- ベストアンサー
初めての青色申告 元入金に関して
- 今年分を青色申告したいので、記帳を始めたいのですが、わからないことが多いです。
- 「元入金」をまず記帳するようなのですが、この「額」はどう決めればいいのでしょうか?私個人がもっている全財産を書くのか、「任意で決めた」額を書くのか、事業用口座に入金した分だけを書くのか……
- 事業用口座を開設したのは3月なのですが、記帳は1月1日から描かなければいけませんよね?つまり、「事業用口座が無かった時期」が存在するのですが、どのように処理するのでしょうか?元入金はゼロにするのでしょうか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
あなたには、個人事業主としての側面と、個人生活主としての側面とがあります。 先ず、平成23(2011)年1月1日現在の貸借対照表(※)を作成しなくてはなりません。その際、平成23年1月1日現在の個人事業主の資産と負債をすべて書き出して下さい。資産と負債の差額が、平成23年1月1日現在の「元入金」になります。資産が負債よりも多い場合は、「元入金」はプラスの値が表示されます。少ない場合はマイナスです。等しい場合はゼロです。 例えば平成23年1月1日現在の貸借対照表に、資産として売掛金が330000円、事業用現金が85000円、12万円で購入した事業用パソコンがあり、仕入先からの買掛金が145000円、親からの事業用借入金が300000円があるならば、 資産合計:535000円 負債合計:445000円 差額は90000円ですから、「元入金」はプラス90000円となります。 あなたの青色事業はこの貸借対照表からスタートすることになります。 《注》個人生活用の普通預金は貸借対照表に書いてはなりません。個人事業用の普通預金は、1月1日現在はなかったことになります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ※貸借対照表 国税庁>>青色申告決算書様式 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/yoshiki01/shinkokusho/13.pdf ↑このページの中ほどにある「貸借対照表」を見て下さい。
その他の回答 (2)
- mukaiyama
- ベストアンサー率47% (10402/21783)
>手元にある現金いくらかを元入金として扱う、という事でしょうか… 元入金は「資産総額」-「負債総額」と言ったでしょう。 「資産」、「負債」それぞれの内訳は、 http://www.a-firm.ne.jp/nyu-mon/account1.htm 預金だけが資産では決してありません。 なお、上の参考URLは法人用なのでかなり複雑すぎます。 個人事業者なら「青色申告決算書」の 4ページにある程度に科目分けしておけば良いです。 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/yoshiki01/shinkokusho/13.pdf >元旦、手元に例えば5万円あったとして、1月五日に支払いが15万円必要な場合… 1月5日のことは、今年の元入金には何ら関係しません。 >現金が記帳上は、マイナス状態になってしまうと… 財布がマイナスということはあり得ません。 >「他の預金」から、事業主借として借り入れた風にする?という… 実際にあなたはその足りない 10万円をどう工面して支払に充てたのですか。 やったとおりに記帳するだけで、「他の預金」でなく「他の現金」からでもかまいません。
お礼
詳しくありがとうございました。 根本的な部分が理解できておらず、申し訳ありませんでした。
補足
>元入金は「資産総額」-「負債総額」 シンプルに言うと、この↑「資産総額」に該当するのが、 「私という個人の資産総額」なのか、 「事業用に使うと決めた分の資産総額」なのかが、いまいちわからないのです。 後者なら、その「額」はどのように決めればいいのかがわからない、ということです。
- mukaiyama
- ベストアンサー率47% (10402/21783)
>「元入金」をまず記帳するようなのですが、この「額」はどう決めればいいの… 今年から青色申告とのことなので、今年の元日現在の 「資産総額」-「負債総額」 です。 ついでに言っておくと、来年の元入金は 「今年の元入金」+「青色申告特別控除後の所得金額」-「事業主貸」+「事業主借」 で計算します。 これはまた来年の元日付での 「資産総額」-「負債総額」 とイコールになるはずです。 >私個人がもっている全財産を書くのか… 事業に使用する全財産と事業用の負債との差。 >つまり、「事業用口座が無かった時期」が存在するのですが… >元から使っていた銀行口座が二つあり、事業用の支払いを、ここから払ったりする事があった。(今もある… 個人事業である限り、預金口座を事業用途家事用とに完全に分けることは無理です。 そこで対処法は 2つあります。 1. 全部の口座を貸借対照表に記載する。 「普通預金 A」「普通預金 B」「普通預金 C」とでもしておけば良いです。 ふだんの仕訳と記帳は、家事用入出金も含めてすべて行います。 2. メインとなる口座のみ貸借対照表に「普通預金」として記載する。 2-1 「普通預金」から家事用の支出→事業主貸 2-2 「普通預金」に事業と関係ない入金→事業主借 2-3 他の預金から事業用の支払→事業主借 2-4 他の預金に事業上の入金→事業主貸 他の預金は、事業に関係する入出金のみ仕訳と記帳をすれば良いです。 >元入金はゼロにするのでしょうか… 今年の新規開業でない限り、ゼロと言うことはありません。 前述の 2. の方法を採るとするならたしかに「普通預金」はゼロですが、「現金」まではゼロでないでしょう。 しかも、白色申告時代から持ち越した「売掛金」や「買掛金」、「未払金」、「未収金」、「前受金」、「借入金」なども合計します。 「工具器具備品」、「土地・建物」、「建物付属設備」、「車両運搬具」などもすべて元入金の算定に関係します。
補足
詳しく説明ありがとうございます! 煩雑になりそうなので、「2」の方法でやってみようと思います。 ただ、もう少しピンと来ていないのですが、 >前述の 2. の方法を採るとするなら「普通預金」はゼロですが、 >「現金」まではゼロでないでしょう。 という事は、 手元にある現金いくらかを元入金として扱う、という事でしょうか? 元旦、手元に例えば5万円あったとして、1月五日に支払いが15万円必要な場合は、 現金が記帳上は、マイナス状態になってしまうと思うのですが、 その場合、 「他の預金」から、事業主借として借り入れた風にする?という事でいいのでしょうか。 ご回答いただければ幸いです。
お礼
ああ、なるほど、 >先ず、平成23(2011)年1月1日現在の貸借対照表(※)を作成しなくてはなりません。 これが必須なわけですね。 ありがとうございます。やっと理解できました。