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子犬のヘルニア、獣医とブリーダーどっちを信じる?
柴の子犬をブリーダーから購入しました。 柴犬専門に40年近く何十頭も飼育しており、展覧会受賞犬も多く輩出している名ブリーダーで、お会いした印象も、若干頑固で職人気質であるものの、信頼出来るとの印象でした。 先日、生後60日のワクチン接種のため、近所の動物病院に行きました。 その際、左足の付け根の、ちょうど睾丸があるあたりに、1cmほどの腫れが見つかりました。 それに対する獣医の所見は、 ・ヘルニアであり、症状としては大きめである。 ・放っておっくと腸捻転等を起こして死亡する危険があるので、早めに手術が必要である。 ・この位置にヘルニアがあると、睾丸ががん化する可能性があるので、一緒に去勢手術をすべきである。 とのことでした。 早速ブリーダーに相談したところ、 ・ヘルニアであるが、軽微である。 ・腫れは6ヶ月もすれば引く。死に至る可能性など皆無に近い。過去40年間そのようなケースは1例もない。 ・去勢には絶対反対である。確かにがんのリスクはゼロ化するが、柴犬特有の疾病リスクは高まる。 とのことでした。 ブリーダーに言わせると、「獣医は教科書通りの一般論を言っているだけ。念のための治療を奨めるのが商売。柴犬に関する臨床知識は自分の方が正しい。」 獣医に言わせると、「ブリーダーの知識は30年前のもの。獣医学は日々進歩している。柴犬も他の犬も構造は同じである。」 とのことで、まさに「知識」か「経験」かの論争です。 確かに獣医は「可能性がある」という言っているだけなので、それに対して40年経験のブリーダーが「経験上あり得ない」と言うならばそっちが正しいような気がしますが、だったら獣医って何なんだ、今後も獣医は一切信用出来ないのかという気がします。 もちろん人間でも犬でも、いかなる状況であろうと、病気になるリスクがゼロなんて事は無いわけで、それは求めていません。今、生後60日の1cm大の腫れが、ただちにヘルニアと去勢の手術を行うべきものなのかについて、どちらを信用してよいのか、アドバイスをいただければ幸いです。
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質問者が選んだベストアンサー
こんばんは。 専門家ではないので、自分が質問者様だったら・・・と考えて書いてみます。 獣医さんブリーダーさん共に意見が一致しているのは「ヘルニアであること」。 分かれているのは症状と処置法の見解ですね。 獣医さんは、重度で手術が必要との意見。 ブリーダーさんは、軽度で手術は不要、6ヶ月静観せよとの意見。 双方の意見を再考してみます。 ・放置すると腸ねん転や腸閉塞の危険・・・ありえますが、穴の大きさや、腸のはみ出具合?で対応は変わるかと思います。 ・睾丸が癌化する可能性・・・ところで、わんちゃんのタマタマは正常に降りてきていますか? ・腫れは6ヶ月で引く・・・ヘルニアの穴は手術しない限り塞がりません。でも、周りの筋肉が発達し押さえてくれればでっぱりも気にならなくなる、その時期が(筋肉の発達が見込まれる)生後6ヶ月頃だろうとおっしゃりたい?? ・去勢には絶対に反対である・・・絶対にとまではいえませんが、私も手放しで去勢に賛成は出来ません。でもその主義と、今回のヘルニアの症状・治療とは別に考える事だと思います。未来の病気を予防する去勢とは違い、現在れっきとした病気なのですから。 ・癌のリスクはゼロ化する・・・うーん?? ・柴犬特有の疾病リスクは高まる・・・これ、個人的にとても知りたいです。質問者様さえよろしければ、何のリスクが高くなるのか教えていただけないでしょうか。ブリーダーさんがおっしゃるのがもし認知症だとすると、うーん??です。 「でしょうか?」「?」が多くなってしまいました。 獣医さんにも、ブリーダーさんにも聞いてみたい事がたくさん。 もし陰睾もあったら、手術するほうに気持ちが傾くかと思いますが、ご質問文に書いてある所見だけでは、どちらの支持もできません。 双方、言葉足らずな部分がありそうです。 私だったら、もうちょっと情報を整理してみる、不明瞭な所を聞いてみる、そしてセカンドオピニオンもとってみるかなと思います。 数年前、私の両親が、ある和犬を飼いたいと言うので一緒にブリーダーさんを探した事がありました。迎えてくださったほぼ全てのブリーダーさんが、プライドを持ってわが国の犬を育種されている方でした。でも、中にはプライドに見合った実力がないと思われる方も、残念ながらいらっしゃいました。見た目や性質のその犬種らしさを最優先にして、他の犬種では規制がかかるほどのインブリードしかしない方もいらっしゃいました。犬の健全性まで損なう育種を間近に(自慢げに^^;)見せられてしまい、諦めかけたころになってやっと、ほぼ理想的なブリーダーさんに出会うことが出来ました。