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バットが折れる理由
つまらない質問です。プロ野球の試合を観ていて思ったのですが。 バッターが球を打つときに、なぜバットが折れてしまうのかが知りたくなりました。木製だから折れて当然という答えが欲しい訳ではないです。 ピッチャーの投げた球の勢いがある時に加えて以下の(1)~(3)だと考えればいいでしょうか。 (1)バットがやや不良品であった。 (2)振りかたが悪い。 (例えば、手首を返すのが遅かったり早かったりした、とかスウィングスピードが遅かった。)でもだからってなぜ折れるのかよくわかっていませんけど。 (3)当てた所がバットの細い所だった。 しかし、もし真芯でとらえ、スウィングのタイミングも完璧であったのに 折れてしまうということもあるのでしょうか。 だとすれば、バットが折れさえしなければホームランだったのに・・・ というケースが今まで多くあったことになりますか? そういうバッターが折れないようにするにはどうしたらいいのですか。 そこらへんの理論や記憶に詳しい方がおりましたら教えてください。
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結論から言いますと、既にバットにひび等が入っていない限り、 バットの芯でボールをとらえてバットが折れるということはありません。 また、バットが折れてしまうのは、タイミング云々ということは直接関係なく、 ただ単にバットの芯でとらえられないからです。 もちろん芯を外す理由として、タイミングを外された、 というケースは十分に考えられますが。 ただ、芯からどれだけ外れると折れる、ということは、 ピッチャーのボールの威力やスイングスピードなどが影響するので、 一口には言えません。 なので、バットが折れないようにするには「必ず芯でとらえること」です。 難しい話ですが、広島の前田選手は高校時代、 練習で使うバット(高校生でも練習には木製バットも使います)には 芯の部分にしかボールが当たった跡がなく、遠目には新品のように見えたそうです。 プロに行く選手はもともとそのくらい、あるいはそれに近い技量を持っています。 もちろんピッチャーもプロなので、芯でとらえさせないボール、テクニックがあり、そう簡単に毎回芯ではとらえられませんが。 蛇足ですが、バットの芯より根元側で打つと、 そのままグリップの上側(ボールが当たった側)からビリビリする感じが響き、 バットの先で打つと不思議なことに、衝撃がグリップエンドに伝わって、 グリップエンド側から衝撃が伝わってきます。 バットの折れ方が様々(ポッキリと折れたり裂けるように折れたり)なのは、 その辺の影響があるようです。
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- Umada
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私の知る限りで、次のことを申し上げられます。 (1)木目 n_kanameさんの回答にありますようにバットにはマークが打ってありますが、このマークは必ず、次の図のように木目の延長方向に打ってあります。この面で打ちます。 これと垂直のA面で打つと折れます。でもプロならこのことは当然知っているはずなんですが・・・ A ---- -------- ------------マーク ------------マーク -------- ---- (軸方向で見た図) (2)芯 yu-jiさんの回答にもありますようにバットには「芯」などと言われる部分があります。基本的にはマークに近い部分ですが、もっと狭いゾーンです。 バットの握りの部分を片手で持ち、もう一本のバットでコツンコツンと軽く叩いていくと、1箇所だけ手に響かない部分があります。そこがバットの芯です。(重心とは別の場所ですので、念のため) バットの構造的なものだけでなく、打者による上手下手もあるようです。以前ヤクルトに在籍したM. Brouhardなどは「バット折り外人」のニックネームをチームメイトからもらいました。(記憶が不確かですが、2,3試合に1本くらいの割合で折っていたのではないでしょうか?) 少ない選手ではフル出場しても年に1本、2本くらいです。 「最近のバット・・・」ですが太さが大きく変わった、というのは考えにくいです。「圧縮バット*」が使用禁止になったので、その分折れることが多くなった、というのはあると思います。 用具の手入れもあるかもしれません。「プロ野球大事典」(玉木、新潮社、1990)によれば、昔の選手は商売道具たるバットに油をしみ込ませたり牛骨でこすって木目を詰めたりしていたそうですが、今はそこまで手入れに凝っている選手は少なさそうですし。 *ご存じかと思いますが、木材に特殊な樹脂を浸透させ、高温で高圧を掛けて押し固めたバットです。
お礼
いろいろたくさん教えてくださいましてありがとうございます。 バット折り外人 M. Brouhard のことは知りませんでした。 圧縮バットの使用禁止も最近よくバットが折れる原因なんですね。
- yu-ji
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私も詳しいことはわかりませんが、野球のバットやテニスのラケットにはスイートスポットと呼ばれる部分があり、そこが俗に言う"真芯"と呼ばれているところです。 (n_kanameさんが"印"と表現されているところです。) そのスイートスポットにボールが当たれば、一番効率の良い力がボールに伝わると思われます。 よって、真芯に当たってバットが折れることは無いのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 真芯に当たってバットが折れることは無い!? それが知りたい重大なことです。 真芯に当たってバットが折れることは無い、 と断言してくださったと解釈しますよ。
- n_kaname
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父曰く、木製のバットにはボールを当てる部分があって、ちゃんと印があるのだそうです。 そこを外すと結局木目に沿って割れるそうです。 最近の選手はそんなことも解ってない!ようです。 つまりはその印の所がボールに対して当たるような握り方をして振れば、当たったら割れずに済む、と言うことです。
お礼
ありがとうございます。 そうですね。 だいたいは、裂けるようにして折れるシーンを良く見ますね。 それは木目に沿って割れていたという訳ですね。
- renton
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詳しいことはわかりませんが、TVのアナウンサーが言っていたことには、最近のバットは軽くするために、細く削ってあるらしいです。 そのために、強度が落ちているらしいです。
お礼
知りませんでした。 だから最近、よく折れるシーンを見かけるのですね。 教えてくれてどうもありがとう。
お礼
たいへんわかりやすい回答ありがとうございます。 「バットの芯でボールをとらえてバットが折れることは無い」 と断言してくれることが私にとってはとてもありがたいです。