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555でのパルス幅変調回路について
- 555のデータシートに記載されているパルス幅変調回路の動作について質問です。
- 単安定動作時の回路で5番ピンに信号を入力してデューティー比が変化する場合、ハイの時間は入力信号の電圧の高さに応じて変化するのでしょうか?
- また、発振周波数は入力信号の変化によらずに固定されるのでしょうか?データシートを見てもよくわからないので教えてください。
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こんばんわ。 >単安定動作時の回路の5番ピンに信号を入力してデューティー比が変化していますが、 >この場合ってRaとCによって設定されていたハイの時間というのは関係なく入力信号の >電圧の高さに応じてデューティー比が応じていくのでしょうか? 5番ピン(Control)の電圧はCの充電終了電圧を決定するコンパレータの基準電圧になっています。 その電圧を外部から強制的に動かす(質問の場合はsin波の電圧で)と充電終了電圧がControl 端子電圧で変化しますので出力がハイの時間が変化します。その結果デューティー比が変化します。 >また、この場合の発振周波数なんですが、たとえば単安定動作の回路時に100Hzで発振 >していたとしてそこから5番ピンに信号を入力してデューティー比が可変していくようにした >場合、周波数は変わらずに100Hzのままで固定されていくのでしょうか? 5番ピンの電圧がV0=Vcc×(2/3)を超えない限り100Hzを維持します。このV0は5番ピン をオープンにした時の5番ピンの電圧です。この100Hzで発振している時はCの充電終了電圧 はIC内部のVccとGND間に接続された3本の100kΩの直列回路のVcc側の分圧点の電圧になっています。 またこの分圧点は5番ピンにも接続されています。もし5番ピンの電圧がこのV0を超えてしまうと コンデンサCの充電終了電圧が100Hzの周期の時間に相当する電圧より大きくなってしまって いるので充電時間が100Hzの周期の時間を越えてしまいます。その結果、正しくパルス変調 されなくなってしまいます。
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- xpopo
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補足します。 パルス幅変調する場合は必ず2番ピン(Trigger)端子に基準の周波数、この場合ですと 100Hzのトリガパルス(LOWの時間が短いパルス)を供給することが条件になります。 最初の回答はこの条件を前提にしてます。
- KEN_2
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>単安定動作時の回路の5番ピンに信号を入力してデューティー比が変化していますが、この場合ってRaとCによって設定されていたハイの時間というのは関係なく入力信号の電圧の高さに応じてデューティー比が応じていくのでしょうか? その通りです。 単安定動作時の回路の場合5番ピンの[CONTROL]信号でデューティー比が変化します。 ページ3の電気的特性 (Note 1、2);V_CONTROLの電圧がV+の約2/3で、最大パルス幅になります。 ページ2の「ピン配置図」のV+にR,[CONTROL],R,R でコンパレータ動作点を変化させているのが読み取れます。 >また、この場合の発振周波数なんですが、たとえば単安定動作の回路時に100Hzで発振していたとしてそこから5番ピンに信号を入力してデューティー比が可変していくようにした場合、周波数は変わらずに100Hzのままで固定されていくのでしょうか? その通りです。 パルス幅変調回路の場合発振周波数は変化しないで、デューティー比が可変されるようになっています。 *簡単な回路ですから、オシロで波形観測して確認されたら間違いないです。
お礼
V+の約2/3でデューティー比が100%になるというのは自分の知識では読み取れなかった部分だったのでとても参考になります。 オシロで確認しながら試していこうと思っていましたがおかげ様でそのようなことをせずにも設計ができそうです。 教えていただきありがとうございました。
お礼
5番ピンがどういう位置づけの元パルス幅変調ができるのかが良くわかりました。 正直子の部分はよくわからないけどこういう動作をするんだろうと思ってたんですが、おかげさまで原理も理解できてとても参考になりました。 教えていただいたことを参考に早速やってみたいと思います。 補足説明までご親切につけてくださりありがとうございました。