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カリ活用に終止形はないか?
カリ活用は、広辞苑によれば、(形容詞連用形語尾クに動詞アリが結合してできた活用で、語尾が「から・かり・かり・かる・かれ・かれ」と変化するもの。現在は形容詞の活用に加えるが、形容動詞の活用の一とする説もある。)とある。形容動詞は、広辞苑によれば、(ーーー文語では、名詞にニアリの結合した「静かなり」(ナリ活用)、名詞にトアリの結合した「泰然たり」(タリ活用)がある。ーー(カリ活用)を加える説もある。活用はラ行変格活用にーーー。)とある。カリ活用が形容詞、形容動詞のいずれであってもカリ活用に終止形はないと言いきれるものでしょうか?
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- OKAT
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回答No.2
あなたがお調べになったとおり、諸学説がありますが、学校文法では「橋本新吉」博士の、「形容詞」の活用の中に組み込まれてしまった。というのが通説になっています。 未然 連用 終止 連体 已然 命令 く く し き けれ ○ から かり (かり) かる かれ かれ これは「ク活用」の場合で下の段がカリ活用系 終止形の(かり)が( )の中にかいてあるのは、出てくる例が少ないから。 使用例をあげて置きます。 『またある時には、え避らぬ馬道の戸を鎖しこめ、こなたかなた心を合はせて、はしたなめわづらはせたまふ時も多かり。』(源氏物語・桐壺の巻の第三段) ___
noname#160411
回答No.1
形容詞「多し」には終止形に「多かり」があると文法書にはありますが。
お礼
有難うございました、標準の文語文法である源氏物語で使用されていると言うことは大いに参考になりました。カリ活用に終止形がないというのはおかしいと思って質問したのですがやはり間違いですね。