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測定値のばらつきについて
精度管理のとりまとめをしている者です。 ある機関から提出されましたHPLCの5回の繰り返し試験の測定値がすべて同じ値でした。 回収率100%です。 こんなことってあるのでしょうか? 理由を考えたのですが、機械の再現性が良いのか、前処理方法が良いのか考えたのですが よくわかりません。 うがった見方をすれば、前処理を1回のみ実施し、その試料で5回のデータをとったとも考えてみたのですが。 それでもすべて同じ値になるものなのでしょうか? どんな原因が考えられるのかご教示お願いします。
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- DLIVE
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No.1です。 No.2でelpkcさんが回答されているように、面積百分率が記載されたクロマトグラムを入手するのが一番だと思います。 併せてエクセルなどの計算表を入手すれば、入力ミスや計算式のミスなどをまとめて確認できます。 >ちなみに、データは小数点以下3桁まで求めております。 >これから推測すると、上(3)に該当する思われるのですが・・・。 これは、回収率100%というのが計算結果として1.000であるということでしょうか。 すると、例えばクロマトグラムグラムの面積百分率が7桁で出力された場合、百の位を四捨五入して上から4桁の数字の並びが同じということになります。(←絶対検量線法の場合です。内標法の場合はSample/ISの値において同様に4桁の数字の並びが同じということになります。) kgh10614さんが扱っている試験系と私が扱っている試験系が違うこともあるでしょうが、私の経験では5回の繰り返し試験結果で4桁の並びが全部同じというのはありません。 kgh10614さんが取引されている”ある機関”にもQCやQAのシステムがあると思いますので、単純な入力ミスなどは可能性としては低いでしょうね。
- elpkc
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全てのクロマトグラムを提出してもらったらどうですか? 計算上同じ濃度となったとしても、面積値が全く同じということは通常ありえません。
- DLIVE
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”HPLC”と”回収率100%”という言葉から推定すると、有機化合物の添加回収試験の結果でしょうか? 私の経験からすると、複数回試験した結果の平均値が100%に近い値になることはあっても、すべての測定結果と平均値が揃って100%になったのは見たこともありません。 ただ、たまたまそうなったということはあるかもしれません。(とても特殊なケースだと思います。) >前処理を1回のみ実施し、その試料で5回のデータをとったとも考えてみたのですが。 これは、機械の再現性を考えると一般的には同じ値を与えることはないと思います。 しかし、HPLCの試料濃度が大きいためクロマトの面積百分率が大きな値を与えていると、機械の再現性におけるばらつきの大きさが濃度計算において無視できるほどになっていることがあるかもしれません。 精度管理をされている方であれば、当然疑いたくなる結果です。 当該試験のHPLC測定をする前にシステム再現性の測定を行なっているでしょうから、そのデータのばらつきと、試験法のバリデーションの結果を確認してみてください。 あとは、データの計算処理にエクセルなどの表計算ソフトを使用していると思いますから、計算式や端数処理の方法などに問題がないかも確認したほうがいいかもしれません。
お礼
早速のご回答、どうもありがとうございます! >>”HPLC”と”回収率100%”という言葉から推定すると、有機化合物の添加回収試験の結果でしょうか? はい、そのとおり有機化合物です。 添加量を0.150g/kgに設定しましたので、試料濃度は大きいです。 (1)システム再現性のデータのばらつき (2)試験法のバリデーション結果 (3)データ計算処理の計算式や端数処理方法 以上の3点について、検証実施のアドバイスをいただきどうもありがとうございました。 当方で入手しているデータは「試料採取量g」「分離精製法=前処理方法」「測定器械メーカー」 の情報とスタンダードのうち、1つの濃度のクロマトグラム、5つのサンプルのうち、1つの濃度のクロマトグラムの共に写しをいただいているのみなのです。 それから、原因を推測するのは難しいですかね。 ちなみに、データは小数点以下3桁まで求めております。 これから推測すると、上(3)に該当する思われるのですが・・・。 御回答をいただけるとうれいしいです。 よろしくお願いします。
お礼
elpkc 様 そのとおりですよね。 すべてのクロマトグラムの提出をお願いしようと思います。 どうもアドバイスありがとうございました。