa-handbook.pdf
- Cupper-2
- ベストアンサー率29% (1342/4565)
X線に消毒効果はありません。 ひょっとして 「紫外線」 の勘違いなのかな?
補足
なにか勘違いされていますね。強いX線には当然殺菌力があります。
補足
これは、殺菌のための容器をちゃんと作っておけばX線が外に漏れることはないと思うのですが。