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真空管の規格の読み方について(最大プレート電圧)
- 真空管の規格の読み方について知りたい。特に最大プレート電圧の解釈が分からない。
- 電力増幅管と電圧増幅管の違いと、最大プレート電圧の意味について教えてください。
- データシートの例を挙げながら、プレート電圧と動作点の関係について説明してください。
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2C21のAクラス動作例を見ますとプレート電圧250v、バイアス-16.5v時プレート電流が8.3ma流れます。最大プレート損失は2.1Wです。動作例では2.075wですから定格内となります。信号が入りグリッド電圧が0vの時、-33vの時の電流と電圧の積(プレート損失)も2.1w未満でなければなりません。と言うように最大プレート電圧は動作点で変化します。真空管が壊れる電圧とは違いますので参考に。2C21を出力管に使用する場合出力トランスのインピーダンスは相当高く30KΩ位でないとうまくないようですが。パラレルに使用ならその半分でいいことになります。試しに特性カーブの上に30kΩの負荷線を引いてみてください。電圧の300Vから電流の10maのところに直線を引き。それが250V、-16.5vの点を通る様に並行移動させます。バイアス0v、-33Vの電圧電流の積が2.1W未満で有ればいいと思います。で、色々負荷線を変えてみて最大プレート損失を超えない動作点を求めてみてください。パラシングルで1w位期待出来そうですが。
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>250Vを超えてしまうのではないか? プレートに印加した電圧を越える事は物理的に 有りません、では、どうなるかプレート電流は飽和状態 ですので、それ以上は増加しません、入力信号が頭打ち の状態になります、つまり歪となるのです。 そのような信号は入力過多ですので、小さくしなければ なりません。 >電力増幅管は値が張るので、電圧増幅管で代用したいのですが これは、軽自動車に10トンの荷物を乗せるようなもので、 真空管が壊れます。 電力管は名前の通り電流を多く流せるようにプレート損失が大きく 作られています電圧増幅管に比べて全てが頑丈に作られています。 だから値がはります。 役目(規格)に合った所に使用しなければ、その真空管の能力を 100%発揮する事が出来ません。
補足
ご回答ありがとうございます。 >役目(規格)に合った所に使用しなければ、その真空管の能力を >100%発揮する事が出来ません。 おっしゃるとおりだと思います。 ただ今回はちょっとばかり特殊で、6畳程度の小さな部屋用の小出力 アンプをつくろうと思い、このような質問をさせていただきました。 説明不足であったことを深くお詫びいたします。
補足
ご回答ありがとうございます。 >真空管が壊れる電圧とは違いますので参考に。 ということは、例えば10Vppの信号を入力する場合、プレート電圧300V バイアス-25Vの位置に動作点を置いても、-20~-30Vにおいて損失が 2.1Wを超えなければ問題ないということでしょうか? (普通はこんな使い方しないと思いますが) あくまで効率よく電力を取り出す参考値ということですか?