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「と思います」の前に来る文の形について
- 「と思います」の前に完全な文であることが望ましいとされています。しかし、一部の表現では例外があります。
- 「と思います」は肯定的な意見や推量を示す表現であり、相手の発言や状況に対する同意や思考を示します。
- 質問文章に不自然な表現は見られませんでした。
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>どこまでそういう現象が許されるのでしょうか。正式の場合で許される表現なのでしょうか。 : とのことですが、特別に改まった公式の文書においては、 >「~だ(である)と思います」、「~すると思います」 : という形のほうが好ましいとは思います。 ただ、これは、 正しい表現というよりは、丁寧な表現とお考えになるほうが良いでしょう。 そこで、 「なぜ丁寧な表現になるのか」 という点について考えてみます。 たとえば、 「おっしゃるとおりだと思います」<「おっしゃるとおりと思います」<「おっしゃるとおり」 の順に「強い主張の表現」になります。 つまり、主張は控えめなほうが丁寧に表現できる、ということです。 「おっしゃるとおり」というのは、『話者の主張そのもの』です。 それをそのまま引用した「おっしゃるとおり と思います」 さらに、 引用という形式すらも排除した「おっしゃるとおり」 という表現は、 「強い主張の表現」になります。 「おっしゃるとおりだと思います」の「だ」は「断定の意を表わす助動詞」なので、 『「おっしゃるとおり」が主観であること』を断定する表現になります。 つまり、「わざわざ断定する」という【手順を踏む】ことによって、丁寧な表現になっているわけです。 それに対して、 「おっしゃるとおり(と思います)」は、やや【性急な表現】であるがゆえに、同時に【強調的表現】にもなるのでしょう。 生まれて初めて海を見た人の 「海だ!」という叫び声よりも、 「海!」という叫び声のほうが、その感動が強調的に伝わってくるように思います。 あくまで個人的感覚として回答しましたが、腑に落ちない点がございましたら補足なさってみてください。 ◇ 1. >似ている質問をすでにさせていただきましたが、まだよくわかりませんので、再度お伺いいたします。 →【類似】質問をすでにさせていただきましたが、まだよくわかりませんので、再度お伺いいたします。 : 「似ている」は「見た目が同じような」というニュアンスです。 「共通点がある」という意味を持つ「類似」をお使いになるほうが自然でしょう。 2. >前にお聞きした質問をこちらをご参考になさってください。 →前にお聞きした【こちらの質問】をご参考になさってください。 : 「質問をこちらを」は不自然です。 3. > 「と思います」の前に、完全な文でなければならないと大学で習っていました。 → 「と思います」の前【は】、完全な文でなければならないと大学で【習いました】。 : a. 「前に」の掛かる先が無いので不自然な表現になっています。 『「と思います」の前に、完全な文がなければ不自然になると大学で習いました』 であれば可です。 b. 「~ている」「~ていた」は継続の用法ですが、このケースで使うと不自然になります。 「一度習った」で十分意味が通じる事柄だからです。 「大学ではいつも学生食堂を利用していました」 などであれば自然です。 4. >なぜそういう現象が発生されるのでしょうか。 →なぜそういう【表現】が【可能になる】のでしょうか。 : a. 「現象」よりも「表現」のほうが適切でしょう。 b. 自動詞なので「発生される」は使えません。「発生する」と表現します。 a に伴ない、「可能になる」とすると、もっと自然になります。 5. >どこまでそういう現象が許されるのでしょうか。 →どこまでそういう【表現】が許されるのでしょうか。 : 同上。 6. >正式の場合で許される表現なのでしょうか。 →正式の場合【でも】許される表現なのでしょうか。 : 「正式ではない場合」が欠落するので、「正式の場合で」は不自然になります。 「でも」を使うと良いでしょう。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%A7%E3%82%82&dtype=0&dname=0na&stype=1&index=15487612783700&pagenum=1 の2の 1 物事の一部分を挙げて、他の場合はまして、ということを類推させる意を表す。…でさえ。「子供―できる」「昼前―気温が三〇度ある」 です。
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- kine-ore
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そもそもの、もとになっている敬譲表現について触れますと、「君の言う通りだと思う。」という常体表現は、敬体では「あなたのおっしゃる通りでございます。」が一番自然になります。 常体の「言う通りだと思う」を丁寧語の「ます」だけ付けて「言う通りだと思います」と言い直しても、「通りだ」は常体のままなので、敬譲のバランスが乱れた分だけ不自然に響きます。 そもそも「と思う」という自己主張ないし自己判断を相手に向かって表わすことは、相手に押し付けがましい調子となって、尊大ないし不躾(ぶしつけ)な印象をあたえ兼ねないため普通は避けます。 たとい「と思います」を付けても、けっして丁寧さを伴う婉曲話法にはなりません。あえてそのような言い方にこだわりつつ、なお婉曲さを加えるとすれば「あなたのお言葉はごもっともに存じます。」「あなたのおっしゃる通りと存じます。」など、「思う」の謙譲語2(丁重さを表わす)の「存じます」を用いるのが普通です。 問題は、今日の一般会話において、「…でございます」や「…に存じます」という標準的謙譲話法が急速に廃れ始めており、その代わりに常体の表現に「です/ます」だけ付け足して敬語表現として済ませてしまうという、いわばインスタントな対等(「ため口」)意識が蔓延しつつあるということでしょう。とりわけ若い世代では「だと思います」→「と思うかも…」→「とか…」「なんちゃって」「…ってのカンジ!?」程度で通じ合っています。 もはや、日本語の文章表現事情は解体されて、受ける補語が文であろうがあるまいが、文法意識など何のその、はやりの口語表現(いわば「しゃべくり」言葉)においては、なんでも最後に「…って感じ。」を付ければ、それなりにまかり通ってしまっています。 ・おっしゃるとおりって感じ。 ・震災の中では生き延びただけでも幸せって感じ。 ・官房長官の言うことは本当って感じ。 ・原子力安全委員の人が言っていることは、すべて間違いって感じ。 ・これは、日本人にとっても難しい(こと)って感じ。 ここで、「と思う」の「と」について、少し文法的側面から触れておきます。 1.原則として格助詞としての「と」は体言(または体言と同資格の語句)につく。 2.ただし、一人称話者を主語とした「~と思う」という「思考や陳述の<と>」はじめ、一般的には「引用の<と>」としての場合では、体言の他に文あるいは分相当の語句や擬声語を受ける。 3.指示を表わす「指定の助動詞」のレベルに至っては用言、文、句も受ける。 4.この指定が更に会話語化してくだけて、「と思って」「と言って」「として」「とて」の意味を持つようなレベルを通して、ついには「…って感じ!?」のように、何にでも受けられそうな「魔法の呪文」さえも生まれます。もちろんそこには文法意識や敬譲表現意識など端(はな)から存在しませんが。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。日本語は難しいですね。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
- cxe28284
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質問者さんが、例文として出されている文章は普通の会話では特に違和感は感じません。 形容詞の場合は終止形が「い」で終わるので、 この問題はとても難しいと思います。 こんなことになって、とても情けないと思います。 もうそろそろ桜も見頃で、きっと美しいと思います。 その判断は正しいと思います。 形容詞の場合はこれで良いと思います。 形容動詞の場合は終止形が「だ」なので 言葉ははっきりと発音する事が大切だと思う。 現場はとても悲惨だと思う。 料理が上手だと思います。 交通が便利だと思います。 以上でいいと思います。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。参考になりました。本当にありがとうございました。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。質問文の添削もとても助かりました。本当にありがとうございました。