結局その時は予約がいっぱいで買えず、先伸ばしているうちに両親はご縁があって捨て犬の里親になったので、その和犬を飼う夢は遠のいてしまっています(が、まだ諦めてはいない様子です)。 個人的な経験としては、経験豊富なブリーダーの意見は、獣医さんの意見より正しい事があると感じています。でも、真摯に繁殖に携わる人であればあるほど、いたずらに医学を軽視しすぎる事も無いように思うのです。だって、自分の所の犬から遺伝性と思われる疾患が出たとなれば信用問題ですから。疾患が出るラインを外さないといけないので、むしろ何もでない犬より変化の出た犬の医療所見を積極的に求めるはずです。それが良い血統を育み守るということです。何十年という歴史は、真摯に犬種を守ってきた結果として誇るべきもので、何か問題が出たときに免罪符のように使う物ではないと思います。 今まず優先するのは、現在の症状に緊急性があるのかないのか、ないならどのようになったら緊急性が生じてくるのかを確認しておく事かなと思います。獣医さんのおっしゃる「早め」がいつなのか、今日明日ということなのか、生後6ヶ月ごろまでの事なのか、それも症状によって変動するのか、などですね。 まさに「今、生後60日の1cm大の腫れが、ただちにヘルニア手術を行うべきものなのかについて」ですが、この判断は、誰を信じるかと言うより、病気がどの程度の症状なのかを問う医学の領域のお話なので、再度獣医さんに聞くか、別の獣医さん(できればヘルニアに詳しい病院)でセカンドオピニオンを取るかになると思います。 その結果次第で、6ヶ月ごろまで様子を見られる病状だということなのでしたら、「(筋肉が発達し?)腫れが引く」はずの6ヶ月頃まで待って「アドバイスの月齢までは待った」としてブリーダーさんのご意見を守りつつ手術をするという手も、少々強引ではありますが、あるかと思います。 本当はブリーダーさん獣医さんの双方に「経験も知識も」両方必要なはずなのですが、中々理想通りに行かないのが悩ましいですよね・・・。 何はともあれ、わんちゃんが元気でのびのび育ちますように祈っています。
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- isora99
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こんにちは。 私は、獣医さんを信じた方が良いと思います。 但し、不安があるようでしたら、設備の整った、大学病院などでセカンド・オピニオンを受けてみる事ですね。 「柴犬専門に40年近く何十頭も飼育しており、展覧会受賞犬も多く輩出している名ブリーダー」であっても、その方は獣医ではありません。「過去に・・・」などと言うところからみても、医療の知識は持ち合わせていないものと思われます。 去勢の是非に関しては、人間側の考え次第だと思います。去勢を薦める方にも、反対する方にも、それぞれの考え方があり、どちらが良いとは言い難い。 私は去勢には反対する方の立場ですが、去勢する事による利点も理解出来ます。 でも、ブリーダーの言う「去勢には絶対反対である。確かにがんのリスクはゼロ化するが、柴犬特有の疾病リスクは高まる。」との考え方は、意味不明ですね。
- samsonbuster
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通常優良なブリーダーは見た目だけでなく、その犬種の性格、健康も重要視しますので、生後わずか60日で既にヘルニアの有る犬は遺伝要因がある可能性大なので繁殖させません。それを去勢するな、というのは疑問です。去勢しないことによる柴犬特有の病気とはなんでしょう。。。?通常は犬は去勢したほうが将来病気を防げるのは確かですが、去勢しないほうが防げるというのは聞いたことがありません。又、交配させる予定が無い場合、去勢をしないのは犬にとって大きなストレスになり、飼い主と犬の両方にとって今後大きな問題になるかと思われます。ブリーダーから柴犬を買うときに、去勢をさせないと契約して買いましたか?その場合は状況が少し変わってきますが、(ブリーダーの中にはショードッグを繁殖させる気の無い人には子犬を売りたがらず、売った子犬が将来ブリーダーの犬と繁殖することを契約書の中で求める場合もあります。)そのような契約をしていなければ、飼い主であるred240sさんが去勢しようが、何をしようがブリーダーが反対してもどうにもなりません。私だったら取りあえずヘルニアの手術を多く行っている病院を調べて診てもらいます。それから判断すると思います。ただ、獣医さんは恐らく一様に将来起こりうるリスクをできる限り回避することを念頭に置いて説明をするでしょうし、ブリーダーは自分の経験外のことは起りえないと信じ、希望的観測で物事を考えている様なので、最終的にはred240sさんご自信が決めるしかないことですが、獣医さんのセカンドオピニオンも最初の獣医さんと同じ場合、私だったら、手術をさせると思います。癌の可能性、腸ねん転の可能性は犬の生死にかかわります。去勢のように簡単な手術によって、将来の病気のリスクが大きく減るのなら、私なら迷う必要は全くありません。ただ、もし手術となった場合、確かに手術の時期は考えますね。(私の知る限り去勢の早かった犬は若干小さいことが多いかと思います。)どんなリスクがあるか良く相談されると良いと思います。自分の意見を勝手につらつら書いてしまいましたが参考になれば幸いです。
- mumurik
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その獣医に自分がどれだけ信用しているかですかね まあ、まだまだ小さいので経緯か観察しながらセカンドオピニオン受けます 獣医の言う事は間違いでもないですよ 先天的疾患が有る子をブリーディングにはちゃんとしたブリーダーは使いません 子供に疾患の出る確率が高まるので そんな子を使うのはパピーミルですよ そう言った意味では去勢しても問題は無いはずです
Q、獣医とブリーダーどっちを信じる? A、自分自身の判断力を信じますね! >柴犬に関する臨床知識は自分の方が正しい。 たかだか40年近い狭い経験を獣医学の上に置く経験論者の言うことは信用し難い。 よって、ブリーダの意見は完全に無視。 >ヘルニアは手術すべきである。 >去勢手術も行うべきである。 これは、単なる常識論。 ほとんどの飼い主は、手術の必要があれば早期に行うでしょう。 去勢も、これは飼い主としては当然の措置。 いずれも、躊躇する理由はゼロでしょう。 これは~いずれもの4行は、獣医師の意見を信じる信じないとは無関係。 犬の飼い主としての当然の判断の範疇。 ですから、要は、問われているのは質問者自身の見方・考え方かと思いますよ。 だって、犬に責任を負うのは飼い主のみですから・・・。
- corredor
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こんにちは、獣医の言葉を聞くと飼い主さんも焦りますよね。最初に伝えたいのは、焦らなくて良いですよ!! どうやら獣医のビッグマウスにも聞こえます。そのヘルニアが睾丸に障害をもたらす事は考え難いです。そして手術するに当たり、生後60日では早すぎです(麻酔の量的な事等々)ので、するとしても生後90日頃が無難です。が、それ迄の間、大きさが拡大するか、今と変わらないかの確認はして下さい。大して変わらない場合はブリーダーが言う様に支障有りません。少しずつ拡大してる様でしたら、違和感も有りますし、その先更に拡大する事も考えられるので…いづれにしても取り除いて上げた方が犬も飼い主さんも安心ですよね。と言う事ですので、ある意味ブリーダーが正!補足しますと善きブリーダーは去勢や避妊を好みません。それらは人間のエゴで有り虐待の一種とも受けて取れます。更に補足すると、数多くの動物病院(獣医師)が在りますが、腕利き獣医は多くは居ません。医学の進歩と言えど、見合った技量の医師は残念ながら僅かです。場数を踏んだ方には叶わない。アドバイスとして…次回は、そのブリーダーの掛かり付けに行くと良いですよ。同じ柴犬を診てる分けだから。
お礼
ありがとうございます。 大変納得感のある回答で、少し安心しました。 90日のワクチン注射の際に、別の病院で診て貰おうと思っています。 去勢について獣医は「人が飼う時点で既に自然ではない。生殖機能だけ自然を残すのはナンセンス」と反論しており、一見理があるように思いましたが、よく考えると「逆に100%非自然にする意味があるのか」というのも同じこと。 最初に「先天性ヘルニアは遺伝。このような種は残したくない。」とはっきり言っていました。ブリーダーからすれば到底受け入れられない発想ですね。 日本犬の伝統を継承したいブリーダーと、人間が飼いやすい犬種に淘汰しようとする獣医の思想対立を感じます。
獣医の方を信じますが、症状が重そうなので、他の獣医に行って見てもらい症状を聞いてみたらいいと思います
お礼
ありがとうございます。 他の獣医に診て貰う事は考えていますが、「重そう」というのはどのような点でしょうか。 ネットでいろいろ調べてみると、確かにそけいヘルニアの症状やリスクは獣医の言うとおりですが、実際に自分のペットが患っていたり手術したというブログ等の書き込みは、すべて小型の洋犬ばかりで、柴犬の実例が見つかりません。 その意味で、学術上の一般論と、実際の柴犬における臨床が違うのではないかという疑問です。
お礼
冷静で客観的な回答大変ありがとうございます。 どうもこのQ&Aを通して、ペットのあり方の根本の議論がある気がします。 片や日本犬古来の野生味あふれる自然の姿を保護しようとする勢力と、片や動物をペットとして人間社会に完全に取り込み社会衛生を確立しようとする勢力のイデオロギーの対立のような気がしてきます。 議論すればするほど、前者は感情論で後者が合理的ということにならざるをえない気がします。しかしながら犬を飼うとい行為自体が感情的行動なので、一概に合理性の高い選択を出来ないのが悩ましいです。